2018年08月23日

オクトパストラベラーは、「「ここからが本番!!」と何度でも思わせてくれるRPG」でした

目下、オクトパストラベラーにハマっています。一言で言うとメタクソ面白いです。


まだ遊んだ時間でいうと30時間弱でして、進捗度合いで言うと各キャラの3章を片付けているところ。バトルジョブの在処に暫く気づきませんで、2章中盤くらいでようやく各地の祠を廻ったんですが、ジョブの付け替えやらサポートアビリティの取捨選択やら、あれこれ試行錯誤するのが超絶楽しいです。あと音楽が死ぬほど良い。マジで超良い。サントラポチりまして、届くのが楽しみです。


本当はクリアしてから総括エントリーを書こうかと思っていたんですが、まだ結構かかりそうな塩梅で、かつ今の時点で(私にとっての)面白さの正体は大体つかめたような気がするので、ちょっと現時点で書いておきたいと思います。ネタバレはなるべく避けます。

書きたいことは主に二つです。

・ゲームの許容範囲を背景とした、「出来ることが広がる瞬間」の気持ちよさ
・「出来ること」を駆使しないと勝てない、絶妙な戦闘難易度の上がり方

順番にいきます。

〇ゲームの許容範囲を背景とした、「出来ることが広がる瞬間」の気持ちよさ

記事タイトルでも書いたんですが、このゲーム、「うおーこっからが本番だったのか!!」と思わせられるタイミングがなんかやたら多いんですよ。「世界が広がるタイミング」が何度もある。

オクトパストラベラーって、ゲームスタート時点で出来ることは正直かなり少ないというか、割と「狭い範囲」に限定されているんです。

・主人公は一人だけで、コマンドも少なければアビリティも少なく、雑魚戦でも案外苦労する
・敵の弱点をつこうにも弱点をつける武器や攻撃手段がない
・ブレイブで一気に攻めようにも攻め手がない
・そもそも移動出来る範囲も狭い

勿論、再序盤は半分チュートリアルみたいなものですから、ちゃんと基礎を学びながら相手の弱点をついていけるように計算はされているんですが。色んなRPGの中でも、「序盤に出来ることの限定」という意味では、オクトパストラベラーは結構狭く設定されている方だと思うんです。

ところが、その「狭い世界(システム的にも、世界観的にも)」は、ゲームを進めるごとにぐいぐい広がっていきます。

・仲間が増えるごとに飛躍的に出来ることが増えていく
・戦闘でも出来ることの幅が広がっていき、「戦術」を駆使できるようになっていく
・JPをためてアビリティを取得していくと、更に戦闘の許容範囲がどんどん広くなっていく
・バトルジョブを入手できるようになると、複数のアビリティを組み合わせて更に戦術の幅が広がる
・単純に移動できる範囲、訪れることの出来る街もどんどん増えていく
・世界観、冒険の舞台も、色んな話を聞いている内にどんどん広がっていく

私、以前、ドラクエ3をテーマにしてこんなことを書きました。


要は「制限」と「制限解除」、今まで窮屈だったものが解放される瞬間の気持ち良さ。そのデザインに無理がないゲームは面白い、という話ですよね。

勿論、単に「途中から出来ることが増えていくゲーム」は他にも山ほどあるんですが、オクトパストラベラーはその「振れ幅」が絶妙というか、「出来るようになった時」の快感が物凄く大きいように出来ているんですよ。

多分その要因は二つあって、一つが「ゲームの許容範囲」。ちょっと古い言葉を使うと「自由度」っていう言葉になると思います。

オクトパストラベラーにおいて、「やらないといけないこと」「やっておかないと先に進めないこと」という要素は極めて少ないです。一応、各キャラに章仕立てのストーリーはあるんですが、そのストーリーをガン無視していても別にゲーム自体は進むし、ストーリーを実施するかどうかも完全にプレイヤー任せにされている。ある特定のキャラのストーリーだけをどんどん進めていってもいいし、満遍なく進めても構わないし、一切進めないでひたすら装備集めに邁進したり、どんどん遠くの街を目指すことも出来るわけです。

「このストーリー、今進める?あとにしとく?」というトリガーが全部プレイヤーに任されているので、プレイヤーは自然と「その時一番やりたいこと」に集中出来る。つまり、自然と「ゲームを主体的に遊ぶ」ようになっていくので、「世界を広げる為の行動」を自分からとることが出来るんですね。

「なんか知らないけどいつの間にか世界が広がっていた」ではなく、「自分から世界を広げにいって、パっと目の前が開けた」という感覚なので、「制限解除」の瞬間の気持ち良さがすごいんです。

・パーティが4人そろった瞬間
・4人以外の仲間も集まった瞬間
・新しいバトルジョブを見つけた瞬間
・遠くの街にたどりついて強い武器を入手できるようになった瞬間
・上級ジョブにつけるようになった瞬間

これらすべて、私が「ここからが本番だったのか!!!」と感動した瞬間なんですが、それぜーーんぶ自分の意志でやってるんですよね。ゲーム任せじゃない、自分の選択の結果。

これがすごーーーく気持ち良いなーと、少なくとも私は思ったんですよ。

一方。もう一つの要素として、「バトルの難易度の上がり方」という話があります。

〇「出来ること」を駆使しないと勝てない、絶妙な戦闘難易度の上がり方

ゲームには「達成感の提示」という機能もありまして、ハードルを乗り越えた瞬間の気持ち良さというのはとても重要です。どんなに良く出来たシステムでも、あまりに簡単過ぎるとつまらない。それは、「良質の達成感」が得られないことに由来しています。

その点オクトパストラベラーはどうなのかというと、一言で言うとドすげえ良質です。


オクトパストラベラーの戦闘難易度は、正直結構ハードな上がり方をします。何も考えずにただ武器を強くしてレベルを上げるだけだと、どんどん「勝てなくなる」ように出来ているんですね。

・敵のHPの上がり方がかなり速い
・武器を強くしても、通常攻撃のダメージは思った程上がらない
・敵の攻撃や状態異常がかなりエグい
・ボス戦は更にエグいダメージ、エグい状態異常、エグい耐久度が乱れ飛ぶ

この結果どうなるかというと、「広がった「戦術」を駆使しないと勝てない」「けれど頑張って工夫するとめっちゃ気持ちよく勝てる」というバランスになっているんですよ。ここは、オクトパストラベラーについて特筆すべき点だと思います。

・弱点を探って相手をブレイクする
・一気にブレイブを費やして相手の体力を詰めるタイミングを図る
・様々なアビリティを駆使してバフ・デバフを重ねる
・装備を吟味して必要なパラメータを上げる
・サポートアビリティをたくさん取得してあれこれ組み合わせを工夫する

これら、やればやる程戦闘は楽になっていきますし、多少強い敵でもガンガン勝てるようになっていきます。工夫すれば工夫する程楽になっていく戦闘。それに伴う達成感。このバランスについては、オクトパストラベラーは「一級品」と称してなんの問題もないでしょう。

この「達成感」を味わうことが出来る前準備として、より一層「世界を広げる」ことの重要性が増していて、それがプレイヤーへの極上の報酬効果になっている。私は、オクトパストラベラーについてそういう風に評価しているわけなんです。


〇その他の感想まとめ書き

上記以外での、個人的なオクトパストラベラーについての感想を、簡単に箇条書きにしておきます。

・グラフィックと音楽が死ぬほど良いとしか言いようがない
・この雪国のドット描写とか、もう感動する以外ないくらい素晴らしいんですが
・BGMも超すばらしくて、個人的には特にオープニングと、リバーランドのフィールドの曲がお気に入り(クリアブルック川道とか)
・クリアブルック川道の曲演奏したい
「かつてないロマサガみ」と以前書いたけれど、実際にプレイしている感覚はそこまでロマサガでもない
・SFCRPG好きな人におすすめと言われていたけれど、「色々工夫してどんどん強くなっていくRPG」が好きな人であれば手放しにお勧めしたい
・ただしストーリーは割とあっさり味(この点はロマサガの雰囲気に近い)なので、映画的なストーリーに期待はしない方がいい
・パーティメンバーを比較的頻繁に変えることになるのに、装備の交換だけやや不便。他キャラが装備している武器を直接装備出来るようにしてほしい
・逆に言うとUIの不満点はそれくらいで、あとはほぼかゆいところに手が届くUIになっていると思う
・学者つよい。特に序盤中盤は、サイラス先生がいる場合といない場合でゲームの難易度が激変すると思う
・学者縛ると相当厳しいゲームバランスになるんじゃないだろうか
・予習やエンカウント率低下も超便利
・紫宝箱をとるときいちいちテリオンを連れてこないといけないところはちょっと不便
・敵をブレイクした瞬間の気持ち良さは出色
・キャラクター同士のかかわりは、ほぼストーリー中の「パーティチャット」に集約されている
・パーティチャットでの会話、各々の持ち味が出ていてとてもいい感じ
・サイラス先生がテリオンから邪険にされて軽く落ち込んでいるところとか、トレサが娼館の意味をプリムロゼに教えてもらって動揺しているところとか、オルベリクがアーフェンの心構えに感服しているところとかすごく良いと思います
・一方、どうも今のところ見逃したパーティチャットは見返せないようなので、出来ればそこだけ救済手段が欲しい。クリア後とか見えるようにならないかなあ
・その辺の用心棒や町民がエアハルトよりも強い問題ちょっとおかしくない?
・トレサさんがかわいいと思います
・各キャラのジョブチェンジ時の衣装のコスプレ感にFF5を思い出す
・オフィーリアさんに踊り子衣装を着せる背徳感


ぜえぜえ。よし、大体言いたいことは言ったぞ。

長々書いて参りましたが、基本的に言いたいことは

オクトパストラベラーは超良作なので、昔のRPGが好きだった人に限らず買っていいと思います(ただしストーリーは割とあっさり味、というかプレイヤーに細かいところを想像させる形式)

ということに集約されるので皆さんよろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。














posted by しんざき at 13:43 | Comment(1) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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