・墓地が満杯のフランスの村、村長が「死亡禁止」を通達
いや、これ実は絶対いい話だって。フランス方言がわかんない記者が、横で聞いてててきとーに訳しちゃっただけだって。
推測するに、おそらく主役は筋骨隆々、古強者という雰囲気ばりばりのミリタリー村長、ヴィクトル・ボラン(64)に違いない。
小さな村に迫り来る山賊の群れ。村の子供達を守る為、ヴィクトルは十数人の若者を集め、決死の戦いに赴くのだ。
覚悟を決めた顔、不安に青ざめた顔、ふてぶてしい程に落ち着いた顔。様々な顔を前に、村の集会広場で彼は朗々と声を上げる。
「諸君。これから我々が往くのは、帰り道の定かならぬ戦場だ」
一旦言葉を切る。
「勝とう、と思うまい。我々に課せられた唯一絶対の使命は負けぬことだ。死なぬことだ。生き残って、再び諸君らの家のドアを開けることだ。今、私は村長として、諸君に唯一つの絶対命令を言い渡そう。「死ぬな」」
ニヤリと笑って、
「命令違反には厳罰だ。なにしろ、諸君に死なれたら私が困る。墓地は既に一杯だしな」
どっと笑い声が上がる。決戦の前に流れる、ほんの数分の和やかな雰囲気。
横で聞いてた記者:「墓がいっぱい…なので…死んだ者は厳しく…罰せられる、と。なんだそれm9(^Д^)プギャー」
ヴィクトルと彼の村に幸運あれ。





