2021年06月22日

【モンハンライズ】バルファルクソロ弓討伐しました 2021/06/22

やりました。(18分かかって二乙したけど)

ゆるゆると進めてきまして、百竜夜行だけはちょっとソロしんど過ぎる上にあんまりソロが楽しくないのでマルチでやってたんですが、それ以外は一応全部ソロ討伐達成できました。ここからはマルチもやろうと思います。よろしくお願いします。

いや、最初バルファルクと戦った時、「これ久しぶりにわけわからんぞ…!?」ってなったんですよ。避けたつもりの攻撃に全部当たってる。なんだこれ。モンハンライズは基本的にマイルド調整されている敵が多くって、4Gのジンオウガ亜種とかガララアジャラ亜種程苦戦した敵がいなかったんで、ちょっと物足りないなーと思ってたんですが久々に大苦戦しました。で、初めての3乙。

っていうか今回のバルファルク、私が知ってるXXのバルファルクとなんか違うんですけど…。バルファルクって「ゴア・マガラに色々出るエンジンをつけたようなもの」じゃありませんでしたっけ?

どうもこれ弓はあんまり向いてないんじゃないか疑惑があったんですが、ちょっと意地になりまして絶対弓でクリアしてやると決意を固め、取り敢えず「なんで死ぬのか」を突き詰めることに注力。特に二連続の翼突きに悉く被弾するのが最大の原因だと分かったので、随時緊急回避しながら回復薬グレートガブ飲みという徹底したチキン戦術でなんとか討伐に成功しました。いやー強かった。

ということで、まだ装備とか全然整ってなくてやることは色々あるんですが、取り敢えず一通りのモンスターは倒したので引き続きのんびり進めようと思います、と思ったらバゼルギウスだけ倒すの忘れてたんで急いで討伐してきました。バゼルちゃんは弓に優しい。まあなんか爆鱗が避けにくくなってて2,3回爆発に巻き込まれたんですけど。

以上です。引き続きよろしくお願いします。

posted by しんざき at 09:09 | Comment(1) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月13日

【ウマ娘シナリオ雑感】ところでセイウンスカイシナリオにがっつりキングヘイローが絡んできて本当に最高でした

溜まってた石突っ込んでみたらセイウンスカイさんがたまたま引けたので遊んでみました。百合でした。


手前みそになるんですが、ちょっと前の記事でこんなこと書いたんですよ。


ちなみに、これら世代全体を通して大変いい味を出しているのがセイウンスカイの存在です。セイウンスカイ自身が飄々としていて実力を見せないキャラなんですが、グラスともエルともキングともちょっとずつ絡んで、随所で結構鋭いことを言っていたりするんですよね。特にキングとの絡みは史実考えても結構ありそうなので、早くセイウンスカイを育成ウマ娘にして欲しい。


グラスワンダーとエルコンドルパサーがシナリオ上でがっつり絡んでいるんで、恐らくセイウンスカイシナリオはキングヘイローの展開を補完するような作りになってるんじゃないかなあ?と期待していたんですが、がっつり期待通り、いや期待以上でした。本当ウマ娘のシナリオは素晴らしい…。あとG1勝った時の、鼻にチョウが止まる勝ちポーズめちゃ好き。

以下、セイウンスカイシナリオのネタバレが入るのでネタバレを避けたい方はブラウザバック推奨です。一応折りたたみます。







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posted by しんざき at 00:04 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月09日

【ウマ娘】ナイスネイチャシナリオがスポ魂恋愛シナリオとして物凄くよくできてるなーと改めて思った件

ナイスネイチャシナリオって、他のウマ娘のシナリオと比べてちょっと特殊だと思うんですよね。

ウマ娘のシナリオって、「トレーナーとウマ娘の恋愛」「トレーナーからウマ娘への恋愛的な意味での好意」をかなり注意深く匂い消ししているシナリオが多いです。もちろん、「男性トレーナーでも女性トレーナーでも同じシナリオが適用される」という事情もあるんでしょうが、これについては凄く注意深く作られてるなーと思ってまして。

ウマ娘からトレーナーへの好意は描写されるものの、それが徹頭徹尾「トレーナーとしての信頼感」に丸められているシナリオが、例えばシンボリルドルフとか、エアグルーヴとか、キングヘイローとか、オグリキャップとか。というかこのパターンが殆ど。

一方、「ウマ娘側は微妙に(恋愛的な意味も窺える)好意を滲ませた動きをするけれど、トレーナー側がそれに応じる/絆される気配を見せない」というシナリオもあります。

例えばマヤノトップガンシナリオ。マヤノトップガンはトレーナーへの好意を前面に押し出した行動をするんですが、それに対して殆どのパターンでトレーナーが抑制的な反応をします。代表的なところが温泉旅行で、ここでは「娘を旅行に連れてきた父親か…?」って感じのムーブになってます。

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カレンチャンシナリオもそれに近く、トレーナーは時折催眠電波でも受けたのかって感じの認知の吹っ飛び方を見せるんですが、それでもカレンチャンのカワイイムーブに対して、全体的には非常に抑制された反応を返しています。クリスマスイベントとかその代表例。

アグネスタキオンシナリオは、表面上のテイストにまぎれて随所にタキオンからの好意が描写されるんですが、それに対してトレーナーは徹底的にモルモットムーブをしており、恋愛要素の匂い消しをしています。

ちょっと特殊なのがスーパークリークシナリオで、クリークシナリオにおけるトレーナー-ウマ娘関係は既に子どもが二人くらいいるんじゃないかっていう進捗度なんで逆にあまり恋愛要素ない気がするんですが、まあスーパークリークシナリオはある意味カレンチャン級の電波展開なので一旦おいておくとして、まあとにかく「どのシナリオでも、基本的にはトレーナーは(ウマ娘からの好意に対して)非常に抑制的な会話や行動をする」というのは大体共通しているように思います。

で、それに対してナイスネイチャシナリオなんですけど、一言で言うと「このシナリオだけ、トレーナー側が妙に思わせ振り」なんですよ。

象徴的な部分がここなんですけど、

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これ、実際には「ネイチャの頑張る姿が好き」という話で、ネイチャはそれを盛大に勘違いして慌ててしまう、という場面なんですが、ここ、他のシナリオからすごーく浮いてると思いません?

私、最初読んだ時「ええええこのトレーナーこんな誤解を招くような発言するキャラクターだっけ!?」って思ったんですよ。他のシナリオの、徹頭徹尾感情をコントロール出来ている、ある意味仙人みたいなトレーナーだったら間違いなくこんな言い方しません。これ絶対マヤノのトレーナーと同一人物じゃねえ。

他の部分でも、例えば初詣で「君のことをお願いしてた」とか、勝負服イベントでネイチャの手料理を食べた時とか、「トレーナーからネイチャへの好意」を微妙に匂わせるシナリオが多いんですよ。ネイチャだけ異様に多い。

で、これ、多分ネイチャだけ「恋愛ありスポーツもの少女漫画シナリオ」になってるからなんですよね。

ネイチャシナリオってスポ魂少女漫画シナリオとしてはもう王道中の王道で、

・頑張ってもいまいち止まり、という自分の力量にコンプレックスを持っている主人公(ヒロイン)
・キラキラしているライバル
・主人公をひたむきに支えて、励まし続けてくれるトレーナー
・トレーナーや周囲の声援を受けて、ようやく前を向くことが出来た主人公
・最後の最後に求め続けた輝きを手に入れる

って考えると、これ以上ないくらい少女漫画展開なんです。トレーナーの動き方も、そりゃもうこんだけされたら主人公落ちるわって感じのド恋愛ムーブ。

こうして考えると、「コーチが思わせぶりな発言をするけれど実はそれが(その場では)誤解」というのも、少女漫画としてはド定番の展開なんですよね。ヒロインがやきもきしているところを見て、そこに感情移入するのがスポ魂恋愛少女漫画の一つの楽しみ方ですので、そこが丁寧になぞられたシナリオがネイチャシナリオだなーと。

で、ウマ娘開発陣の本当に上手いところは、このシナリオをナイスネイチャに適用したところだよなーと。史実でも歴史的なブロンズコレクターとして知られ、走っても走ってもGIをとれなかった、それでもファンたちに愛され続けたナイスネイチャ。そのナイスネイチャにこういうシナリオを用意したらそりゃ史実も合わせてピタっとハマるわと。(ナイスネイチャは、史実でも担当厩務員さんに非常に懐いていたことでも知られていました)

史実では最後まで輝き切れなかったナイスネイチャを、トレーナーの手で輝かせる。その下敷きとして選ばれたのが少女漫画的スポ魂恋愛展開。そりゃこれだけ完成度高いシナリオになるよなーと、ライターさんの上手さに感心する次第なんです。

小倉記念からこつこつ作ってた手作りトロフィーが、最後にネイチャに前を向かせるキーになる展開とかもうすごーく好き。

テイオーやマックイーン、ライアンとかのサブキャラも、シナリオ上凄くいい味出してますよね。

ネイチャシナリオではヒール寄りだけど、決してただ強いだけではなく、傷つきもするし悩んだりもするテイオー。ライバルでもあるけれど、ネイチャの成長を見守ってくれる仲間でもあるメジロライアンとメジロマックイーン。メジロライアンが一番頼もしいシナリオがネイチャシナリオだと思います。ネイチャシナリオでライアン株が爆上がりしました。

あと、さり気に同室設定のマーベラスサンデーがネイチャと仲良さそうなのもとても素晴らしいと思います。マーベラスサンデー早く育成キャラにして欲しい。

ちなみにもう一点、ナイスネイチャシナリオの少女漫画っぽい好きなところをあげると、

Screenshot_20210609-101805.png

これ、シニアの夏合宿が始まる場面なんですけど、ここで「トレーナーを見つめて沈黙するネイチャ」っていう描写が入るところがまた素晴らしいですよね…。この直前に「同室のマーベラスサンデーから、トレーナーの手作りトロフィーを嬉しそうに見つめていたことを指摘される」という場面があって、それを受けてのこの沈黙なわけなんですけど、こういう「間」の作り方も滅茶苦茶好き。

まあなんにせよ、「ナイスネイチャシナリオいいですよね…」「いい……」っていうことだけがテーマで、他に書きたいことがあるわけではありませんのでよろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 07:31 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月07日

将棋の試合後インタビューが恐ろしく良質だということはもっと知れ渡っていいのでは、と思った件

こんな記事を読みました。


それによると、男性アスリートを表現する際に最も一般的な形容詞は「最速」「強い」「偉大」「卓越した」だった。他方、女性アスリートの場合は「独身」「既婚」「妊娠中」「年増」だった。



大坂なおみ選手が勝ったのか負けたのかすら知らない状態で、プレスカンファレンスルームに駆け込むことになる。そこで、まずは、他の記者の質問を聞いて、どのような試合だったのか、想像しながら質問を考えることになる。そして、ほとんどの場合、90%の記者が同じ状態であることに気がつく。つまり、全員、何を聞いたらいいのか、途方に暮れているのである。
大坂選手からしたら、「は? それ、本気で言ってるの?」みたいな質問しか来ない。

大坂なおみ選手の、試合後記者会見拒否に絡んでの話ですよね。

男性アスリートと女性アスリートの扱いの違いの話もさることながら、テニスの試合後インタビューの低質さについては、以前から批判される文脈を観測していた記憶があります。実際、ポイントを抑えたインタビューどころか、アスリートに対する敬意すら欠いたインタビューに不快感を感じることはしばしばあります。近年はアスリート自身が自分の言葉を発信するチャネルが増えて、それでもこの状況だということを考えると、認識されにくかっただけで以前はもっとひどかったのでしょう。

facebookで書かれた記事を読むと、「何故そんなことになるのか」を解説されていて、これまた興味深いですね。「しかし、テニスの場合は、直前に10試合以上が別コートで行われており、記者が全ての試合を観ることはできない。」というのは、物理的な問題として納得感がありました。試合見ないでインタビューとかありえないだろとは思いますし、いずれにせよインタビュー対象への敬意を欠いているのは同じだと思いますが。

それはそうと、私が知っている中で「もっともクオリティが高い試合後インタビュー」は何かっていうと、将棋の試合後インタビューです。

ちょっとこの記事読んでみて頂きたいんですが、


これ読んで、インタビュアーによる質問の物凄い質の高さにちょっとびっくりしませんか?直前の試合を踏まえた質問どころか、その試合のポイントポイント、見るべき局面について適切に指摘して、それに対する的確な回答を棋士からばっちり引き出している。


△8八歩(60手目)が強い手だと感じましたが?


とか、将棋の内容みてみるとまさにここがこの勝負のポイントで、渡辺三冠もご自分のブログでこの局面を転換点として触れていらっしゃるくらいの重要な局面(本論には関係ないけど、敗北した翌日の朝にこんな記事を書ける渡辺三冠も十分物凄いと思います)なんですよね。こんな質問、自身将棋に対する理解があって、しかも試合内容を完全に把握していないと出てこないですよ。


46手目に△8三銀とぶつけて飛車をさばきにいきました。その辺りはいかがでしたか。


これも質問者自身に相当の棋力がないと出来ない質問ですよね。実際、将棋の観戦記者さんって、元奨励会員だったり学生名人だったり、自身かなりの棋力がある人って多いんですけど。(参照:Wikipedia:主な観戦記者)

さり気なさ過ぎて気付きにくいんですが、この質問も、


2月に指された朝日杯将棋オープン戦準決勝をなぞるような展開になりましたが、お互いに想定だったのでしょうか。

当然ですが過去の対戦を踏まえていないと出てこない質問です。

ただ、これって特別この試合のインタビューの質が素晴らしかったわけでもないんですよね。むしろ主要な試合後インタビューは大抵この水準。このレベルのインタビューがほぼ「当たり前」であることが、イコール将棋の報道のレベルの高さを証明していると思うんです。

将棋の観戦記者さんってフリーランスの人も多くって、この記事は無記名なのでどなたがインタビューを担当されたかまではちょっと分からなかったんですが、他の分野に比べて記者の顔が見えやすい分野である、ということも指摘出来ると思います。当然、大盤解説会や控室でがっつり他プロの解説なんかも聞きこんでいらっしゃることが専らなので、それもあってのこの質問なのでしょう。

あともう一つ、藤井棋聖・王位ってもちろん恐ろしい程将棋が強いんですが、それだけでなく非常に人格的にも安定されていて、インタビューに対する答えも実に賢明だなーって感心することが多いんです。これ、藤井二冠ご本人に寄与するところが一番大きいのは当然なんですが、それに加えて「記者が面白おかしいコメントを引き出そうとしない」というところも大きいと思うんですよね。他のスポーツならよくみかける、「相手の若さにつけこんで、うっかりしたコメントを引き出そう」という質問を見かけない。これ、アスリートに対する敬意としては最低限のものだと思うんですよ。

もちろん棋界にも過去には色々ありまして、時には「これちょっとどうなのかな…」と思わされることだって全くなかったわけではありませんが、それでも全体として見ればこれ以上ないくらい報道の質は高いと思っています。

アスリートに対するインタビューの姿勢としては、一つ将棋のそれをお手本にするべきなのではないかと。

そんな風に考えるわけです。

一旦それくらいです。






posted by しんざき at 10:51 | Comment(4) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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