2022年10月11日

FCB15thに行ってきた感想

超楽しかったです。

以下、全体を通しての感想と、各パートごとの感想に分けて所感をまとめます。

【全体】
まず前提として、

「ゲームのBGMをハイクオリティに演奏しつつ、(3面以外は)そのゲーム場面を寸劇で再現する」

という試み自体が途方もなく面白い、という点はもちろんあります。更に、一見するとどんなにくだらないことでも、演者が一切手加減もなく全身全霊で挑んでいること、「考えても普通やらないやろ」というアイディアを片っ端から採用していることが、ステージ全体の見ごたえを大きく補強していることも間違いないと思うんです。

その上で、

「ハイコンテクストなことは間違いないが、別に「分かる人だけ分かってくれ」的なハードルの高さがあるかというとそういうわけでもなく、演奏のクオリティを背景として「分からない」空気もステージの確固たる一部分として成立させている、あるいは無理やり「分からせて」くる」

ことを、今回強く感じました。

元ネタのゲームをもともと知っていると、自分の記憶と舞台上の情景が紐づいて滅茶苦茶楽しい一方、知らないなら知らないで「こういうものなのか……!」と強制的に理解させられるんですよね。だって、「ザ・トライアスロン」なんてプレイしたことがないどころか存在すら知らなかったけど、ステージ観てて大体伝わってきたし、今動画見たら想像したそのまんまだったんですもん!!!

これは恐らく、演奏の再現がしっかりしている一方寸劇についても、そのゲームに愛を持っている人が徹底的に考え抜いた内容になっているからだと思うんですよね。突っ込み切れない程の小ネタの数は、いわばその「結果」に過ぎないのかなあ、なんて思ったりしました。

全体として、「誰がそこまでやれと言った……!?」と口走ってしまう程、演者が「本気」をこちらに叩きつけてくる上で、ちゃんと突っ込みどころも残しておいてくれるという、素晴らしいステージを堪能させていただきました。ありがとうございました。

【1面】
・マイケルジャクソンの帽子飛ばし
・MEGA Qのセット、絶対アレ以外使い道なさそうと思ったけどちゃんと作りこんであって感動
・突如寸劇がなくなるスペハリ、「これは笑い抜きで全力で観てくれ!」という思いが伝わってきて素晴らしかったです
・セガメドレイで「セガ愛があふれまくっている…!」と感動した次の瞬間、指揮者のいけちんさんがマリオのTシャツを着て一瞬で任天堂の空気になるところ、「切り替え早すぎない!?!?!?!?」と軽くショックを受けました
・スマブラの凄まじい吹奏楽映え
・ゼルダBotW、「これが聴きたかったんだ!!!!!」ってなりました。この編成でやって欲しいと思った内容そのまんまだったので感動
・黄色の全身タイツみた時点で絶対来るだろうと思ったけど期待通りのことをやってくれたドクターマリオ
・マリオの薬の投げ方が投げやりな感じでよかった
・ファミコンウォーズでコーラス隊がきっちり声を出していて好き
・カプコンメドレイ、運動量がほんと半端なくって、これを演奏者がやってるのが信じられない
・1942、「自機がそれ!?」ってなってから、1943で再度「自機がそれ!?!?!?!と突っ込まされる隙を生ぜぬ二段構え
・ただ、宙返りを後転で再現するのは天才的だと思いました
・王女が台車に乗ってる時点で笑うしかない魔界村(しかもその後、まだアーサーが頑張っているのに平然と演奏に参加する王女)
・ロックマン2、黒子さんにMVPを挙げたい
・ワイリー戦、「ステージのミラーボールを幻影発生装置に見立てているのか!!」って勝手に感動してたんですが考え過ぎじゃないですよね?
・ファイナルファイト、いけちんさんの白シャツデニムの理由がやっとわかったと思ったのに、出番最後のパンチハメだけ!?と思いました
・ストIIで二台目の車が出てきた瞬間、後ろの方でちっちゃい子が「まただー」と無邪気に煽ってるのがめちゃ面白かったです

【2面】
・どうぶつの森、「そこからやるの!?」って思った
・一方、ホームランダービーは全く逆の意味で「そこからやるの!?」って思った
・F1グランプリ、「これだけの為に10人ステージに呼ぶの……!?」と感動
・Truthがめちゃかっこよかったです
・パリダカールラリー、まさかの舞台の吊り下げ装置を使った演出には変な声が出た
・三國志は、面倒な三国志オタ風の仕草が分かりやすくって、けど本当に面倒な三国志オタクの領域には踏み込んでいない調整が程良くて好きでした
・尚、本当に面倒な三国志オタクだったら多分呉について一番長く語ってると思う
・グラディウスの「思いついてもやらないよな……」感
・ビッグバイパーの「自機がそれ!?(三度目)にももう馴染み深い何かを感じる
・モアイの人に心からお疲れ様を言いたい
・2面全体を通してなんだけど、効果音担当のメイジソさんの、舞台を見ながらの効果音のタイミングの合わせ方が凄まじくって、およそ人間に許される領域の演奏行為ではないと思った(特にグラディウス)

【3面】
・イースI・IIにせよクロノにせよ、編曲した人が本当にものすごいと思った。全体の楽器をちゃんと生かしつつ、ソロというか、一人がクローズアップされるパートも容赦なく盛り込んでくるところのバランス感覚恐ろしい
・イースI・IIもう全部良かったけど、特にFEENAのフルートと、FIRST STEP TOWARDS WARSの勇壮さ、そしてTHE MORNING GROWの盛り上がり
・というかピッコロの演奏全部好きでした
・ガルディア王国千年祭のピッコロソロ滅茶苦茶好き
・ロボのテーマの入り方
・というか、この人数で、しかもスピードが全く違う曲をシームレスにメドレーにするのすごすぎないですか
・クロノ後半、特に「世界変革の時」あたりのメイジソさんの動きが本当に凄まじくって、もうちょっと自分の人権とかを大事にして欲しいと思いました。ずっと「マジかーーーーーーーーーーー…………」って思いながら見てました
・演奏を聴きながら頭を抱えたのは初めての経験かもしれない
・クロノトリガーのメインテーマのフレーズ本当好き過ぎる
・「遥かなる時の彼方へ」では普通に泣いてました
・終わってからも数分立ち上がれませんでした

【ボーナスステージ】
・スペランカーの前段、オープニングのアレンジなのかと思いながら聴いていたら本当によくわからなくって「?????」ってなりながら聴いてたんですが、ガチのクラシックの曲だとあとで聴いてやっぱり「????」ってなりました
・これは「全然いつものやつじゃないじゃん!」と思わせられるところまで含めて手のひらの上なのか……?

一旦以上です。よろしくお願いします。
posted by しんざき at 01:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加