2017年10月21日

ZUNTATA30周年おめでとうライブやります!!!

August 4 2017, ZUNTATA 30th LOVER's LIVE NISHIOGI TURNING EARTH.

超気合い入れてやります。


主催者挨拶

しんざきの演奏グループ、「Empanadillas」の紹介ページはこちら。


◆日程
2017年10月21日(土)
開場: 15:30/開演: 16:00

◆会場
劇場型ライブスペース/レンタルホール
西荻ターニング

◆予約
前売券3,000円
当日券3,000円 (ドリンク引き換えチケット込み)

予約は以下のサイトよりお申し込みください。



ライブ名は「きゃっち・ざ・はーと!ZUNTATA30周年おめでとうライブ」。日程は2017年10月21日。

全ての曲がZUNTATA BGM、当然ZUNTATA様に許諾もいただいている、1から10までZUNTATA尽くしのライブです。

私自身は、民族楽器系演奏バンド、通常「餃子」ことEmpanadillas(エンパナディージャス)にて、主にケーナで演奏参加させて頂きます。民族楽器編成ならではのアコースティックな演奏をお届け出来るのではないかと思います。

上記ライブ告知ブログで、おいおい情報公開も進めて参りますので、ZUNTATA好きな方は是非ご注目ください。チケット予約は下記サイト「TIGET」から可能です。


ちなみに、TIGETにアクセスするとユーザー登録とかお勧めされますが、別にユーザー登録しなくてもそのまま窓閉じて予約出来るんで予約したい方はお気軽に & お早目にー。


個人的なZUNTATAへの思いを綴り始めると長くなるのですが、私は一時期の人生の95%くらいを投入した「ダライアス外伝」を始め、ゲーム人生の中でもかなりTAITOゲーに偏ったゲームライフを送っているものでして、古くは奇々怪界やバブルボブルから新しきはDARIUS BURSTまで、ZUNTATA BGMが絡むと万事のテンションが2レベルくらい上がります。超素敵ですよね、ZUNTATAサウンド。あと、ZUNTATAじゃないんですがガンフロの砂漠の山嵐も好きです。

お時間ある方は、よろしければこちらもどうぞ。過去に書いたZUNTATA絡みのゲームタイトルについての記事です。


レトロゲーム万里を往く その35 〜ダライアス外伝〜

レトロゲーム万里を往く その83 レイストーム

1コインクリアの為のダライアス外伝講座

ダライアスバーストがシューティングゲームに慣れない人の為の「STGの入り口」にいいんじゃないかと思う、4つ以上の理由。


STG初心者の方に送るダライアスバーストCS講座

レトロゲーム万里を往く その64 バブルボブル

レトロゲーム万里を往く その60 奇々怪界


ということで、10月21日、皆さんに全力のZUNTATA BGM演奏をお送りしたいと思います!よろしくお願いしますです。

今日書きたいことはそれくらいです。
posted by しんざき at 21:08 | Comment(0) | フォルクローレ・ケーナ・演奏関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

デマかそうでないかに関わらず、ネット私刑は法整備して取り締まるべき

ねとらぼさんの、この記事を読みました。

神奈川県の東名高速道路で2017年6月、ワゴン車が大型トラックに追突され夫婦が死亡した事故で、無関係な企業が「容疑者の勤務先」としてネット上で拡散され、中傷や嫌がらせの電話が殺到するといった被害が起こっていることが分かりました。
これですね、ちょっと、当たり前のようで重要な前提を確認しておきたいんですが。

まず、

「無関係だろうがそうでなかろうが、私人が事件の容疑者や身内に私刑を行うのは犯罪」

ですよね?ここブレちゃいけないですよね?

これ、そもそも嫌がらせの電話を受けているのは、事件の容疑者と何の関係もない企業なので、それはそれでひど過ぎる話なんですけれど、「たとえこれが本当に容疑者の関係者だったとしても、あるいは容疑者本人であったとしても、個人情報を晒したり、嫌がらせの電話をしたりするのは犯罪以外の何者でもない」というのは当然の認識としてみんなが持っておかないといけないと思うんですよ。

これ、私、以前から何度か同じようなテーマのこと、書いてます。



今回のケースも、結局スマイリーキクチ氏の中傷被害事件と同じ構造ですよね。誰かが、主観的な正義感に基づいて「犯人」の個人情報探しをして、溜飲を下げる為にそれをネットに晒して。で、それに、同じく色んな「溜飲を下げたい人」が食いついて。

何度も言ってるんですが、

「私人が、誰かの個人情報を「犯罪者」「容疑者」として晒すと、どこかで絶対にデマが発生するし、それに基づいてスマイリー菊池氏のような冤罪ネット私刑が発生するし、それ以前にそもそも私刑はやってはいけないこと」

なんですよ。

どんなひどい事件であろうと、感情に任せて「犯人探し」「身内探し」なんてやっちゃいけないし、それに基づいて晒された情報なんて信じちゃいけないし、勿論拡散してもいけないし、ましてその情報を元に身内叩きなんて絶対やってはいけないことなんです。

これ、「いつどんなタイミングで、自分が標的になるか分からない」ことですからね?これを書いている私だって、読んでいるあなただって、本当にどんな拍子で、「容疑者」「容疑者の身内」として糾弾されることになるか分からない。そして、それに対して反撃、ないし防御するのは本当に難しい。ヘタすると半永久的に、身に覚えのない「犯罪」の「犯人」として、自分の顔や名前が晒され続けかねないんです。

大げさでもなんでもなく、我々はそんなケースをもう何度も何度も見ている。


これが例えば、「万引き犯の顔写真を店が晒した」みたいな話になると、とたんに「よくやった!」とか「警察が動かないから仕方ない」みたいな意見が出てくるの、正直個人的には理解不能です。間違えるんですよ?警察ですら間違えることがあるのに、店が間違えない保証がどこにあるんですか?

もし間違えて、その無関係な他人に「犯人叩き」が始まったら本当に取返しが付かないし、たとえ間違えていなかったとしても「その容疑者を無関係の皆で寄ってたかって叩く」ことに一体どんな正当性があるんですか?

例えば、宮崎勤事件で、彼の父親が周囲からの中傷に耐えかねて自殺してしまった件とか、ちょっと前にもtwitterなんかで話になってましたよね。まああの時は報道もひどいものでしたけれど、無関係の人たちによる中傷被害もホントひどいものでした。

司法と何の関係もないところで、「単に誰かを叩いて気持ちよくなりたいだけの人」が、(犯罪とは無関係かも知れない)私人に対して私刑を行う。これが正当化されるケースなんて存在するんですか、っていうのが私にとっては物凄く疑問です。


そこから考えると、「(実際に容疑者、容疑者の身内であるかどうかに関わらず)誰かの個人情報を、何かの事件に結び付けてネットに晒す」「その晒しを見て、対象に対して何かしらの嫌がらせを行う」という、いわゆるネット私刑って、速やかに法整備を行ってきちんと取り締まらなくてはいけないんじゃないかと強く思います。


今回のような、ある意味実際の事件以上におぞましいネット私刑が、出来るだけwebで発生しないようになることを祈念しております。


今日書きたいことはそれくらいです。






posted by しんざき at 07:32 | Comment(16) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月14日

文章を読む時脳内で声が再生される人、されない人

脳内で声がしません。


いきなり何を言っているのか、ついにトチ狂ったかと思われるかもしれないですが、いわゆる内言の話です。

どうも世の中には、文章を読んだときに脳内でその音声が再生される、つまり「文章を読む声がする」人と、しない人がいるようなのです。あなたはどうでしょう?今、脳内で声、してますか?

しんざき奥様は心理学畑の人で、もともと大学では心理学を専攻していました。で、何がきっかけだったのかよく覚えていないのですが、「内言というものがよく分からない、というか脳内で声が再生されるという感覚が分からない」という話をしたら、なにやらびっくりされたのです。

しんざきは、文章を読んでも、その文章を読む声が脳内で再生される、ということがありません。昔から、多分こどもの頃からずっとありません。文章は、「文字のかたまり」「情報のかたまり」としてそのまま頭に入ってきて、そのまま処理されます。声とは結び付きません。

それが普通というか、脳内で声がするとか怖、神のお告げやんそれ、みたいに考えていたところ、しんざき奥様にとっては「文章が声で再生される」という方が普通だった為、割と根本的なところで感覚が全然違っていて二人ともびっくり、というような次第だったのです。

ふと興味がわいてきたのでTwitterでアンケートをとってみました。投票という機能を初めて使いました。

まだ時間は残っていますが、おおむねある:ないが8:2くらいの割合で安定して推移していますので、多分これくらいの割合が妥当なんだろうと思いました。とはいえ勿論クラスタで偏っている可能性はあります。

なるほど、確かに「文章を読む声が脳内で再生される」人の方がかなり多いようです。とはいえ、声がしない人もそれなりの割合で存在します。

ちなみに、Twitterで質問をされたのですが、


・マンガや小説がアニメ化された時、声に違和感を感じることがないか?あるとしたら脳内で声を想定しているということでは。

→そもそもアニメをあまり観ないので、あまりそういう経験をしたことがありません。。。ただ、確かに、「この声合わない」みたいな感覚は分からないっちゃ分からないです。関係ないですが、闘神伝(初代)のカインの声をきいて「声ふとっ!!」とか思ったことはあります。


・何桁かの数字、例えば電話番号とかを覚えるときって、字面で覚えるのか?

→字面で覚えますね。。。幾つかの数字をワンセットで処理したりはするかも知れません。


・楽譜を読んでも音がしないか?

→すいません楽譜が読めません。。。ただ、例えば「ドレミー」とか書いてあってもドレミの音が脳内で再生されたりとかはしません。曲を思い出してその曲を脳内再生することは出来ます。


上のはあくまで私の感覚なので、多分人によって違うんだと思います。「オンオフの切り替えが出来る」という人もいれば、「読む時は声がしないけど、書く時は声がする」という人もいました。

この辺、人によって感覚が全然違うようで、なかなか面白いですよね。「文章を読む」という、すごく基本的なところでも、根本的なところで受け取り方が違うというのは、同じ人間なのに興味深いなーと思った次第です。

ということで、今日書きたいのはそれくらいです。









posted by しんざき at 07:34 | Comment(28) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

各政党は、「親が子どもを安心して遊ばせることが出来る無料屋内施設の充実」という政策を検討してもらえないものでしょうか

いやこれ、結構切実なんですよ。ないんですホント。身近で行けるところっていうと、点々とある児童館くらいしかなくって、しかもその児童館でもおもちゃがちょこちょこ減りつつあったり、場所によっては児童館自体閉館してお年寄りのふれあいコーナーになってしまってたりする。

しんざきは3児の父親でして、長男はもう10歳なんで子ども同士でも色々遊べるんですが、長女次女5歳は親と遊びたがることが非常に頻繁です。

例えば雨の日とか、あるいはすげー暑い日とか寒い日とか、体力的に屋外はちょっと厳しい時とか。「子どもを遊びにつれていきたいけど公園はちょっと厳しい」みたいなタイミングってしばしばあります。テング熱やら光化学スモッグやらで、外遊び自体を控えないといけないこともあります。

けど、そんな状況でも、子どもをどこかに連れて行って遊ばせてあげたいことも勿論あります。

なにせ家の中で子どもが退屈していると本当にろくなことが起こらないものでして、テレビやらDVDやら見っぱなしだと目にも悪いし運動不足にもなるし、親の気晴らしとしてもちょこちょこ子ども連れだして一緒に遊びにいきたいわけです。

屋内遊戯施設って勿論あるんですよ、色々。アソボーノとかボーネルンドみたいながっつり遊べる施設。キッザニア。アンパンマンミュージアム。地下鉄博物館。水族館や科学館。勿論、デパートのキッズコーナーだって立派な屋内遊戯施設です。

ただ、そういうところの多くって、結構お金がかかるんですよね。ボーネルンドやキッザニアなんて言うに及びませんが、イオンやらデパートだって、何だかんだで色々出費が嵩んだりする。交通費だって馬鹿にはなりません。


そこから考えると、「ある程度安心して子どもを遊ばせることの出来る、無料・ないし安価の屋内遊戯施設」って、実はすごーーい需要あるんじゃないかと思うんです。


私本当にこれ復活させて欲しいと思うんですが、昔、「東京都児童会館(通称渋谷児童館)」って施設が渋谷にありまして、これが無料でがっつり遊びまくれる施設で超面白かったんですが、2012年に施設の老朽化とかで閉鎖しちゃったんですよ。その内再開するかもという話もあったんですが、5年経っても全く音沙汰がない。その間にこどもの城まで閉館しちゃったわけです。

勿論、それ以外の施設が全くないかというとそういう訳ではなく、例えばグロースリンク勝どきとか、西新井のギャラクシティとか、非常にいい感じで、かつ利用料も低額な施設もあるにはあるんです。

ただ、絶対数が少ない。ほんと少ない。本当にこれどうにかしてくれよと思うこと大なわけです。

たとえばこれが横浜だと、結構あちこちに「こどもログハウス」というのがありまして、これ本当、いい感じに遊びまくれます。大雨大風どんとこいって感じです。


洋光台のこどもログハウスにきた!!超遊びでがある!

超楽しそうな雰囲気が伝わるでしょうか。地下迷路やら屋内アスレチックやらあって、正直子どもと一緒に私も遊び倒しちゃうレベルで楽しいんですが。しかも利用無料。

このこどもログハウスと同レベルの屋内遊戯施設が、東京23区にもあちこちにあればいいのに…!!と歯噛みすること大なわけです。せめて各区に1つ、出来れば2つくらい。切実です。

ただこれ、まあ勿論都政と国政は別であって、どちらかというと地方選挙の話になるかとは思うんですが、現在の各党の政策を見る限り、「子どもの遊び場」的な部分に触れてる党って見渡す限り一つもないんですよね…


まあ勿論保育園や保育士さんの待遇の問題は重要ですし、教育無償化も同じく重要なテーマだとは思うんですが、「子どもの健やかな成長(あと親のストレス軽減)の為にも、「遊び場の充実」というのは重大かつ喫緊のテーマになり得る」とは私は強く思っておりますので、その辺各党の皆さまには是非ご検討を頂ければと思います。

今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 07:27 | Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

仲間・身内と一緒だと途端に頭を下げられなくなる人


そういう生態の人がいる。実際に、いる。

以下、そんな厳密な話でもないことはご承知おき頂きたい。雑感だ。

こういう人は、一人だと意外な程大人しい。礼儀正しい、とまではいかないことも多いが、まだ割と大人しい。注意されたらふてくされながらも謝るし、強く出られたら逃げる。

が、例えば仲間の前とか、彼女の前なんかだと途端に豹変する。自分の非がいかに明確でも認めないし、注意されたら逆ギレするし、時には暴力的に恫喝することもある。


これ、いろいろ観察したり話を聞いていると、「仲間と一緒なので気が大きくなる」というシンプルなものとはどうもちょっと違うらしい。


むしろ逆だ。「仲間の前で頭を下げることになると、仲間の間での序列が下がるようで、それに耐えられない」「仲間に弱みを見せられない」「仲間の前で注意されると、恥をさらされたようで無性に腹が立つ」という心理のようなのだ。勿論、「強く出ても集団であれば反撃されにくい」という前提条件みたいなものはちゃんと計算しているのだろうが、本人の気分的には防衛意識に近い、らしい。主観的には、「立場を守る」「自分を守る」為にやっていることなのだ。

だから彼らは、「別に相手を脅すつもりではなかった」と言う。「注意されたから反撃しただけ」と言う。飽くまで「反撃」なのだ。


身内の前で注意されること、非を認めることに耐えられない。


こういう話は、私が関東圏のとある田舎に住んでいた頃、町内会の知人から聞いた話だ。町内会というのは、どうも地域によって年齢層にかなりの開きがあるようで、私が今住んでいる東京区内では60未満の人など私を含めて数える程しかいないのだが、その田舎町では20代、30代の人もそこそこの人数、いた。多分、小さな町の中だけで人材が還流しているので、小さな規模ながらもそこそこ世代交代が回っているということなのだろう。

田舎町の町内会というのはなかなか面白い組織であって、本当に色んな職種、色んな世界の人間が集まる。地元の有名校の校長先生と、暴走族をやっていたらいつの間にか40近くなっちゃいました、みたいな人が普通に同じ場所でビール飲んだりしている。あの空間は結構面白い。

ただ、そんな中でも私は、この「仲間・身内と一緒だと途端に頭を下げられなくなる人」の存在を、田舎のオラついている人たちの間だけで観測出来る習性だと思いこんでいた。いわゆる「DQN」と言われるような人の特徴だ、と。


どうもそうでもなさそうだ、と思うようになったのは割と最近のことだ。


東京に出てからも、形を変えて、この手の習性は結構な範囲で観測できるようだということを知った。下記は、私が実際に観測した、「子どもの前では謝れない」というお父さんの話だ。



東京で、普通に会社勤めで、普通に立場もある人の話だ。この人と上記の人たちの共通点は、


・普段は大人しい
・身内の前では急に謝れなくなる
・謝ることを「弱みを見せること」だと考えている
・謝れない時に態度が妙に攻撃的になる


この辺りだ。どうも、心理傾向的に根差しているものは同じものである、ような気がする。

そう気づいた時、ちょっと怖くなった。

上記のお父さんの話を書いた時も、「自分はそうではない」と私は思っていた。非を認めることは、むしろお手本として子どもに見せるべき姿だ、と思っていたし、今でもそう思っている。

けれど、この心理傾向がそう特殊なものではないということは、多かれ少なかれ誰にでもそういう傾向はあり得る、ということだ。自分は無関係だと断言するのは難しいということだ。

謝ることは恥ではない。非を認めるのは恥ではない。

しかし自分は、本当に「身内の前で謝ることを恥と考える」傾向と無縁なのだろうか?


webでは「謝ったら死ぬ病」という言葉があって。明らかに非があるのに、それを指摘する人に対して妙に攻撃的になり、絶対に非を認めない、という人はそんなに珍しくない。

で、そういう人と、例えばDMで、一対一でやり取りすると、案外大人しかったり、非を認めることが普通に出来る人だったりする。

これも、言ってみれば「身内(フォロワー)が見ている前で謝ることは出来ない」という、一種の共通した心理傾向なんじゃないかなーと、なんとなく私は想像する。


仲間・身内と一緒だと途端に頭を下げられなくなる症候群というのは、実は極めてありふれた症例なのではないか。自分がその症例と無縁かどうかというのは、誰しも慎重に判断するべきことなのではないか。


東名高速の事故の話を見て、なんとなくそんな風に考えたのだ。


posted by しんざき at 23:49 | Comment(10) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

「ロンフォール」で前からやってみたかった多重録音というものに挑戦してみた

はじめてのたじゅうろくおんです。

はじめてのロンフォール

自分の未熟さを晒すのは重要なことだと思うので遠慮なくさらしてみます。

しんざきは基本、徹頭徹尾生音楽器の人であって、ケーナとサンポーニャ、あと遊び程度のチャランゴくらいしか触ったことはありません。当然、DTMというものに手を出したこともありませんし、ミキサーの使い方もいまだによくわかりません。

が、以前から一度「多重録音というものをやってみたい」と思っていまして。今日、長女次女の運動会が終わった後、たまたま時間が空いたので、ふと思い立って多重録音というのをやってみることにしました。

FF11のロンフォールという地方の曲がめっちゃいい曲で、以前から音をとっていたので、これを機会にと挑戦。取り敢えずケーナの上下をそれぞれ録音して重ねてみました。

使ったツールは、@hagefatさんに教えて頂いたRadioLineです。


で、まずはケーナの上下だけで録音して重ねてみました。

ロンフォール_試奏

おお、すげえ直観的に重ねられる。すげー便利。

じゃあ折角なのでチャランゴも録って合わせてみようかと思いまして、

・コードを録ろうとする
・さっぱり録れない
・奥様に泣きついて録ってもらう
・何故かそのまま奥様にリズム指導を頂くことになる

という華麗なコンボを決めました。持つべきものはピアノが弾ける奥様です。

ただ、幾つか学びを得たこともあって、

・ケーナを二本重ねるだけならそんなに難しくないけれど、チャランゴを重ねようとするととたんにちゃんと合わなくなる
・最初にリズム楽器を録って、そこに管楽器を乗せる形で録音すべきである

ということが分かりました。日々勉強です。

あと、奥様が編集をめっちゃ楽しんでいたので、引き続き奥様にサポートを頂いて色々やってみたいと思いました。

今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 17:57 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月08日

長男と一緒に地下謎2017をクリアしてきた

大変面白かったです。


これで三回目となる「地下謎への招待状」への参加。毎年この時期になると長男がやたら張り切りまして、大体私と長男の二人旅でメトロに乗り倒すことが恒例となっております。

長男と二人で地下謎に挑戦!! #地下謎

色々な謎を解きながら東京中を探索することになる、「謎解き街歩きゲーム」。そんな中でも地下謎はしんざき・長男チームの大のお気に入りタイトルです。

今回は途中で、長男が通っている塾の組み分けテストがあったんで一時離脱を挟みながらだったんですが、結局4〜5時間でクリア出来たんでしょうか?今回もやたらめったら大がかりというかとにかく謎解きのインフラがよく出来ておりまして、大変楽しませていただきました。

ということで、日記を兼ねてネタバレなしの感想を箇条書きで書かせていただきます。

・参加料は2,160円、あとサイトにも書いてありますが、途中「謎付きミネラルウォーター」を100円で購入することになります
・1日乗車券がついてくるのでメトロを乗り倒すことになります。1日乗車券便利。
・長男は電車好きなので、そこかしこで「あ、レア車両だ!」「あれも新型車両ー!」とか喜んでおりました
・謎の難易度自体は、2016より若干簡単になっていたような気がします。こちらが慣れただけかも知れませんが。
・ヒントサイトがあるので謎解きに慣れていない方にも安心だと思います。ただしスマホ必須。
・2nd Missionからが本番、というか特に2nd Missionの謎が出色
・2nd Mission以降の謎については、解いていて思わず「いやこれマジかよ…」とつぶやいてしまった
・よくあんな謎解き思いつくなあ…と正直感心しきり
・今回も「地下謎ならでは」のアイディア満載の謎解きで大満足でした

という感じです。というか私、地下謎の醍醐味は「謎を解いても自分がどこにいくことになるのか分からない」という迷子感というか目的地が分からないスリルだと思っているんですけど、今回もそれを目いっぱい楽しませていただきました。スタッフの皆様に感謝です。

唯一、車いすの方とか、足の不自由な方でも遊べたらもっといいんだろうなーとは思いました。結構階段が多いんですよね。

普段降りたことがない駅で頻繁に降りることになる、というのも地下謎の面白さだと思いますので、未体験の方はいかがでしょうかー。


これで、今までクリアした謎解きは以下のような感じになりました。





謎解きはやたら歩くことになるので運動にもいいですし、子供も喜ぶのでご家族の方にもおすすめですー。

今日書きたいことはそれくらい。

posted by しんざき at 09:19 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

ゲームハードというものは、多分一人一人にとって違うものなんだ

これは反省を込めての話なんですが。

昨日の記事につけて頂いたブクマコメントを見ていて、つくづく感じ入ったことがありまして、

「みんなにとってそれぞれのセガサターンがあるんだなあ」

ということなんです。


サターンって面白いハードでして、セガサターンの話が始まったとなると、なんか色んな人がわらわらとやってきて、自分にとっての「サターンの名作」について語り始めるんですね。そういえばこの記事でもそうでした。


皆さんが挙げるタイトルって、当たり前ですけど皆人それぞれで。一人ひとりにとって「自分のセガサターン」というものがあって。

これは多分、サターンだけでなくどんなハードでも同じだと思うんですが、ハードから得られる体験って10人いれば10人違うんですよ。一つのハードに無数のソフトがあって、どのソフトを遊ぶかによって丸々体験は変わってくるので、当たり前といえば当たり前なんですが。

だから、私にとってのセガサターンは「主にSTG、特に移植ものSTG、あとガーヒー他プラスアルファのセガサターン」だった訳なんですが、それは他のセガサターンに否定されるものでも、他のセガサターンを否定するものでもなく。

そういう意味では、「セガサターンといえばギャルゲー」という言葉がたとえ単発だったとしても(単発ではなかったわけなんですが)、それはそれで「誰かにとってのセガサターン」だったと思うんですよ。そういう意味で、早とちりだけでなく狭量だったなー、と反省することしきりなわけです。


実際サターンのギャルゲー名作もたくさんありますしね。ウィザーズハーモニー、エターナルメロディ辺りは私も通った道です。エターナルメロディはめっちゃ面白かったけど、アレももう20年以上前なんですね。。。あとこれは私の知人の話なんですけど、「俺にとってのラブプラスはRoommate 井上涼子だけだ」っていって頑なに井上涼子との愛を育み続けてた人がいました。懐かしいですね。

誰かにとってのセガサターンが、他の誰かにとってのセガサターンを否定してはいけない。それは地獄への道だ。

そう反省した次第です。申し訳ございませんでした。


けどもし「サターンはギャルゲーだけ」という言い方をする人がいたら、にっこり笑顔で大量のサターン名作をお勧めする所存です。よろしくお願い致します。

一旦以上です。


posted by しんざき at 07:16 | Comment(1) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

セガサターンはなぁ!セガサターンってのはなぁ!!

(追記)

すいません、下記記事、末尾にも記載しましたが、ねとらぼさんの前編記事を完全に頭から飛ばして書いてしまっております。申し訳ございません。。。

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なんなんだこのタイトル、と思った方もいらっしゃると思います。 落ち着いてください。 > 私

ねとらぼさんのこの記事を拝見しました。


サターンと言えばギャルゲーです。

分かってない…お前は!!何も!!何も!!!!分かってないんだ!!!!!

実際のところ「サターンと言えばギャルゲー」というセンテンスは実はそう珍しいものではなく、結構あちこちで聞くことがあるフレーズなのですが、私のような面倒くさいセガ好きおじさんを憤激させることしきりなので牛に見せる赤い布的に使うといいと思います。

ということで、今回の記事では、皆さまにサターンが!!!どんなに!!!!!素晴らしいハードだったのか!!!!!ということを、主にサターンで発売されていたゲームソフトの紹介を中心にご説明したいと思います。


〇移植ものSTGのセガサターン

セガサターンは、その素晴らしいグラフィック処理性能を背景として、「ゲーセンで遊べたあんなゲームやこんなゲームが、ご家庭でも満足のいく移植度で」遊べるというハードでした。これは、かつてX68000が欲しくても買えなかった一般的なゲーマーにとって、何よりも魅力的な特徴の一つだったのです。

そして、その特徴は、特にアーケードからの異色STG畑で縦横無尽に発揮されていました。

私が思いつく限り、セガサターンにおける下記のようなタイトルは全て余すところなく良移植作でして、勿論完全移植かというとそこまでは言えない部分も多いのですが、少なくともシューターがゲーセンに行けない時、家庭で夢中になって遊べる程度には素晴らしい作品揃いだったのです。

・ダライアス外伝
・レイヤーセクション(レイフォース)
・バトルガレッガ
・ガンバード
・蒼穹紅蓮隊
・メタルブラック
・戦国ブレード
・ソルディバイド
・レイディアントシルバーガン
・ティンクルスタースプライツ

この辺については、どれもこれも素晴らしい移植度揃いの名作だったことを保証します。

特に個人的には、ダライアス外伝の素晴らしい移植作の記憶が濃い。濃すぎるくらいな感じなわけです。一部ボスで処理落ちが発生する点で、完全移植と言い難い部分はあるのですが、そのおかげで逆に弾避けのパターンが作りやすく、「ゲーセンに行く前に徹底的にSS版で練習する」という一切無駄のないムーブが可能でした。ダライアス外伝自体が素晴らしい、本当に素晴らしい超絶名作であることは今更言うまでもないのですが、以前書いたのでこちらを読んでください。Tゾーンの夕陽に勝る夕陽、Yゾーンの虹に勝る虹を、私は未だに見たことがありません。


あと、蒼穹紅蓮隊の移植も素晴らしかった。遊んでる感覚ということもさることながら、プレイを重ねるごとにオプションが追加されていって、「特別視聴」で魔法大作戦、疾風魔法大作戦、バトルガレッガの曲が聴けるところなんてファンサービスの極致と言ってもいいでしょう。

そして、言うまでもないSS版バトルガレッガ。およそ、「縦シューの家庭用移植」というジャンルの中で、SS版バトルガレッガ以上に評価が高い作品というのは数える程しかないのではないでしょうか。単なる移植度もさることながら、細かいオプション設定で初心者の登竜門にもなり得る移植は、家庭用移植というものを知り尽くした開発陣の珠玉作といっていいでしょう。

また、移植度的には若干の問題があったとはいえ、怒首領蜂、ウルフファング、ナイトストライカー、ガンフロンティア辺りも十分に遊べる出来でした。特にナイストは、置いてあるゲーセン自体が少なかったので、多少の操作感の違いには目をつぶってSS版を遊び倒すのが専らでした。


何?STGは移植ものばっかりなのかって?

なわけねえだろうがァ!!!

言うまでもなく、セガサターンにはオリジナルのSTGも多々存在します。中でも「サンダーフォース V」と「パンツァードラグーン」の二作については、家庭用オリジナルSTG全体を見渡しても屈指の面白さを誇っているといっていいと思います。(あとガングリフォンも)

3Dポリゴンを利用した横スクロールシューティングというフィールドで、世界観からBGMから、一分の隙もない完成度を我々プレイヤーに魅せてくれたサンダーフォースV。

その幻想的な世界演出もさることながら、四方八方あらゆるところから敵が出現し、それをロックオンレーザーで一斉撃破するという爽快感と達成感を存分にプレイヤーに提供してくれたパンツァードラグーン。

まずは、「移植・オリジナル取り混ぜて、STGというジャンル抜きでセガサターンを語ることは極めて困難である」ということについては断言してしまいたい気分です。



〇RPGやアクションゲームやシミュレーションゲームやアドベンチャーゲームのセガサターン

しかし。しかしです。STGだけでセガサターンが語れるかというと、それについても私は「否」と答えます。

サターンの広さは決して、決してSTGだけで埋め尽くせるものではない。上記する程の数々のキラ星のようなSTGが控えていながらも、それはサターンゲーという世界の「ごく一部」だと言ってしまいましょう。


例えばアクションゲーム。

まず何よりも何よりも、かのトレジャーの最高傑作、格闘ゲームのようでもあり、ベルトスクロールアクションのようでもあり、パーティゲームのようでもあり、そしてそれらの全てを包含している「ガーディアンヒーローズ」

数十にも及ぶ操作可能キャラクター、縦横無尽に戦場を戦い抜く爽快感は、今でも十分遊びまくれる最高のおもちゃ箱です。頼むからSwitchに移植してくださいトレジャーさんお願いです。


ガーヒーについては以前上の記事でも書きましたので読んでみてください。

そして、言うまでもない「ナイツ」や「シルエットミラージュ」のようなオリジナルACTは元より、プリルラやD&Dのような移植アクション、ストZERO2やKOFなどの格闘ゲームも含め、サターンのアクションタイトルは充実しまくっています。その陣容は、決してSTG陣容に引けを取らない素晴らしさです。


例えばRPG。

「グランディア」や「カオスシード」「デビルサマナー」辺りは既に言うまでもない有名作だと思いますが、個人的には特に「ヴァーチャルハイドライド」の意外な完成度を推したいところです。元の「ハイドライド」とは正直全っ然違う内容なんですが、ローグライクでもありアクション性も高いそのプレイ感は、存分にやり込めること請け合い。特にスコアアタックが超熱いです。リメイクして欲しい。

「BAROQUE」や「ブラックマトリクス」などの異色作もさることながら、「魔導物語」が家庭用で遊べる数少ないハードだという点も見逃せないところ。

シミュレーションも混じりますが、「ドラゴンフォース」もサターン初の超面白いSRPGです。ちびキャラがわいわい走り回る戦闘シーンと、将軍技の組み合わせで敵を突破する感覚が素晴らしい。後半ちょっとダレますけど。


シミュレーションゲームで言うと、「提督の決断」シリーズが今でも遊べる数少ない家庭用ゲーム機である、ということはまず指摘しておきたいです。戦艦を擬人化するゲームが繁栄する昨今、「提督の決断」も是非世の中にもっと知れ渡って欲しい。このゲームをやると大日本帝国の陸軍が心から嫌いになれるので、下手な反戦教育するより提督の決断やらせた方がいいんじゃないでしょうか。当然のことながら、スーパーロボット大戦シリーズやギレンの野望辺りもサターン陣容の重大な一角です。

アドベンチャーゲームでいうと、「街」がサターン発のゲームだったことは特筆すべきところでしょう。実写を完全にゲーム内に持ち込み、ザッピングシステムを駆使して物語を編んでいくあの手法は、当時鮮烈としか言いようがないものでした。


ということで。

勿論、ギャルゲーはサターンのゲームじゃない、というつもりはないんです。サクラ大戦だって、卒業だって、エターナルメロディだって、ネクストキングだってサターンゲーの重要な一角であるとは思います。

ただ、決して「サターンといえばギャルゲー」なんて形で、一言でイコールに結べるものではない、と。

サターンってハードはこんなにも凄かったんだ!!こんなにも広かったんだ!!!!と、ことあるごとに私は世間に叫んでいきたいと、そう思ってこんな勢いだけのエントリーを書いた次第なのです。


皆さま、今からでもサターン、いかがですか。まだまだ遊べますよ。パワーメモリーは色んな意味で危ないですが。


今日書きたいことはそれくらいです。



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(追記 )
すいません、ねとらぼさんの記事には前編もありまして、こちら私も読んだ上にブクマまでしてたんですけど、美少女ゲーの下りで完全に頭から飛んでました。。。


取り急ぎ、デスクリムゾンを本当に今遊びたいのか、とか若干のネタ感が気になる部分もあるんですが、ガーヒーがトップなのはとても素晴らしいと思います。

取り急ぎ以上、前編の存在を完全に忘れて書いてしまった点についてはねとらぼさんに謝罪申し上げます。




posted by しんざき at 12:43 | Comment(9) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

ビッグコミックスペリオールの「チェイサー」がとても面白いです

ところでしんざきは結構漫画を買いますし読みます。ジャンルは雑食ですが、ややスポーツ系漫画多めかも知れません。

で、今週刊連載している漫画も勿論読んでいて、その中でも特に安定して面白い五作を挙げろと言われれば、多分「キン肉マン」「ベイビーステップ」「アオアシ」「チェイサー」「火ノ丸相撲かDr.Stoneのどちらか」を挙げると思います。5つ目が諦め悪いですがそこは勘弁してください。どっちも面白いんですよコレが。

勿論私はこれといってマイナー趣味でもないですし、特に漫画通というわけでもないのでよく聞く名前ばかりだとは思うのですが、そんな中でも「チェイサー」だけは、何故かブログ等でのレビューであまり名前を聞かないような気がしています。面白いのに。

ということで、今日は「チェイサー」について、みなさんにおススメする記事を書いてみたいと思います。


「チェイサー」。ビッグコミックスペリオールに、月一、ないし隔月で連載。この辺は若干不定期で、載っている時と載っていない時がある、というような印象です。

作者はコージィ城倉先生。いわずと知れた「おれはキャプテン」や「砂漠の野球部」などの野球漫画の他、たとえば「グラゼニ」や「江川と西本」などで漫画原作もこなしていらっしゃいます。江川と西本も面白いですよね。あれもスペリオールですけど。

どんな漫画かというとこの漫画、「漫画家視点での漫画業界漫画」です。もう少し言ってしまうと、「昭和時代の漫画家から見た手塚治虫伝記」という言い方も出来るかも知れません。

この作品の主人公は、「海徳光市」という「それなりに人気のある漫画家」。それなりに人気といっても、物語開始当初から少年画報や冒険王を含めた三誌に連載を持っているので、現在の視点から言うと結構な人気漫画家のように思えます。彼は、(自称)特攻隊くずれという経歴を持っており、特に戦闘機の漫画を得意としています。

ただ、この海徳先生、実は重度の手塚ファンであり、かつ自分ではそれを認めていないという「手塚コンプレックス持ち」。

チェイサー003.png

こんな感じで、口では色々と手塚漫画に駄目出しをして、「手塚治虫を認めていないオレ」という演出をしているわけなんですが、

チェイサー002.png

実は、手塚治虫の殆どの作品を所有していて、手塚漫画についてであればバリバリ語れちゃうような人なわけです。

まずは、この海徳先生の二面性の描写がものすごーーく面白い。

海徳先生自身、既にそれなりに人気がある漫画家だというのに、彼はいつまで経っても手塚コンプレックスが抜けません。締め切りに苦労する訳でもない、特段切羽詰まらなくても作品が描けるくらいの筆力があるというのに、わざわざ手塚治虫のやり方を真似して、その結果色々と失敗をしたりする。

チェイサー001.png

例えばこの辺は、手塚治虫の有名な伝説の一つである、「複数作の編集者を待たせて、作品毎順番にページを書き上げていく」というアレを模倣したものですね。上でも書いたように、海徳先生自身は別に遅筆ではないので、こんなギリギリなことをしなくても作品を完成出来るんですが、彼の手塚コンプレックスが「俺だってこれくらい出来る!こういう風にやってみたい!」と思わせてしまうわけです。旅館から逃げ出すところまでやってしまったりとか。あなた別に逃げ出す必要ないでしょ。

この漫画、特に一巻から二巻は「視点を変えた手塚伝記」的な部分が強く、手塚治虫の様々なエピソードを、「ああ、当時の漫画家だったらこういう風に感じたのかな」という物凄いリアリティと、海徳先生のコンプレックス描写で、超サクサクと読ませてくれます。

単なる手塚伝記とはまた違った、「同時代のライバル」の眼から見た巨匠・手塚治虫。手塚先生本人が劇中に登場する機会はあまりないのですが、それでも全編に漂っているその存在感は、当時の漫画業界の中での手塚先生の存在感をそのまま感じさせてくれます。ああ、同時代、同業界から見た手塚治虫ってきっとこうだったんだろうな、という程のリアリティ。これはもうコージィ城倉先生の手腕としか言いようがありません。

手塚治虫という人は紛れもない「天才」だった訳で、「同時代から見た天才というのは何者なのか」を描いている作品でもあると思います。

一方で「チェイサー」は、「海徳光市という漫画家」の活躍譚、出世物語としても極めて高い完成度を見せてくれます。

手塚コンプレックスを抱え、巨匠の影を常に意識しながらも、なんだかんだで頑張って仕事をこなす海徳先生。連載も増やし、アシスタントも増え、結婚もし、時には波乱もありながら、彼は昭和の漫画業界を泳ぎぬいていきます。あれこれ新作の構想を練るエピソードやアニメ化のエピソード、連載作の人気の浮き沈みのエピソードなんかは、手塚コンプレックスの描写抜きでも、そのまんま「漫画家漫画」として成立する緻密さを備えています。

海徳先生、なんだかんだで実力はあるので、仕事すればちゃんと人気出るし、時には連載作が大ヒットして一躍時の人になっちゃったりもするんですよね。4巻以降はどう考えても「大御所」といっていいくらいの人気漫画家になっている筈なのに、それでも手塚コンプレックスを解消出来ず、様々手塚治虫の模倣を行い、時には「自分の作品のことはともかく手塚漫画が気になる」というくらい手塚ファン丸出しの海徳先生。

彼のキャラクターの一つとして、「自分の漫画の人気については意外と淡泊」という特徴がありまして、いや勿論人気のあるなしで一喜一憂したりはするんですが、そのモノサシもなんだかんだで手塚漫画だったりするので、色々な意味で首尾一貫していて好感が持てます。


「どんだけ人気が出ても天狗にならない(特にそう心掛けているわけではなく手塚コンプレックスのせい)」というのは、海徳先生というキャラクターの、一つの大きな好感部分だと思います。


連載中の現段階では、手塚作品の人気の落ち込みに伴い、ようやく手塚コンプレックスが解消されてきた(ように見える)海徳先生。時は1973年。虫プロ商事と虫プロダクションが倒産し「ああ、手塚もそろそろ終わりかな…」という空気が流れる中、ここでついに、「手塚先生がチャンピオンで連載を始めるらしい」という話が出てきまして、もうアレですよ。皆さんお分かりのアレです。おおついに伝説のアレがくるのか!!!というところなわけでして、海徳先生の反応が大変楽しみです。どうなるのかなあ。

ちなみに、「チェイサー」については、コージィ城倉先生のインタビュー記事も出ており、今でも参照できます。こちらです。



海徳先生は、劇中あちこちで「この人物は実在した」と描かれているのですが、だれか一人を特にモデルにしたわけじゃないみたいですね。戦闘機ものっていうことで最初は新谷かおる先生をちょっとイメージしたりしたんですが、時期からなにから色々違いますしねー。

ということで、何はともあれ「チェイサー」は大変面白いので、みなさん今からでも単行本買って読みましょう。まだ4冊しか出てないので簡単に集められると思います。画像出すのに便利なんでAmazonリンク使ってますが、別に下記リンクからじゃなくていいんで。

チェイサー(2) (ビッグコミックス) -
チェイサー 3 (ビッグコミックス) -


今日書きたいことはそれくらいです。



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posted by しんざき at 07:23 | Comment(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする