2016年09月29日

無断転載やパクりが何故「悪いこと」なのか、可能な限り簡単に説明する

それは、元の作品やテキストを作った人から、いろんな利益や権利を「奪う」「傷つける」「横取りする」ことだから、なのです。これを「著作権侵害」といいます。

著作権侵害はれっきとした犯罪でして、罰則もあります。罰金が発生することもあります。

誰かが著作権侵害をすることによって、例えば「その作品を作った人」が本来得られる筈だった称賛、金銭的利益、知名度といったものが、他の人に横取りされたりします。それは、その作品を作った人にとっての不利益になります。

作品やテキストを作れる人が不利益を受けると、結果的に作品を作れる人、作品を作ろうと思う人が減る可能性があります。作品を作れる人が減れば、世の中から面白い作品が減ります。だから無断転載やパクりは、結果的にみんなの首を絞めること、自分の首を絞めることでもあります。

パクる人、無断転載をする人たちは、要するに「自分では何も面白いものを作れないけどチヤホヤされたい、お金を儲けたい」という人たちなので、そういう人たちの為に「自分で面白いものを作れる人たち」が損をして、面白いものを作れる人が減ってしまうのは大変な損失です。だから、パクリや無断転載は糾弾されなくてはいけません。なによりも、面白いものを作れる人が増え続ける為に、ということです。



以上の話は、「著作権侵害」という言葉を思いっきりはしょって説明したことです。思いっきりはしょっているだけに細部は色々とアレなので、以下、もうちょっとだけ細かく説明してみます。既に著作権が何かわかっている方には当たり前のことしか書いてませんが、ご容赦ください。


1.「著作権」ってそもそも何なの?


一言でいうと、小説や、音楽や、絵や、映画、写真などの「著作物」を作った人が持っている権利のことです。

「著作権」という言葉には色々な権利が含まれているのですが、これもざっくり言うと「ある著作物を作った人だけが、その著作物を利用出来るんです」という言葉になると思います。

その著作物を作ったと主張出来る人も、その著作物を公表出来る人も、その著作物に自分の氏名を表示できる人も、その著作物を改変出来る人も、その著作物を売って儲けることが出来る人も、全て基本的には「作った人(著作者と言います)」だけだよ、というルールが著作権法です。



2.「著作物」って何なの?ただの文章も著作物っていうの?

言います。ただし、例外もあります。

著作物の定義は、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」です。著作物にも色々な種類がありまして、論文や小説、音楽、歌詞、絵画、彫刻、漫画などの他、写真やプログラム、建築物なんかも著作物の範疇に含まれます。他にも色々あります。


上記の定義に当てはまらない、例えば単なる事実の記録、絵や図の模倣品、ごく短い表現や文章などは著作物として認められないことにはなります。

(その為、例えばtwitterのツイートが著作物にあたるのかどうか、といった点についてはいろんな見解があります。リツイート機能を使わないツイートパクリがTwitterの規約違反であることについては変わりありませんが)



3.著作者自身がWebで公開しているんだったら、それを転載したりパクるのは自由じゃないの?

全然違います。

著作権法には、「公衆送信権等」という権利が定義されています。「著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。」つまり、「著作物をたくさんの人に送信したり、あるいはインターネットでダウンロードできる状態にする権利は著作権者しか持ってないよ」ってことなんですね。


なので、例えば著作権者以外がWebに著作物をアップすれば、それは基本的に著作権法違反です。著作権者自身が公開しているかどうか、はなんの関係もありません。



4.著作権者以外が著作物を扱ったら例外なく著作権法違反なの?

例外もないことはないです。

著作権には、「著作権の制限」という項目が定められています。こういうケースの場合、それは著作権の範囲外だよ、という項目ですね。


ここでは、例えば「教科書に掲載するのはセーフ」であるとか、「自分だけで楽しむならセーフ」「営利を目的としない音楽演奏ならセーフ」みたいなセーフ条項も設定はされています。

ちょっと重要なのは「引用」の項目ですね。

公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

引用の条件については「自分の主張が主であり、著作物は従でなければならない」「引用箇所が明確でなければならない」といった明確な条件がありますので、まあ丸パクリが引用にならないことについて疑問の余地はありません。ちょっとだけ語尾を変えたり、一行だけ感想を付け加えたり、というのも引用には当たらないでしょうね。


あともう1点、「著作者の許諾があるならセーフ」という条項もあるにはありますが、これも無断転載に適用されないことは言うまでもないでしょう。




5.まとめると何が言いたいの?

ここ最近、「パクり」「無断転載」という事例を観測することがあまりに多く、しかも割と若年の人に「著作権」という言葉の理解自体がないケースも散見されましたので、可能な限りシンプルに書いてみたい欲求に駆られました。自分の子どもに説明する時なんて言おうかな、という意識でもあります。

言いたいことは

・ややこしい部分もあるけれど、取りあえずパクリや無断転載はダメだよ!!!
・著作者がイヤな気分になると結局めぐりめぐって自分が困るからみんな無断転載はやめようね!!
・無断転載や丸パクリで金儲けしてる人たちはお願いだから滅びてください

という3点だけであり、他には特にないことを最後に申し添えておきます。


今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 17:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月28日

我々は「炎上すれば炎上する程喜んじゃう人」にどう対処すべきか


むかーし、むかし。といっても今でも板(掲示板)によっては貼られることがあるようですが、「2ちゃんねる」のいろんな板の共通AAとして、こんなものが貼られていたことがありました。表示が崩れてたらすいません。


 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○重複スレには誘導リンクを貼って放置。ウザイと思ったらそのまま放置。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
 ||  与えないで下さい。              Λ_Λ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  ゴミが溜まったら削除が一番です。       ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧     ̄ ̄ ̄
    〜(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は〜い、先生。
      〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)〜(_(   ,,)
        〜(___ノ  〜(___ノ   〜(___ノ

荒らしというのはこの場合、「掲示板やチャットに不適切な投稿をし、正常な運用を妨害する行為のこと。及びそのような行為をする者」を指します。定義や程度も色々ですが、2ちゃんねるに限らず、昔からこういう人たちはネットにたくさんいました。愉快犯的な人もいましたし、天然な人もいました。

大筋、「荒らしは放置、反応してしまった時点で負け」というのは、「2ちゃんねる」においては共通見解、常識の一種として動作していたと思います。11年くらい前に書いたんですが、「荒らしを「ごくありふれた存在」と見なすことで、結果的にトラブルが発生することを防いでいる、あるいはトラブル自体の存在価値を下げている」ということが、2ちゃんねるにおける一般的な荒廃対策の一つでした。荒らしは「どこにでも沸く」ものだったんですね。



最近、この「荒らしはスルー」という言葉について思い出すケースが増えました。

勿論ケースバイケースだとは思うんですが。webには「PV至上主義」及び「PVをお金に変える仕組み」というものが存在しておりまして、中にはPVを欲するあまり、意図的に炎上を引き起こすような言論を駆使する人、というものが見受けられます。注目中毒、影響力中毒ですね。

こういう人は、上記のような言葉でいうところの「荒らし」と認識してしまっても問題ないように思います。

そういう人たちは、自分に批判的な指摘や意見がいくら舞い込んでも、却って「これでPVが増えた」と喜んじゃうんですね。更に、Webには「注目されている人」を無条件でもてはやすような勢力もいて、炎上することで却って「信者」を増やしてしまうことすらあります。彼らが寄せられた意見によって考えを変えることは決してありませんし、2度、3度と同じような炎上を狙う為に、また同じ行為を繰り返すだけです。


早い話、「炎上を起こすと喜んじゃう人」というのがいて、そういう人に対しての一番の対応法は「スルー」なんじゃないかなー、と。我々は2ちゃんの過去の教訓から、それを学んでもいいんじゃないかなあ、と。


ちょっと面倒なのは、「放置することによって却って悪影響が発生する」ケースですよね。

炎上にもいろんなパターンがあると思うんですが、例えば典型的なところで


・医療ネグレクトを勧める記事
・明確に誤った知識を広めるような記事
・虚偽を元に他者を誹謗するような記事

などについて言えば、たとえ放置出来る人が放置しても、それを観測して信じてしまう人が出ればその分悪影響が広まってしまう訳で、「放置すれば放置する程ひどいことになる」というケースも確かに存在します。


ただ、一つ確実に言えるのは、

「感情を煽ることを目的にした記事に対して、感情を煽られてしまえば相手の注文通りです」

ということだと思うんです。


例えば、明確に誤っているテキストが炎上目的で投下されて、放っておくとそれを信じてしまう人が出る、というような状況であっても、感情任せにどーっと人格批判を寄せる、というのは投下者の意図通りである可能性がある。とすれば、単に冷静に「その意見は誤っている」というテキストだけを提示し、それ以外は一切アクセスを寄せない、という、いわば「準スルー」とでもいうような対応がもっとも適しているんじゃないかなあ、とは思います。「誤っている」ということは明示しつつ、煽られない。


そして、例えば単純に「非常に偏った知見をこれ見よがしに開示するような記事」であるとか、「単に人気があるものにケチをつけるだけの記事」であるとか、あからさまに「炎上PV狙い」といえるような記事については、これはもう「完全スルー」が一番なんじゃないかと。そうすることが一番、「Webにおける彼らの影響力を下げる」ということにつながるんじゃないかと、私は思います。



ここ最近、WebにおけるPV至上主義って本当に誰も幸せにしないなーと思うことしきりでして、それが少しでも緩和されればいいなあ、と思うところ大です。

その為にも、「人を嫌な気分にさせつつPVを稼ぐこと」が目的のような人達が一切報われない世界に来て欲しいなーと。その一助として、時には「2ちゃんねる」の教訓を思い出してもいいんじゃないかな、と考える次第であります。


今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 09:36 | Comment(12) | TrackBack(0) | ネットの話やブログ論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

大人になるってことは、思ったほど「大人になる」ってことじゃなかった

ちょっととりとめもない話になるかも知れません。


私は子どもの頃、「大人になる」ということについて、「出来上がる」ということなのかな、というイメージをなんとなく持っていました。少なくとも、「積み上げてきたものが、一通り積み上がる」ということではあるんだろう、というイメージを持っていました。


私の周囲にいた大人たちは、皆ある程度以上きちんとしていて、自分を制御出来ていて、自信に満ちていて、私に話す内容も説得力がある。少なくとも、子どもの頃の私にはそう見えていました。彼らは、少なからず「出来上がった」人間に見えました。

私が、かなり幸運な環境にいたということは確かなんでしょう。私の目から見ても、「反面教師」と言えるような大人は殆ど観測出来ませんでした。私はそこまで抑圧されることもありませんでしたし、倫理的におかしいんじゃないか?と思うような行為を見ることも殆どありませんでした。

だから私は、「大人」というもののイメージを、「なんだかすごくしっかりしたものだ」という形で持ち続けることが出来ました。

私は子どもの頃から、要らないことをあれこれ考え、たまには思い悩み、ただ大体はいい加減で、これ以上ないくらい自分に甘く、基本的に怠け者でした。必死だったこともあったような気はしますが、大体の場合、なんだかんだゆるゆると切り抜けてきたように、今となっては思います。


20歳になり、30歳になりました。私は独立して、結婚して、1回転職して、3人の子どもを持って、今では自分が家族を支えなくてはいけない身になりました。


当たり前のことなのかも知れないですが、私の精神は子どもの頃からの地続きで、大きく変わったという気は全くしていません。「大人になった」ということが「出来上がる」ということなのだとしたら、少なくとも主観的には、私は全く「出来上がって」いません。

私は相変わらず、要らないことをあれこれ考え、たまには思い悩み、ただ大体はいい加減で、これ以上ないくらい自分に甘く、基本的に怠け者のままであり続けています。私が、「大人になったなあ」と自分で思えたことは、これまで一度もありません。


ただ、ひとつ、なんとなく分かったのは、多分昔私の周囲にいた大人たちも、程度の差こそあれ、今の私とそんなに違いはしなかったんだろうなあ、ということです。

私の「大人フィルター」とでもいうべきものが強くって、しばらくの間忘れていたけれど、そういえば時には、彼らがしょーもないことを愚痴っていたこともあったような気がする。妙にテンションが低いなーと思ったことも、疲れてるなーと思ったこともあったような気がする。それでも、子どもの目から見れば、彼ら大人は十分以上に大人だったわけですが。


おそらく彼らも、あれこれ思い悩み、時にはいい加減で、怠け者で、会社に行きたくない日もあって、それでも頑張って「子どもの前での大人」をやり続けていたんだろうなあ、と、今となっては思うのです。


大人というのは、「出来上がった人」「積み上がった人」では、多分なかった。いや、中にはそういう大人もいるのかも知れないのですが、どうやらそういう大人ばかりではなかった。


とすると、大人になるというのは結局どういうことだったんだろう。


今でも答えは出ていません。ただ、自分が大人であろうとそうでなかろうと、自分に出来ることだけを真剣にやろう、ということだけは決めています。


子どもに対して真剣に接しよう。
自分で生きる力を身に着けられるように、自分で考える力を身に着けられるように、過干渉でなく、不干渉でなく、出来る接し方をしよう。
出来る範囲で健康に気を付けよう。
家族が食べられる程度に収入を確保し続けよう。


幸いなことに、私の人生の方向性は、守るものを持つ以前よりはずっと単純になりました。今の私は、自分がどっちに進んで行きたいのか、何の疑いもなく確信出来ています。

だから私は、自分が進んで行きたい方向に進み続けようと思っています。

怠け者でありながら、あれこれ思い悩みながら、それでも自分が信じた方向になんとか進んでいく内に、いつか「大人になった」と思えるかも知れない。


そんな風に思う次第なのです。
posted by しんざき at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

「ないしょ」を扱うことについては長男9歳よりも長女次女4歳の方が上手だなーと知った件、あとポケモンGOのこととか

ただの日記です。

日曜はちょっと行動が変則的な感じでして、午後から長男がサッカーで、奥様も当番でそちらに行く予定だったので、午前中は長男と、午後は長女次女と遊んでました。

午前中は、ポケモン大好きの長男を連れてポケモンGO旅。電動自転車の後部座席に長男を乗せて、「見ながら歩いちゃダメ」「ずっと見てると目が疲れるから遠くも見ること」と言い聞かせながら、ミニリュウ三匹を含め、あちらこちらでジム戦をしながらポケモンを集めてきました。

現在の主力はこんな感じです。水ポケモンに対するソーラービームナッシーの頼もしさがすごい。

現在の主力勢

あと、昔10kmたまごからぽろっと出たラプラスが、いぶき/ふぶきで非常に頼もしいのですが、飴が全然足りなくて強化出来てないです。相棒システムでちょっとずつでも飴がたまるといいなあ。

「ぼくたちのチームのウィンディは強いねーー!」など、その辺のナッシージムを落としてご満悦でした。なにかというと進化・強化させたがるので、「なるべく強いポケモン強化させた方がいいだろー?」と説得するのが大変です。カビゴン欲しい。


で、その後、奥様とバトンタッチして私・長女・次女の三人体制。長女次女お気に入りの公園に行きまして、ターザンロープなどでさんざん遊んだ後、長女次女の「おんせん!」「おんせんいきたい!」というリクエストを受けました。

ここでいう温泉というのは、近所にある銭湯のことでして、長女次女は「温泉にいって広いお風呂に入る→その後コーヒー牛乳を飲む」というのが痛くお気に入りです。で、奥様には一応連絡をとりつつ、折角なので銭湯に連れていってあげることにしました。銭湯は幼稚園児無料でして、大人一人分しかお金もかからないので大変にリーズナブルです。


で、この時、ちょっと思いついて「ママやにいにには内緒だよ!」と言ってみました。


大体子どもって、「○○にはないしょ」というイベントが大好きなんですよね。「内緒にしないといけない」というだけでそのイベントの価値が2段階くらい上がるようで、もうその言葉を聞いただけでニヤニヤが止まらない感じでした。

長男も勿論「ないしょごと」は大好きでして、ただ彼隠しごとが出来ない性格なので、「○○にはないしょだよ!」と言い含めると「あのね、ないしょなんだけどね…」と光の速さで情報開示することが専らです。

長女次女も多分隠しごとは出来ないかなー?と思って実験してみたところ、これがなかなか頑張りまして。奥様が「今日はなにしてきたのー?」と言っても、「お砂場とー、ターザンとー、あとは、えーと、ないしょ!」 「お風呂入らないのー?」と聞いてみても、「えーと、きょうはちょっと、はいらない気分なの!」など、まあニヤニヤしつつではあったので傍から見るとバレバレなのですが、それでも4歳児にしてはかなりの口の堅さを発揮していました。

これはやはり女の子だから精神的発達が早いということもあるのでしょうが、あとは長女と次女は双子なので、お互いと秘密の共有が出来るというのも大きいのかなーと。話したくなったらお互いに話せばいいわけですからね。もうちょっと大きくなったら色々と内緒ごとも増えていくのかなあ。

お互い「ないしょだよ!」「ないしょだからね!」と言い合っている光景は大変に可愛かったですし、今後とも健やかな関係を築いていってほしいなーと思う次第です。


取り敢えずそれくらい。


posted by しんざき at 11:32 | Comment(1) | TrackBack(0) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月25日

私が「1年以上ログインしていない顧客のデータを消す」という機能を作るとしたらどうするか


こんなお話をTwitterでも観測していました。
要するに、「「1年間ログインしていなかった人についてデータを消す」という仕様が誤爆して、頻繁にログインしている人も含めて片っ端からデータが消えた」というなかなかハードコアな事態が発生したらしいのですね。

で、今改めて確認させて頂いたところ、

どうもデータ復旧はなされていない、ないし部分的にしか為されていないようです。「どう見ても誤処理で多数のユーザーのデータを消しておきながら、不具合は発見されていないと運営が主張」という、なかなか大変にロックンロールな状況であるように思います。それでもゲームへの愛を失わないユーザーの皆さまには敬服致します。


「1年以上ログインしていないユーザーについてデータ削除」という仕様がそこまで一般的なものかはわかりませんが、もし私がこの処理をDBの方から作りこむとしたら、多分こんな風に考えると思います。


1.定時監視を人力でやるとか考えたくないので、当然バッチ処理で作ろう。バッチ処理はcronかなにかでメンテナンス時間中に動くようにしとこうかな

2.仕組みとしては、アカウントのデータに最終ログイン日時のデータを持っておいて(ないしそれ以外のセッションデータから最終ログイン日時を計算出来るようにしておいて)、最終ログイン日時が現在の日付から1年以上前であるアカウントをselectして、当該のアカウントについてデータ削除のスクリプトを走らせるようにしておけばいいかな。

例えばこんな感じ。

begin
for cur in(
select 顧客ID
from 顧客テーブル
where 最終ログイン日時 <= (現在日時 - 1年)
)loop

(取得した顧客IDについての削除処理)

end loop;
end;

インデントが動作してない点については勘弁してください。

3.ただ、万一の誤削除が怖いから、いくつか対策しておこう。

・データについては論理削除フラグを用意しておいて、バッチ処理の時点では論理削除のフラグだけ立てるようにしておく
・その後、週次ないし月次の定期メンテナンスなどで、論理削除のフラグが立ったデータについてのみ物理削除をする形で負荷軽減する
・当然のことながらデータのリカバリ対策はしておこう。フラッシュバックリカバリが使えるDBならそれでいいけど、そうでなかったら日次でdumpデータとって、ログと合わせて特定時点までのデータ巻き戻しが出来るようになっていれば安心だな。多少の巻き戻りは勘弁してもらおう

4.当たり前だけど、バッチ処理を作った時点でちゃんとテストデータを作って動作テストしよう。あと、初回のバッチ動作の時は一応立ち会って、データ削除が問題なく動作するか確認しようかな


上記の思考自体は多分割と一般的なものだと思うんですが、今回のケースでも同様の実装方針だったかどうかはわかりません。

ただ、「誤って全データを削除、しかも戻せない」というケース自体は、2,3,4の全てにおいて何かしらトチらないと発生しない筈です。


2について:アカウントIDの抽出条件の不備によって本来対象ではないアカウントが対象になる、ないし削除処理の不備によって抽出したアカウント以外のデータについても削除してしまう

3について:データのバックアップに不備がある、ログをとっていない、論理削除ではなくいきなり物理削除しているなどの理由でリカバリ出来ない(バッチなどで多分トランザクションはバッチ完了時点でcommitされている筈)

4について:テストをいい加減なテストデータでしかしていない、ないしテスト自体をしていない

多分これらのいずれか、恐らく複数のケースには当てはまっているのではないかと。開発チームのrockっぷりが伺えます。ろけんろーーる。

ということから、恐らく初代サムライスピリッツのような不退転一撃即死、武士道とは死ぬことと見つけたり的な運営方針をとられているのではないかと推測します。漢らしいですよね。

愛との約束の今後のご発展を深く祈念致します。

今日書きたいことはそれくらい。



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posted by しんざき at 19:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月20日

今さらになって「ワールドトリガー」一気読みしたら超面白かった、ないし「汎用的な能力バトル」の話

いやーもっと早く読んどけばよかったです。なんで読んでなかったんだっけかなあ。我ながら見る目がない。


言うまでもなくワールドトリガーはジャンプの連載漫画なわけで、漫画記事読む人だったら知らない人の方が希少だと思うんですけど、今までちゃんとチェックしてなかったんですよ私。ちらちらみてはいたんですけど。

けど、最近のランク戦辺りからちょっと気になりまして、ちゃんと1巻から通して読んでみたらまあ面白いのなんの。「近界(異世界)からの侵略」という舞台設定だけ見れば割とよくある話かと思うんですが、敬遠してたら損しました。


この漫画、一応分類的には「トリガーという武器を使った能力バトル」ものになると思うんですけど、「汎用ものの能力バトル」というか。一部の例外を除いて、「一点ものの能力」があんまり登場しないんですよね。


能力バトル漫画の肝は、「能力の多彩さ」と、「その能力を使った戦略・戦術」です。で、大体の能力バトル漫画の場合、「あるキャラクターの能力は、そのキャラクターしか持ってない」んですよね。キャラクターはそれぞれ、「性質的に、自分にしか絶対出来ない」ことをもっていて、そこから個性や戦術を構築している。

ところが、ワールドトリガーの場合、黒トリガーやサイドエフェクトという例外を除くと、殆どのキャラクターが汎用の「ノーマルトリガー」を使っている。しかも、黒トリガーにしても、劇中すぐに使わなくなってしまったり、あるいは何人かで使いまわしたり出来てしまう。遊真にしても迅にしても、黒トリガー使ってる時期ってほんの一時ですしね。

「戦闘において、根本的にその人しか使えない能力」というものが、普段はあんまり出てこないんです。(出力的には、千佳の狙撃とか生駒旋空とかありますけど)

つまり、登場人物の大多数は、「量産型の、他の人でも同じことが出来る能力」を使っていて、それでもその中で「その人にしか使えない戦術」とか、「その人なりの工夫」とか、「圧倒的な精度、出力」みたいな要素でちゃんとキャラ分けがされていて、しかもそれにちゃんと納得感がある。

これ、「安易な一点もの能力と、それによる多彩さに頼らない」っていう意味で、すごーーい難しいことをやってらっしゃると思うんです。すごいなーと。


特にボーダー内でのランク戦については、長距離・中距離・短距離とそれぞれの守備範囲を軸に、「チームとしての戦術、作戦、駆け引き」が凄くきちんと描かれていてめっさ面白いわけです。一人一人がちゃんと自分の仕事をしていて、スプラトゥーンのような「役割わけバトル」という側面があります。分業超重要。

あと、主人公の一人である三雲が、「ちゃんと弱い」キャラであることも好感が持てます。「一見弱そうで、でも実はすごい潜在能力が」とかじゃないんですよね。素質があるわけでもないし、経験を積んでいるわけでもない。強い人と正面からぶつかると全然歯が立たないし逆転の目もない。だからこそ、自分も強くなれるようにあがきながらも、なによりチームとして、全体として勝てるように工夫する。

なんというか、「キャラクターの仕事っぷりにものすごい説得力がある」とでもいうのでしょうか。


読んでいて思ったんですが、多分ワールドトリガーの面白さって三つの局面があって、

・超強い人たちが超強い活躍をする、「さすが」の局面:トリオン兵相手の闘いとか
・敵もものすごい強い連中が出てきて大ピンチになって、そこから逆転するカタルシス:近界民大規模襲撃とか
・チームプレイとしての戦術がすごい精度で描写される:ランク戦とか

それぞれ、面白さの質が違っていて、色んな角度から楽しめる漫画だなーと思ったわけです。まあ、迅さんの能力ちょっとチート過ぎじゃね?とか細かい点はあったりしますけど、それはそれで面白い。

キャラクターとしては、太刀川さんや北添さんのやる気のなさがお気に入り。あと、「高圧的なんだけどちゃんとすごい実績や能力がある」鬼怒田さんもいい味出してますね。千佳にだだ甘いところも好感が持てます。また、小南さんは可愛いと思います。

ここ最近では、生駒隊の全く会議してないっぷりが非常に楽しかったです。生駒達人さんいい味出しまくりですね。ナスカレー食べたくなりました。


なにはともあれ、引き続き追いかけて参りたいと思いますので、先行ファンの皆さまよろしくお願い致します。
posted by しんざき at 23:51 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍・漫画関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月15日

子どもの泣き声を完全に防げないとしたら、どんな妥協案があるんだろう


正直なところ、結論が出る話でもないんですが。


こんなお話を読みました。


これ、どうしたもんなのかなー、と。妥協案ってどっかにあるのかなーと考え込んでしまいまして。

リンク先のご家庭の場合、最終的に引っ越しをされて、それで事態を収束されたわけですが、引っ越しなんて本来なら最終手段ですし、金銭的、その他の事情で引っ越しが出来ない家庭の場合、これ本当に詰んじゃうよなーと。そういう場合どうすればいいんだろう、と。


先に自分の立場を明示しておくと、しんざきは3児の父です。上が小3の男の子、下が4歳の長女次女の双子。幸い今までは、周囲が子育て家庭ばかりでお互い様だったこともあり、また騒音が大きな問題にならない環境で、泣き声がしんどい時期は過ぎ去りつつあります。ご理解のある周囲に感謝するばかりです。


で、冒頭リンクの話に戻るんですが。

ブコメを見ても、大多数の人は子どもの泣き声に寛容でいてくださっています。それは本当にありがたいことで、実際殆どの場合、子どもの泣き声って許容して頂いていると思うんです。ご許容頂いている皆さま、本当にありがとうございます。


ただ、中には勿論、「そうはいっても騒音は騒音」「自分の子どもならともかく、他人の子どもの泣き声まで我慢出来ない」というご意見もありまして、いや正直、そのご意見もよくわかりまして。

親としては、申し訳ございません、努力してるんですが限界がありまして、なんとかご理解を、という他ないんですが、今回のケースの「隣人」という方も、結局はその辺、どうやっても許容出来ないケースだったのだろうと推測されます。



まず第一に、これは一般的に言ってしまっていいと思うんですが、子どもの泣き声を「完全に」防ぐことは正直不可能なんです。


もちろん、子どもによってある程度個人差はありますし、年齢によってもだいぶ変わってはきますが、少なくとも生後六カ月〜1,2歳くらいの時期であれば、何をどう頑張っても大泣きすることを防ぐことが出来ないケースは頻繁にあるでしょう。3歳くらいから多少コントロールが出来るようになる子もいますが、それだってもちろん個人差があります。

親は勿論、子どもが大泣きしたらあの手この手で泣き止ませようとするわけですが、それにしたって限界があります。乳児の頃なんて躾がどうとか以前の問題ですし、気を引いて泣き止ませようにもそもそも周囲のものを見てもくれない、なんてこと全然珍しくありません。

たとえ気を引くことが可能な子どもであっても、毎度毎度おやつで釣る訳にもいかないですし、ギャン泣きしてる子どもにテレビ見せたってiPad見せたって泣き止まない時には泣き止みません。余程分かりがいいお子さんを育てているご家庭以外、これは大抵の親御さんに理解していただけると思います。


つまり、

「どんなに頑張っても努力しても、子どもの泣き声を防ぐことが出来ないケースはある」
「その頻度は、子どもによっても変わるし年齢によっても変わる」

という二点は、ある程度前提として考えるべきだと思うんですね。子どもは「泣くのが普通」なんです。これ、別に「だから泣き止ませようと努力しなくてもいい」という話でもないですし、「親の開き直り」ととられてしまうとちょっと困ってしまうんですが。最大限泣き止ませようと努力した上で、それでも泣くのがふつう。

リンク先の隣人の方が、それを承知されていたのかどうかはちょっと分かりません。わかっていても我慢出来ないものは我慢できない、ということもあるでしょうし。


その上で。


冒頭リンクのご家庭は、記述内容を見ても、恐らく通り一遍の対策は全てやられたのだろうと推察します。子どもが泣き始めたら窓も閉められたでしょうし、何か気を引こうとも試みられたでしょうし、例えばトイレやお風呂場にこもって防音を試みられたこともあったでしょう。

が、恐らく建物の防音性の関係もあり、それでも泣き声が隣家に届くことを防げなかった。恐らく、ご近所付き合い的にも難しいところがあったのではないかと推測します。


こういうケース、本当にどうすればいいんでしょうね?どこかに「引っ越す」以外の落としどころってないんでしょうか?


・親は泣き止ませる為に最大限努力している
・が、完全に泣き声を防ぐことは出来ていない
・住居の防音性が優れていない

という状態で、仮に

・金銭的、その他の問題で引っ越しも出来ない


としたら、一体どんな解決法があり得るのか。

揶揄ではなく、割と真面目に、「隣人」側に立つ人に「どんな落としどころを期待するのか」というところを伺ってみたいなーと思いました。妥協点って存在するのかなあ。突き詰めると本当に、警察事案になってしまうので何か平和な解決法はないのかと考えてはいるんですが。


今回の件とは直接関係ないんですが、以前、「公共の場で泣く赤ちゃんについて」は下記のような記事を書きました。



頑張って育児をされている親御さんのハードルが、少しでも下がることを願って止みません。


今日書きたいことはそれくらいです。



posted by しんざき at 10:12 | Comment(13) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

創作における「リアリティ」の意味と、細かいことが気になる人、気にならない人のお話


この記事で書きたいことをまとめると、以下のような感じになります。


1.漫画や小説、映画などの創作における「リアルな設定」「考証」「リアリティ」といったものは、要するに視聴者を没入させる為の手段であって、目的ではありません

2.リアリティがどこまで気になるか、言い方を変えるとどこから「嘘っぽく」感じてしまうかというのは、ファールラインの問題であって、ジャンルによりますし人によります

3.嘘っぽく感じようが、リアルに感じようが、それは感覚の違いの話なので、お互い否定しない方が平和だと思います

4.自分の「面白い」「つまらない」という感覚を信じるのが大事ですよね


よろしくお願いいたします。


ということで、大体言いたいことはまとめてしまったので、以下は補足です。


まず最初に、リアリティとは何なのか。辞書的にいうと「真実性」とか「迫真性」とかいうことになるんですが、要するに「いかに本当っぽく思えるか」「いかに現実のように思えるか」というのがリアリティの本義である、筈です。

それが実際に現実である必要は全くなく、「視聴者・読者がそこに現実を感じるかどうか」がリアリティなので、ファンタジーものだろうがSFだろうが「リアリティ」のあるなしという話はついてまわります。ドラゴンボールだろうが、ジョジョだろうが、ウルトラマンだろうが、「リアリティ」論はテーマになり得ます。

リアリティがあれば、読者はその作品に没入出来る。リアリティがなければ、視聴者はその作品に没入出来ない。基本的に、創作の受けとり手は「その作品に没入出来れば出来る程」その作品を楽しむことが出来るので、「リアリティが優れている」作品の方が楽しみやすい傾向があるんですね。

要は、「リアリティがあるかないか」というのは、「その作品に没入してもらう為」の手段であり、尺度です。歴史を忠実に再現しようということが目的の作品でもない限り、リアリティそれ自体は「楽しんでもらう」為の手段であって、別に「リアルそのものを描く」ことは目的ではない、という話なんですね。ここまでは、別に一般的に語ってしまっていいと思います。


で。


漫画やゲームの話をしていると、たまーに「リアリティ」について驚く程感覚が違う人がいて、ちょっとびっくりすることがあります。


例えば、設定上の瑕疵について細かく指摘して、「この作品はダメ」と断言する人。

例えば、ちょっとした人物描写の行き違いについて論じて、「描写が嘘っぽい」と批判する人。


これ、別に「それはダメ」って話じゃないんです。ただ、私があんまり細かいアラや瑕疵に気づかないというか、たとえ気づいても全体として没入出来ればあまり気にならない方なので、正直「なんでそんな細かいこと気にすんのかな?」って感じてしまうことが多かったんですね。ここに、妙なすれちがいがある。


最近気づいたんですが、

・「リアリティ」を損なっていると感じるファールラインというのは、場所も感度も人によって物凄く違っていること
・更に、人によっては、ファールラインを越えた時点で、その作品全体を嘘っぽく感じてしまうこともあるということ
・更に更に、わずかでも「嘘っぽさ」を感じた時点で、作品全体を「つまらない」と感じてしまう人もいるということ

この辺が、その「すれちがい」の原因だと思うんです。


ちょっと前、こんな増田を読みました。


正論です。言われてみたら、そりゃそうですよね。って話なんですが
どうもこの、リアリティないセンサーが発達してる人が一定数いて
そういった人達は、リアリティないセンサーに反応が出てしまうと
急激に映像作品がつまんなく見えてしまうように感じ取れました。

騙された側は素直に騙されて、よかったよかったと言うので問題ないんですが
騙されなかった人達は
「みんな騙されるな!言うほど面白くないぞ!目を覚ませ!これはリアリティがないぞ!!」
って言ってしまうんですよね。


これ、凄くいろーーーんな作品に同様のことが言えると思っていまして。

私はゲームが好きなので、ゲームにたとえて話すんですが。例えば昔、「エースコンバット」というゲームについて、やはり「リアリティ」を問題にする人たちが実際にいました。


いわく。戦闘機にこんなにたくさんミサイルが積めるわけがない。いわく。戦闘機がこんな飛び方が出来るわけがない。いわくレーダーが云々、速度が云々、通信が云々。

そういったことを一通り指摘して、エースコンバットというゲームを「駄作」と断定するのが、そういった論の着地点でした。最近は流石にあんまり観なくなりましたが、「1」や「2」の頃は割とよく見る論調だったんです。


いやもう、指摘自体は全然間違いじゃないんですよ。「本物の戦闘機」というものをゴールとするならば、そりゃあエースコンバットはゴールを描写してはいないんです。

ただ、少なくとも私は、別に「本物の戦闘機」なんて求めてないんですよね。ただ、「戦闘機に乗ってる気分」「敵を撃墜している気分」になれればいい。もっといえば面白ければいい。その点、エースコンバットというゲームは、私にとって物凄く「リアリティ」がある作品だったんです。

要は、見ている部分も、求めているものも、問題としている部分も全然違ったんですね。まあ、なかには単に「戦闘機についての知識」を誇示したいだけの人もいたのかも知れませんが、そういった人たちにしても、エースコンバットが「not for me」だったことは間違いない事実でしょう。


これはちょっと極端な例なんですが、漫画でもゲームでもアニメでも映画でも、いろーーーんなジャンルで同じことが起きてるんじゃないかなあ、と。


例えば細かい科学考証なんて気にならない人もいて、けれど気になる人には気になって気になって、気づいた瞬間「こんなことも考証できてないのか、駄作だな」って思ってしまう。細かい人物の設定や感情描写に気づかない人もいて、けれど気になる人には気になって気になって、気づいた瞬間「これ矛盾してるじゃないか、つまんねー」って思ってしまう。


こればっかりは、要はファールラインの問題、「not for me」になってしまうかどうかのしきい値の問題であって、いい、悪いの話ではないんじゃないかと。


ただ、上の増田でも書いてあるんですが、時には「気になる人」が「目を覚ませ!これはリアリティがないぞ!!」と周りに呼びかけ始めてしまって、そこで「気にならない人」との間で衝突や軋轢が発生してしまうこともあるようなんですね。ジャンルによっては戦争になることもありますし、まああまりリアリティのあるなしで喧嘩してもしょーもないと私は思うんです。

「この作品にはリアリティがない!!」と感じて、そう主張するのは、全然問題ないと思うんです。ただ、他の人が感じている「リアリティ」までぶっ壊しにかかるのは、ちょっとどうかと思わないでもないです。別に、「自分が気になることが気になっていない人」にまで、水をぶっかけて回る必要はないんじゃないかな、と。


大事なことは、「自分の感覚を信じること」「けれど他人の感覚は否定しないこと」なのではないか、と。


私自身は、正直いって「細かいことはあまり気にならない人」ですし、それで損をした記憶があまりないので、今後も細かいことは気にしないで作品を享受しようと思っています。そして、「面白い」と思ったら細かいことを気にしないままに「これ面白いぞ!!」と主張します。「つまらない」と思ったらそう主張するかも知れませんが。


けれど、「細かいことが気になる」人の感じ方を否定はしませんし、それはそれで尊重しますただし、自分が「面白い」と感じたことについては妥協しませんし、たとえ「これはリアリティがないぞ!!」という意見に接しても、それを受けて評価を翻したりもしません。

そういうことも含めて、みんな「自分の感じ方」を主張出来る場所としてブログやってるといいんじゃないかなーとも思うんですが、まあそれは余談。

大体の人はそうしているんじゃないかなあ、と思いもするんですが。水をぶっかけあってプライベート・ライアンの世界になるよりは、そういったスタンスの方が世の中平和なんじゃないかなあ、と思った次第なわけです。



皆が幸せになれることを願ってやみません。



ということで、今日書きたいことはそれくらい。



posted by しんざき at 22:35 | Comment(6) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【ライブのお知らせ】ゲー音部ワンマンライブ、「サウンドテスト0008 ゲー音部すぺしゃる」開催のお知らせ

ゲーム音楽演奏集団「ゲー音部」でライブやります!!!


【日時】2016年11月19日 16時半開場 17時開演
【会場】
【チケット】2000円 + 1ドリンクオーダー制
チケット予約ページ:https://tiget.net/events/6126

しんざきはケーナ吹きでして、「ゲー音部」でも演奏活動をさせて頂いています。普段は基本的に、その場で思いついたゲームBGMをアドリブノリでセッションすることが多いんですが、時にはがっつり曲を完成させようかということもあります。そんなゲー音部が、浅草橋でワンマンライブをさせて頂きます。

ワンマンライブといっておきながら、告知ページ見ると9つユニットが書いてあるんだけど一体どういうことなんだ、と思われる方もいらっしゃるかと思うんですが、これ全てがゲー音部構成人員によるユニットでして、ゲー音部の中から30人以上の参加者が集まってよってたかってライブを作る、という図式になっております。

元々ゲー音部のライブというと、対バンでの参加かイベントでの演奏という形式が殆どで、2013年のゲー音部ustライブ以来、ゲー音部単独でのライブ開催って行われてなかったんですよね。しかも、ライブハウスをお借りしての生演奏での単独ライブというのは今回初。

上記のURLを見て頂くだけでも、普通のゲーム音楽ライブではなかなか見られない編成のユニットがちらほらみられることを見て取って頂けるかと思います。

見た瞬間、思わず「なにィ!?」とか「* おおっと *」と思ってしまうような演奏をお届けできればと、参加者一同練習に励んでおりますので、みなさん是非足をお運びください!

チケット予約は下記ページからうけつけております。


ちなみに、冒頭の関東ゲー音部ブログでは、出演ユニットの紹介をぼちぼちとやっていこうと思っておりますので、よろしければそちらもご参照いただければ―。

以上、ライブのお知らせでした。

2016年09月11日

シャドウバース、ビショップでAAランクになりました

時期的にゆるっゆるですが、一応AAランクにはなれました。
シャドバ、ようやくビショップでAAになったー
色々なデッキをふらふら渡り歩きながらですが、最近はビショップが結構手に馴染みまして、主にビショップ使いになっててます。陽光サタンと見せかけて、実は光輝ドラゴンで勝つことの方が多い妙なデッキです。


aaビショップ.png

漆黒の法典の性能はチート。サタンは二枚入れてたんですが、なんか1枚でもいけるなーと思って最近は1枚にしてます。

流石にAA0より先にいくのはちょっとしんどそうだなーと思ってもいますので(Aに上がった時もそういってた気もしますが)、しばらくは2pickなど遊びつつ、新カードが出るまで様子をみようかなーという感じであります。


ということでご報告でした。


posted by しんざき at 18:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月09日

「ジ・アトラス」における「ジ」がものすごくかっこいいという話

今からちょっと、すげー伝わりにくいであろう話をしようと思います。精一杯頑張りますが、私の言語能力には(割と低いところに)限界がありますので、伝わる人にだけでも伝わって欲しいという気持ちでいっぱいです。

英語の定冠詞の「ザ」ってあるじゃないですか。The。ザ・グレート・ラグタイムショーとかロウ・オブ・ザ・ウエストとか、あとバック・トゥ・ザ・ミーの出っ歯とかでみなさんにも著名ですよね。

で、あれ、母音の前だと発音変わったりするじゃないですか。ザじゃなくて、ジ、とかズィ、に。これ正確に言うと、母音の前だけじゃなくて強調の度合が強い場合にも変化したりするらしいですけど、まあ細かいことはどうでもいいんです。

この「ジ」って、私の個人的な感覚によると、明らかにザよりかっこいいと思うんですけど、まずこの段階で伝わりますでしょうか。伝わってますかね。あ、前列右側あたりのお客さん、大丈夫ですか?

いやほら、例えばジ・エンブリオンとか、ジ・エンドとか、ジ・オとか、センター・オブ・ジ・アースとか、なんというか凄く「ジ」が輝いてみませんか?ジ・オがザ・オだったらいやじゃないですか。お前どこのサオ竹やさんだよ、ってなりません?シロッコが「たけやーーー、さおだけーーーー」とか言ってるところとか想像すると、素直にジュピトリスでこつこつ頑張っとけばよかったのにジャミトフさん暗殺したりするからそんなことになるんだよ、とか思いますよね。思いませんか。うん、思わないかも。


で、そんな「ジ」のかっこよさブーストの中でも、最強にかっこいいというか、最も「ジ・」という定冠詞が光り輝いているのが


ジ・アトラス


あまりにもかっこいいのでもう一回書きます。


ジ・アトラス


だと思う、というのが今回の記事で私が言いたいことなわけです。めちゃくちゃかっこよくないですか?ジ・アトラスって言葉。超声に出して読みたい日本語ナンバーワンですよ。日本語じゃないけど。

だいたい、英語のタイトルをカタカナ日本語にすると妙にださくなる、というケースって多いと思うんです。「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」とか書くとあんまりかっこよくないと思いませんか?

けれど、ジ・アトラスに限っていえばカタカナの方が原題よりも遥かにかっこいいと私は思うんですよ。 「The Atras」よりも「ジ・アトラス」の方がかっこいい。間違いない。

なんでしょう、このかっこよさ。合計わずか5文字という絶妙なシンプルさ、「アトラス」という言葉自体の強そう感、更にそこに濁点が加わることによるパワーアップ感もさることながら、やはり「ジ」という語感のその圧倒的な力強さが核心的なパワーを発していると私は思うんですけど。


勿論いうまでもなく、ジ・アトラスは大航海時代をテーマにしたゲームなんですけれど、光栄の大航海時代なんかとは全然趣が異なり、「提督を派遣して世界の未踏領域を探索させるんだけど、提督が持って帰った報告を信じるか信じないかで世界自体が変化する」という独特なシステムで超面白いわけです。どんな突拍子もない報告であろうと、それを信じるとその通りの世界になる。なんかわけのわからないクリーチャーがいる大陸が出来たり、逆にアメリカ大陸が存在しなかったり、すごいおもしろ世界が作れたりするわけです。VCで出ないんでしょうか、ジ・アトラス。出たら買うんですが。


ということで、言いたいことはタイトルの時点で全ていったのでこれくらいにしておきます。


posted by しんざき at 16:18 | Comment(5) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日のしんざきと最近の漫画事情、あとスピリッツの「アオアシ」が面白い件 16/09/08

アオアシ面白いです。もしかすると今のスピリッツで一番面白いかも。



「Jリーグのユースチームに焦点を当てたサッカー漫画」なんですが。主人公の葦人が、よくある才能先行系の熱血わがまま主人公かと思ったら、明確なフィジカルの弱点を抱えていたり、ちゃんと聞く耳やじっと我慢する姿勢をもっていたりで好感が持てます。描写も熱いし、展開も熱い。

葦人の強みが「ものすごい視野の広さ」なんですけど、本人バリバリの点取り屋思考なのに、理解者である筈の監督にサイドバックに転向するよう指示されて…という展開を今ちょうどやってるんですね。

で、私は素人考えで「あれ、なんでサイドバック?視野の広さが売りならMFとかボランチとかの方がいいんじゃないの?」と思っていたんですが、それがちょうど今週号、お嬢が言っていたことと同じ内容でして。それに対する、「中央を偉いと思いすぎ」という言葉には、あーーなるほどと思わず「へーー」と納得してしまいました。もっと詳しい人から見るとまた意見違うかも知れないですが。調べてみたら、今のサッカーってSBの役割もすごい多様化してるんですね。あとお嬢が可愛いと思います。

なにはともあれ、今後の展開が楽しみです。


以下、雑誌別に楽しみにしている漫画。

ジャンプ:火ノ丸相撲、ワールドトリガー、左門くんはサモナー
マガジン:ベイビーステップ
ヤングジャンプ:キングダム、嘘喰い、リクドウ
モーニング:グラゼニ、ジャイアントキリング
イブニング:めしにしましょう、瑠璃と料理の王様と
ヤングマガジン:喧嘩稼業、ファブル
ビッグコミックスペリオール:チェイサー、銀平飯科帳

大体こんな感じです。

火ノ丸相撲は相変わらずの出し惜しみ皆無の展開がすごすぎる。頂上決戦の行方が全く予想つきません。というか、火ノ丸が余程パワーアップしないと勝ち目がないような気がするんですが、この後どんなパワーアップ展開になるんでしょうか。

テニス漫画ではベイビーステップの安定感がものすごい。なにあれなんであんなに安定して面白いんですか、って感じです。場外の雰囲気も好きですが、やっぱりテニスをやってる間の心理戦が一番面白いですね。

ヤンジャンは、ちょっと前からリクドウが面白いです。現時点のボクシング漫画だとかなり上位の面白さなんじゃないでしょうか。

さり気なく現在の連載漫画全てを見渡してもトップクラスに面白いんじゃないかと思っているのがスペリオールのチェイサー。海徳先生、何をどう考えても現時点では第一線の売れっ子漫画家の筈なのに、手塚コンプレックスがまっっったく解消されないのが面白すぎます。自信家のようでいてナチュラルボーン卑屈っぷり。このバランス感覚は、コージィ城倉先生流石としか言いようがありません。


ということで、色々読みすぎていて単行本がおっつかない感じではありますが、最近面白い漫画超多いので大変楽しんでおります。特にチェイサー、読んでない方にもお勧めです。


posted by しんざき at 00:09 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月07日

貧乳好きとロリコンを混同することは断固許容できない

タイトルで言いたいことの8割程は言いましたので、以下は補足です。忙しい方はブラウザのバックボタンとかで前のページに戻られること強くをお勧めします。

まず前提として、法に反したり人に迷惑をかけたりしない限り、趣味・嗜好はその人の自由であり貴賎はない、ということは確認させて頂ければと思います。天は趣味の上に趣味を作らず。嗜好の上に嗜好を作らず。犯罪に走らない限り、嗜好を否定出来る者は誰もいません。

その上で主張させて頂きますと、

「貧乳好きとロリコンははっきりと違う嗜好であって、混同されるべきものではない」

ということは申し上げておきたいです。


先日、こんな記事を書きました。


この記事の骨子は、要するに「貧乳好きには、ピュア貧乳好きと貧乳コンプレックス好きの大きな二つの派閥があって、その二つは結構別物だよ」ということでした。

で、この記事に対する反応で、「貧乳って要するにロリコンだろ?」というような、いささか短絡的な反応をする方がいらっしゃったのです。

これについては、私は明確に「否」と申し上げておきます。確かに、この二つの嗜好を同時に持っていらっしゃる方もいるかとは思いますが、少なくとも同じものではない。

もう少し言いますと、少なくとも「貧乳コンプレックス好き」について言えば、ロリコンとは明確に一線を画している嗜好だと申し上げることが出来ます。


何故なら、「貧乳コンプレックス好き」の骨子である、「膨らんでいない胸に対するコンプレックス」は、少なくともある程度成長期を過ぎていないと発生しにくいものだから(全く発生しないとまでは言いませんが)。

貧乳コンプレックスは要は精神的な特徴です。そして、多くの場合、貧乳コンプレックスは周囲との比較、あるいは「あるべき自分」との比較によって発生するべきものです。

そこから考えると、貧乳コンプレックスは、むしろ成長期を過ぎた大人の女性とこそ相性が良い。胸の大きさを気にする大人の女性とか、貧乳コンプレックス好きにおいては極めて一般的な嗜好対象であるわけです。必ずしもロリコンと貧乳コンプレックス好きが矛盾するわけではないのですが、方向性としては相反すらしています


ピュア貧乳好きにしても、「大人の女性の貧乳」を強く好む方は多くいらっしゃるでしょう。「全体として小さい」よりも、「体格は普通だが胸だけ小さい」という方が発生するギャップは大きい。そういったギャップにこそ魅力を感じる方も数多くいる、という厚生省の調査結果もある程です。嘘ですが。


貧乳とロリコンを同一視する向きについては、見解の是正を強くお願いすると共に、いずれの陣営からも迫害の対象になることが多いロリ巨乳好きなどという趣味に関しても、「趣味に貴賎なし」という精神で暖かく見守るべきなのではないか、と主張して、まずは私の意見とさせていただきたいと思います。よろしくお願い致します。


今日書きたいことはそれくらいです。


posted by しんざき at 23:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月06日

桜玉吉先生の不思議な愛され方と「しあわせのかたち」の軌跡


ちょっと前ですが、@miki800さんのこんな記事を拝読しました。


私の観測範囲が偏っているかも知れないんですが、このニュースをtwitterのタイムラインで見かけた時、一つ心に残ったことが、


皆圧倒的に桜玉吉先生の体調や財政状況を心配している


ということでした。「めでたい」とか「懐かしい」とかの反応の遥か前に、みなさん脊髄反射的に、「玉吉体調は大丈夫か!?」とか「ちゃんと食えてるのか!?」という心配が先に出てきているように思うんですね。ちなみに、私も脊髄反射でそう思いました。玉吉先生心配過ぎます。

これ、今回に限った話ではなくって、桜玉吉先生関連のニュースが出る度に「玉吉先生の心配」が反応として乱舞しているように思います。ラブラブルート21映画化の話の時とかもそうでした。

上記のmiki800さんの記事でも、

これで桜玉吉先生に少しでも印税が入るといいなあ…

という一文が入っていますね。心から同感です。

私は、ここまでファンに「とにかく心配」されまくる漫画家さんを他に知りません。新しい情報が入ってくる度に最優先で心配される作家さんって、結構珍しいんじゃないでしょうか。とにかく、「玉吉先生に生きていて欲しいから」取りあえず単行本みんな買う、みたいな、そういうよくわからないファンが私を含めて結構な人数いるような気がします。


桜玉吉先生は、かつてファミ通で2ページ漫画「しあわせのかたち」を連載し、様々な変遷を経て一部にカルトな人気を得た漫画家です。ゲーム漫画から始まり、日記漫画へと作風を変え、その後は「幽玄漫玉日記」や「御緩漫玉日記」を経て、現在は週刊文春で「日々我人間」を連載されています。

幽玄漫玉日記の記載には、「アスキーの漫画部門が出来たのももとはといえば玉吉先生が理由」という一文が(ビーム編集長の奥村勝彦氏の発言という形で)ありましたが、そういう意味で現在のエンターブレインの設立とも無関係ではない人物です。


桜玉吉先生は、離婚されたり鬱になったり急性腹膜炎になったり漫喫生活をしたりと、とにかく読者を心配させるエピソードに事欠かない訳ですが、そういったエピソードが作品と分かちがたく結びついているところも、玉吉先生がファンから特殊な愛され方をしている理由の一つではないかと感じております。


「幽玄漫玉日記」や「御緩漫玉日記」「漫喫漫玉日記」などをお持ちの方であれば説明するまでもないと思いますが、桜玉吉先生の漫画は恐ろしい程にハイセンスで、かつ妙なリアリズムもあり、時に爆笑時に欝々と読者の感情を自在に操ること大なわけですが、やはり玉吉先生の原点は「しあわせのかたち」なのではないかと思うわけです。


この記事では、私も大好きなファミ通時代「しあわせのかたち」を振り返りつつ、「防衛漫玉日記」以前の玉吉先生の作風について書いてみたいと思います。



「しあわせのかたち」。当初は「し・あ・わ・せ・のかたち」というタイトルでしたが、なんかすぐに中点がなくなりました。当初はシュールな作風のゲームネタ2ページ漫画という印象だったのですが、すぐに「グラディウス」や「スクーン」、「メトロイド」や「悪魔城ドラキュラ」など、既存の人気ゲームのショートコミカライズというような作風に移行しました。

ここで、「ドラクエII」をネタにして、ローレシア王子である「おまえ」サマルトリア王子である「こいつ」ムーンブルク王女である「べるの」が作中に登場したことが、「しあわせのかたち」の第一のターニングポイントになったことは論を俟たないでしょう。

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posted by しんざき at 19:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月05日

今日のしんざきが、西新井のギャラクシティに行ってきた話 16/09/05

めっちゃ楽しかったです。


ということで、以前から一度行きたい行きたいと思っていた、西新井の複合体験型施設「ギャラクシティ」にいってきました。


長男、9歳。小学三年生。長女と次女は4歳の双子で、どちらも幼稚園年中。

結構遠出だったのと、午前中長男のサッカーがありましたので、若干遅めの時間に行くことになり、堪能しつくせたかというと難しいところでしたが、全体としては非常に楽しめまして、子どもたちもみんなきゃっきゃ言って喜んでました。日記も兼ねて、遊んだ施設を簡単にご紹介してみます。写真多めです。

○スペースあすれちっく

まず、なんといっても巨大ネット遊具「スペースあすれちっく」。半分はこれが目当てで来館したようなもんです。


巨大なぶち抜きのスペースに、三層構造のネットの遊具が張り巡らされているような物凄い施設でして、この中を縦横無尽に遊びまわることが出来ます。30分ごとの入れ替え制になっていまして、小学生だけが遊べる小学生タイムと、小さい子でも遊べるファミリータイムが交互に来ます。完全入れ替え制だけに、一回一回はそこまで混んでもおらず、並べばちゃんと遊べる感じ。

ネットは各階層ごと、狭いトンネルのような通路を抜けて行き来出来る構造になっています。大人でも靴下着用が必須で、スカートは不可です。


やはりというか、ここはもう長男が大喜びでして、30分間ずーっと駆け回っていました。なにせネットが丈夫なだけに、動き回ると結構足が痛い。大人の体重が不利になる遊具ということで、すばしっこい長男と追いかけっこをしていたんですが、とうとう一回も捕まえられず。完敗でした。長女次女は、主に奥様と一緒にゆらゆらネットを楽しんでいた由。


長男は小学生タイムとファミリ―タイム、2回も遊んでご満悦。流石にちょっと足が痛かったらしいです。大人組はかなり序盤でバテてしまう人が多いようで、最下層のハンモックみたいなところで寝転がっている人が多かった印象です。


○ちびっこガーデン

こちらは幼児限定の施設で、主にスペースあすれちっくの待ち時間に、長女次女が遊んでいました。ここだけで大きな児童館くらいの遊び場がありまして、大量のぬいぐるみ、絵本、おままごとスペースの他に、小規模なクライミングウォールのようなものもありました。

DSC_1691.JPG

真剣な顔でぬいぐるみを使った「おうちごっこ」(要はおままごと)に興じる長女次女。周囲が柔らかいクッションに覆われているので多少走っても安心です。


DSC_1688.JPG

こちらはちびっこ壁登りに挑戦する次女。子どもボルダリングは何回かやっているので慣れたもの、かと思ったらそうでもなかったらしく、一番上から降りられなくてひーんと泣きながら抱っこを要求してきたりしていました。


○クライミングぱーく

こちらは、上記の壁登りよりだいぶ本格的な、ちょうどボルダリングのような施設。私が行った時は整理券制でして、「1エリアにつき、必ず親と子どもが1対1で登ってください」という形式でした。親は後ろから子どものフォロー必須。

DSC_1710.JPG

一応、長女次女も私と奥様の交代制で見られましたので、一通りは登ることにチャレンジ出来たんですが、やはりここは小学生以上を想定した遊び場のようで、同じく長男が一番楽しんでいた感じでした。

こちらでは命綱を使わない遊び方だけなんですが、入り口側には高さ7メートルくらいの「がんばるウォール」もありまして、そちらは命綱付きの本格ボルダリング。この日は整理券切れで出来ませんでした。


○プラネタリウム

「まるちたいけんドーム」のプラネタリウム。昔ながらのプラネタリウムという感じですが、寝転がって見れる桟敷席などもありまして、一家でごろんと寝ながらプラネタリウムを鑑賞できました。長女次女はプラネタリウム初体験で、「おほしさまきれいだったねーー!!」と大興奮。

ここだけ有料施設で、大人500円、こども100円のチケットが必要になります。というか、ここ以外は全館無料なんですよねこの施設。。。凄まじいコストパフォーマンスだと思います。

今回は初心者向けの観のある「今夜の星空解説」を見たのですが、他にも映像番組が色々あるようで、長男は「今度は恐竜大行進がみたい!」と主張していました。近々リベンジにいこうと思います。


今回主に遊べたのは上記の4施設なんですが、他にもモノづくりのアトラクションあり、床に自由に落書きできるアトラクションあり、料理体験のアトラクションもありと、超絶遊びでがありそうでした。足立区の人いいなあ!!と羨望すら感じさせます。もうちょっと近所にこういう施設があればなー。

何はともあれ、子どもたちの評判も上々でしたので、また近いうち遊びにいこうかと思っております。

今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 12:37 | Comment(3) | TrackBack(0) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月04日

今日のしんざきが生まれて初めて目玉焼きを作ったお話 16/09/04

超充実した土日でした。

土曜は、西新井のギャラクシティにいった後、私は秋葉原のヌードル+ワインバルnicoにおじゃまして、@meijisoさんや@agneskei さんが「お酒にあうゲーム音楽」をひたすら演奏するライブを鑑賞。演奏素晴らしかったですし超お酒美味かったですが、ちょうどアンコールに入るところでまさかの会社から電話→出社というムーブに。ライブ終了後のお酒が楽しめなかったのが無念でした。

日曜は、子どもたちに朝ご飯を食べさせた後、長男はサッカー、奥様は習い事。長女次女と児童館で遊び倒しまして、夕方は銭湯にいき、夜は今年最後の花火をしておりました。

ギャラクシティは大変面白かったので個別に書くとして、まずは今日の朝ごはんの話です。


日曜はしんざき奥様が忙しいので、私が子どもたちの朝ご飯を用意することも多いです。といっても私の料理スキルは「クロマニョン人が刃物の使用を覚えたのかな?」というくらいの水準でとどまっているので、作りおきのサラダとか、シリアルを用意するだけ程度のことが多いんですが。

ですが、今日はついに長男からリクエストが。「ぱぱ、目玉焼き食べたい」

リクエストが来たからにゃあ答えねばなるまい、と思って取り敢えずレシピを漁るしんざき。「目玉焼き 初心者 作り方」でぐぐる動きも堂に入ったものです。

目玉焼きというのは、大体二工程で作れるらしいです。


1.フライパンを熱し、油をひきます。中火にして卵を割り入れ、周りが少し固まってきたら水を入れ蓋をします。
2.弱火にして、20〜30秒位で半熟の状態になります。 お好みで塩こしょうを振ります。


なんだ楽勝じゃん。

ということで取り敢えず火をつけて、油をひいて、卵を叩き込むところまではあっさりと完遂したんですが、その後「水を入れ、というが、水をどれだけ入れればいいんだ?」というところで第一の関門を迎えました。

そもそも水は何のために入れるのか。蒸すのか?と思って後で調べてみたら、「フライパンから外しやすいように」ということのようです。なるほどなあ。

おそらく、料理を普段する人にとっては「水を入れる」というだけでだいたいのイメージが沸くんだと思うんですが、こちとら大学時代の一人暮らし期には節分豆だけで生命を保っていた身です。「適量の水」などというイメージセットは存在しません。

取り敢えず適当に水をぶち込んで、紆余曲折の末こんな感じになりました。

人生初のパパ特製目玉焼き。これで合ってるんだろうか

割とまっとうな目玉焼きになっているような気がします。二つある内の片方は次女分です。

その後、「あれ、これフライパンからどうやって外すんだ?」という関門に突き当たりました。ドラゴンズクラウンで言うところのガーゴイルゲートです。

色々調べてみると、世の中には「フライ返し」というウェポンがある由。あちこち引っ掻き回してみると、ありました。家にも伝説のウェポンが。

こ、これが伝説の発注フライ返し…!?

これを駆使しまして、

紆余曲折の末こんな感じになりました

最終的にはなんとかこのように。「半熟めでお願い!!」というのは長男のリクエストです。

子どもたちはおいしく食べてくれましたし、長男から「ぼくが初めて作った目玉焼きもこんなかんじだった」としみじみフォローされるという事案も発生したわけですが、なんだお前は。先輩か。先輩ですねすみません。

大体しんざき奥様の料理が非常に美味しいので、私が料理スキルを鍛える必要性が今まで全く存在しなかったこともあり、現在の私はスライムベス程度の料理戦闘力しか保持していません。とはいえ、時には料理スキルを無理にでも発揮する必要が発生するわけで、少しずつでも経験値稼ぎをしないといけないわけです。

料理のレシピっていうと簡単な工程のように思えますけれど、「実は簡単な工程の中に、暗黙の無数の工程がある」という罠があるんですよね。その暗黙の工程は、当たり前の人は当たり前にやっているわけですが、私のようなスライムベスには意外とハードルが高いわけです。


上の「適量の水」の話もそうなのですが、そも、料理に関するイメージセットが全くないので、いちいち調べながらやらないといけないのが問題ですが。twitterとかで私が「料理する」とかつぶやくと皆さんがよってたかってアドバイスをしてくださるので大変助かっています。いつもありがとうございます。学習具合が非常に薄くてすいません。


今日書きたいことはそれくらい。



posted by しんざき at 22:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月01日

今日のしんざきと近況とか 16/09/01

ただの日記です。

どうもしんざきです。9月になってしまいましたねえ。

2016年もあと4カ月になってしまいましたので、あと4カ月以内に19XXが20周年記念で家庭用移植されることが確実視される中、みなさんいかがおすごしでしょうか?私としては一刻も早くカプコンさんに家庭用移植の発表をして頂きたいところです。

ということで、下記、ただの日記です。


○土日は家族で奥武蔵に行ってました

私の両親 + しんざき家5名で奥武蔵。高麗川の近くでして、

綺麗なかわだなあ


こんな感じのひじょーーにいい川があるところです。ここで浮輪で川下りするのがまた超楽しくてですね。まあこの写真は去年の写真なんですが。

ただ今回、本当は金曜から遊ぶ予定のところ、長男の学校では既に25日に始業してしまうということがあとから判明し、奥様と長女・次女が先行、私と長男が後から合流するというちょっと変則な感じになりまして。その為長男、今年は川で遊べませんでした。やや残念。まあ、長女次女は目いっぱい遊べたみたいなので、それだけでもよかったんですが。

狭山のキャッツアイにきた!!

川で遊べなかった無念さを室内遊び場のトランポリンにぶつける長男、かというと実際はそんなに気にしてなったみたいですが。

夜は駐車場で花火をやったりしたんですが、長女次女4歳はどうもまだ花火が怖いらしく、「もたない!」「はなびもたなーい!」とか言いながら遠巻きに見ているだけでした。ただ、その後急に次女が花火やる気勢になりまして、「もういちどはなびやりたい!こんどはもつから!!」とか言い出して、今花火のリベンジマッチを計画中です。次の日曜にでもやろうかしらん。

土曜に帰ってきて、28日は私 + 長男長女次女の4人パーティで本屋に行き、好きな本買っていいよーと言いましたら、音が出る絵本やシール絵本を選んだ長女次女に対して、長男が選んだのがこれ。


色んな生き物の「突っ込みどころ」を挙げている本でして、私もちらっと読んだ感じ結構面白そうでした。その内読んでみようかなあ。

そんな感じの楽しい土日でした。なお、その後長男はなぜか「魁!クロマティ高校」を読み始めてハマった模様。


○長女次女のお友達が遊びにきて「くるりんパニック」が大人気だった模様です

皆さんご存知ですか。くるりんパニック。超面白いです。



最大4人プレイ。柱の周りをくるくる回る飛行機を、ボタンを押してジャンプさせて、他のプレイヤーの手元にあるコインにぶつけてコインを落とさせるという、シンプルでありながらめちゃくちゃ盛り上がる電動ゲームです。

以前「ゆるゆるとドミニオンとかを遊ぶ会」通称ゆるドミにおいて、三度にわたるくるりんパニック世界選手権(参加人数10〜16人程度)が行われまして、こう見えても初代世界チャンピオンと三代目世界チャンピオンが私なんですけど、皆さん今度から私のことをくるパにチャンプと呼んでいただいてもかまいませんよ。サインは事務所を通してください。

まあ4歳くらいの子どもにも直感的でわかりやすいゲームですので、みんなできゃっきゃと盛り上がったらしいです。なにより。


○最近Books&Appsさんにちょくちょく寄稿させて頂いてます

私の記事が読めるページはこちらです。おかげさまで、そこそこご評判を頂いている由。

タイトル付けについてはお任せした上で、結構好き勝手書かせて頂いているんですが、サイトの方向性的に大丈夫なのかどうかは若干心配です。

あと、自己紹介で「好きな敵ボスはシャコ。」と書いているんですが、冷静に考えると私クラスティハンマーと戦う時はどっちかというとブチ切れていることの方が多くって、どっちかというとタイタニックランスの方が好きかもしれません。「好きな敵ボスはベレムナイト」に変えて頂くようお願いしたものかどうか考えているところです。


今日書きたいことはそれくらい。








posted by しんざき at 19:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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