2021年07月31日

「METAL DOGS」のβテスト版を遊ばせて頂きました!!!

結論から言うと面白いです(まだクリアしてないけど)。

前提として、この記事は「依頼を受けて執筆しているPR記事ではない」ものの、「βテストに参加させて頂いて、その内容を元に書いている」記事です。当然、内容は製品版と異なる可能性があるのでその点ご承知おきください。

いや私、以前から何度か書いてる通り「メタルマックスシリーズ」が大好きでして、特にメタルマックス2とメタルマックス2:リローデッドについては、オールタイムベストどころかありとあらゆるRPGの中でも最高峰に好きなタイトルなんですけど、日ごろ「メタルマックス好きーーー!!!」って騒いでたら謎のサイボーグVTuberことマシーナリーとも子さんが「あいつメタルマックス好きらしいよ」とチクって下さったらしく(とも子さんありがとうございます)、「「METAL DOGS」のβテストやんない?」とお声がけ頂いちゃったんですよ。

もちろん二つ返事どころか16連返事くらいで参加させて頂きました。やっぱ日頃から「好き」はダダ漏れさせておくに越したことはありませんね!

前提として、「METAL DOGS」は「メタルマックスゼノ リボーン」のスピンアウト作品でして、メタルマックスシリーズの伝統的な相棒である「犬」が主役となって、大砲や機銃やS-Eをぶっ放しながら色んなマップを探索するローグライクアクションゲームです。当初は懐かしい「ポチ」の見た目の犬しか操作出来ないのですが、操作できる犬は段々増えていきます。

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で、予備知識ゼロでMETAL DOGSを遊ばせて頂いた所感を、まず最初に簡単に箇条書きにしてみます。

・ローグライクといっても案外アクション性が高く、ゲームを遊んでいる感覚としては(シレンのようなRPG寄りのローグライクより)「ステージクリア型の探索アクションSTG」に非常に近い
・プレイヤーは、シリーズ伝統の大砲・機銃・S-Eを犬に装備させて、ぶっ放しまくりながら敵を倒し、マップごとに設定されたミッションを達成していく

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・各武装には弾数が設定されており、弾を撃ち切るとリロードタイムが必要となる
・おおむね「大砲は単発だが威力が高い」「機銃は弾数が多いが威力が低い」「S-Eは範囲攻撃が出来るがリロードに時間がかかる」という個性づけになっている(例外もある)
・武装は3つまで装備出来るものの、重量制限や穴の制限があるわけではなく、例えば大砲3か所とかS-E3か所とか装備することも出来る
・難易度は最初の内はヌルいものの、敵の数や攻撃は段々とヤバくなっていき、油断していると割と簡単に死ぬ(死んでも特にペナルティはないので気軽に死ねる)

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・その為、ゲームの基本は「弾をぶっ放しながら敵の周囲を走り回り、相手の攻撃を避けてヒット&アウェイをする」という動きになる。ここを上手くやるとかなり格上の相手にも勝てる(序盤で「こいつには勝てないから逃げろ」的なことを言われても、慎重にヒット&アウェイしていれば普通に勝てたりする
・こういう「ゲーム設定上本来勝てないけど、アクションで頑張れば勝てる」くらいの調整好き
・照準は自分でも調整出来るけど、基本的には自動で照準してくれるので安心

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・その為、額面はローグライクアクションとなっているものの、「シレンみたいなローグライクが好きな人」というよりは「奇々怪界みたいな見下ろし方のアクションSTGが好きな人」の方がお好みに合う可能性は高いと思う(しんざきは丁度これに該当する)
・レトロゲーマーには割とオススメ出来る
・レスポンスや操作感は良好で、犬をちょこちょこ走らせながら大砲をドカドカ打ち込んだり、敵を上手く集めてS-Eをまとめてぶち込んだりするのはとても楽しい
・ただ、前述の通りある程度進むと敵の攻撃はかなり激しくなるので、クールタイムありの緊急回避を使って上手く避けたり、時には敵を無視してゴールを目指したり、といった判断も必要になってくる
・「〇〇ラッシュ」は今回首輪に付与される属性になっており、メガクラッシュ的な全画面攻撃+短時間撃ちまくり、みたいな機能になっている。敵を集めてラッシュで一掃出来ると気持ちいい
・ゲーム進行は、「ミッションが提示されて、そのミッションをクリアすると報酬」という形式の繰り返しで進む

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・ミッション受諾時の「ハンターオフィスより」のメッセージがとてもメタルマックスシリーズっぽくて好き

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・ステージでは武装を拾うことが出来て、武装には色々な付与ステータスがあり、強力な付与ステータス程レア、というようなハック&スラッシュ要素もある(アイテム+お金で付与効果ガチャをすることも出来る)
・武装はメタルマックスシリーズでおなじみのものなんだけど、「〇〇バースト」が主砲なのに連射出来ることで表現されていたり、ゴーストキャノンが同じく連射出来たりと、METAL DOGSならではのアレンジで武装の性能が表現されていてとても良い
・活動拠点にはDr.ミンチっぽいけどそうと明言はされない謎の人がいて、その人に生き返らせてもらったりサポートしてもらったりする

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・ステージが進むごとに段々世界観設定的なものも明らかになっていく感じで楽しい
・BGMがめちゃいい(過去のメタルマックスシリーズの曲のアレンジがあちこちで出てきて大変アガる)
・金はいくらあっても足りない
・犬がかわいい
・拠点のビジュアルが狂おしい程好き(ブック〇フの看板の存在感たるや……)

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というような感じになります。よし、大体言いたいことは言えたぞ。

とはいえ、ちょっと遊びにくいなーと感じた点もないではなく、

・武装の整理がややしにくい。一覧のリストだけでは付与効果が判別できないので、貴重な付与効果がついた装備をうっかり売却してしまいそうなことがある。その為、気に入った装備については売却ロックが出来たり、なにかしら検索が出来るととてもありがたい
・犬ごとの個性づけがもう少し強くてもいいような気がする。現状操作犬を切り替えてもほぼ操作感が変わらない
・マップに意味のない行き止まりが多い(ローグライクの立て付けを考えると仕方ないのかも知れないが)
・敵弾と犬の当たり判定と被ダメージの感触がやや分かりにくく、「敵弾に囲まれて、避けたかと思ったらいつの間にか大量ダメージを受けていた」というような場面があった。被ダメのエフェクトがもう少し派手でもいいかも?

ここらあたりはやや気になりました。

といっても全体的には遊んでいる感じは良好でしたので製品版も買うと思います。よろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 18:57 | Comment(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月03日

はてな村について話したこととか・雑感

雑感なので全然まとまっていませんし特に結論は出ません。読みたい人だけ読んでください。

私はそもそもはてなでブログ書いてませんし、単に長いことはてブを利用させて頂いているだけではてな村民というのは図々し過ぎるのではないかと思いはしたんですが、たにしさんに誘って頂いたので折角なのでお邪魔させて頂きました。はてなスペースって初めてだったんで色々楽しかったです。

ちなみに以前はこんな記事書きました。これももう6年前ですか。


私、以前も書いた通り人の声が全然聴き分けられないので当初ちょっと不安だったんですが、はてなスペースはかなりの精度で喋ってる人の下にフォーカスが出るので、辛うじて「あ、今喋ってるのはphaさんだな」「今のはシロクマ先生だな」とか分かりました。助かりました。けどやっぱ複数の人が同時に喋ったりすると良く分かんなくなるので、webインフラで議論とかは私の特性的にはやっぱりちょっと厳しいなーと思いました。まあしゃあない。

で、そもそもは勿論この辺の話が発端でして、


私信のやり取りに脇から口を出すのも野暮かなーと思ったので特に言及はしなかったんですが、もう昨日スペースで話しちゃったのでここでも書くと、実を言うと私、閉塞感って最初ピンとこなかったんですよ。確かに、かつてあった「はてな村的なるもの」つまり「自分たちのことをはてな村民だと自認している人たちによる、インターネット上の特定の話題に関する濃いコミュニケーション」というものはあまり見かけなくなったけれど、少なくとも書き手としては、それに対してそこまで実感はなかったんです。

ただまあそれは、そもそも私がはてな村の外にいた人間ですし、そこまではてな村のコミュニケーションにがっつり関わっていなかったこともあって、いわば局外者としての意識なのかなーと思っていました。

ただ、シロクマ先生個人の心の動きには(それこそ個人的に)興味があったので、昨日の日中はずーっとシロクマ先生の過去の記事を改めて読み漁って過ごしていました。大体読んでいたつもりだったんですが結構読み逃していた分もあった。

で、幾つか思ったところはあって、


公正に考えるなら、私も「機械のような生き物」の一人になったというべきでしょう。私はブログを何とか書き続けていますが、このブログも、ブロガー同士が意見交換する場ではなくなってしまいました。
こうやって振り返ると、私の一日のなかで「5行以上の長文を読んで意味を取ることができる状態」がいったい何%あるといえるだろうか。
時間にして、30分から1時間といったところではないだろうか。
15年もアウトプットしているうちに、私はだんだん情報に鈍感なブロガーになってしまいました。


この辺りを拝読していると、はてな村どうこうということ以上に、

・書き手としてのシロクマ先生は、「特定の誰か」に対して語り掛けることが好きで、しかしここ最近は様々な事情で「特定の誰か」に対してがっつり記事を書くことが減ってしまった
・また、リソースの問題など、様々な事情から入出力の質・量が以前に比べて減ってしまった

という二点が、シロクマ先生が抱えている「閉塞感」の重要な要因の一部なんじゃないかなあ、とか思ったりしました。昨日スペースで(大変失礼だということは自覚しつつも)直接上記のようなことを投げかけてみたのですが、反応を伺う限りは当たらずといえども遠からずというところだったのでしょうか。

そういうことから考えると、別に「書きたいことが書けてない」とかそういうことは特になくって、いや多少はあるのかも知れないですけど、「入出力チャンネルに齟齬が生じている、その原因の一つとしてはてな村における一部「村民」の非アクティブ化が動作している」というのが、今回の一つのテーマであった「シロクマ先生の感じている閉塞感」についての一つの言語化になるのではないかなあ、などと私は勝手に納得していました。勝手に納得してすいません。

いや、実はたにしさんが言われた「ネムルバカ」私も読んだんですけど、これ言う暇なかったんですけど「これ軸としてはちょっと違うんじゃないかなあ?」とちょっと思ったんですよ。言えよって話ですよね。はい。だってシロクマ先生がすぐに反駁し始めちゃうんだもん!!

ネムルバカの作中では、「表現したいこと」と「獲得したいもの」の一つの対立があって、その対立を最後に打ち壊す、という構図があったように思いました。これはこれでちゃんと漫画として成立しているし面白いんですけど、実際のところ「表現したいこと」なんて山のようにあって、表現するチャンネルも死ぬほど種類があって、それと「獲得したいもの」は単純に対立するようなものではないような気がするんですよ。

鯨井ルカにとっては「アイドルのように売り出されていく自分」は「自分が本来表現したいこと」とははっきり対立したものだったようですが、例えば私も不倒城で書いてることとBooks&Appsさんで書いてることってだいぶ傾向違うかも知れないですが、それだってどっちも間違いなく「表現したいこと」ですから。「こっちでこれ書くのはやめとくかな」みたいなことは確かにありますが、ぶっちゃけ私は「表現出来るのであればそのチャンネルはなんでもいい」という人なので、不倒城でもBooks&Appsさんでもねとらぼさんでもtayoriniさんでも、なんなら文章から形を変えてケーナでも楽器演奏でも小説でも、なんか表現出来てればそれで満足なんですよね。

だから、「書きたいことが書けていない」というのは、もちろん人にもよるかも知れないですが、案外「閉塞感」にはつながらないのではないか、と思いました。


それと、上記とは全然別のテーマとして、私には「その記事を「誰が」書いたのか、というのはそこまで重要なのか?」という考えがありまして、実は「インターネットはフラットなものであるべき(≒インターネット上の情報は、「それを誰が書いたか」ということを考慮せずに評価されるべき)という古い古い幻想のようなものを未だに頭のどっかに残していて、そこから考えると「今語り掛ける相手は誰なのか」ということはそんなに重要なのだろうか、という思いもちょっと頭をよぎったんですよ。

いや、分かってはいるんですよ。コミュニケーションをするにあたって、「相手がだれか」というのは不可分な要素です。そもそも私にしてからが、「しんざき」というweb上の人格を長い長い間育ててきた人間ですし、その「しんざき」に対する色んなお引き合いやコミュニケーションを頂いて、それで目いっぱい楽しんでいる者でもあります。今回のスペースだって、シロクマ先生との色々なやり取りだって、「相手がだれか」ということを切り離して成立させられるようなものではありません。

ただ、私は世界の殆どの人たちと同様、自分の中に矛盾したものを抱え込んだままそれを整合させられはしていない人なので、たまに埼玉のおっさんとして振舞うくらいの求道はしてしまう、という話なのです。まあ匿名ダイアリー自体一つの権威なのかも知れないですが…。


で、私は我田引水がとても好きなので、上記の話から「翻って私は」と考えてみるのですが。


私は書き手としてはとても不純でして、どっちかというと「自分の文章超好きだから自分用のコンテンツとしてブログ書く」みたいなところがあるんですよ。あとから自分の記事読み直して「いい…」「完成度…」とか呟くのすごい好き。あと同じこと何度書いても飽きない。

そういう意味で、私の記事の殆どは誰よりも「私に」語り掛けているものでして、しかもそれにそれ程不満や問題点を感じていなかったので、現状書き手としての自分にもそれ程不満を感じていなかったという、割とどうしようもない結論が出てしまうわけなのです。いいのかな。まあいいや。

今日誕生日でして42歳になったんですけど、引き続き書きたいことが思いついた時に適当に書きたいこと書くと思います。よろしくお願いします。

今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 11:04 | Comment(1) | ネットの話やブログ論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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