おくべさん(twitterID)という方が主催しているアナログゲーム会にお邪魔してきました。
「子連れで参加できるアナログゲーム会」というコンセプトで、今回で参加は二度目です。以前長女次女を連れてお邪魔した時には、次女が「バトルライン」というゲームにすっかりハマりまして、今回も長女次女そろってバトルラインを遊ばせていただいていました。あとキャット&チョコレート学園編とかゴキブリポーカーとかneuとか、うさぎを脱出させるボードゲーム(名前失念)とか、色々と面白いゲームを遊ばせていただいていまして、口々に「楽しかった!」とか「また来たい!」とか喜んでいました。
さて、そんな中、「超人ロック」のボードゲームを遊ばせていただきました。
もちろん「超人ロック」は先日亡くなった聖悠紀先生の代表作、凄まじいスケールのSF超能力漫画なわけですが、その超人ロックが1984年に黒田幸弘氏の手でボードゲーム化されて以降、様々な人たちの手で様々なアレンジを施され、「超人ロック」のボードゲーム自体幾つかの系統に分かれて発展し続けているとのこと。今回遊ばせていただいたのは、大学のサークルで連綿とアレンジされてきたバージョンとのことでした。
この手作り感が本当に素晴らしい。
すごーーく基本的には、「「Good/Evil/Special」の三陣営に分かれて、敵の正体を探りながら戦うゲーム」であり、例えば2005年に発売された「シャドウハンターズ」なんかにも色濃く通じるところがあると思うのですが、とにかく「超人ロック」の物語のスケールに合わせるかのように凄まじい拡張を繰り返されており、自分が演じることになるキャラクター数、正体探りの要素、基地探索の要素、TRPG風味もある戦闘に種々の成功判定のダイスロール、特殊能力の選択肢や戦闘の展開のバリエーション等等等、軽いインストだけでも軽く数十分かかってしまうボリュームについては、聴いているだけでわくわくしてしまいました。
で、遊ばせていただいたのですが、最初に引いたのが「ジェシカ・オーリン」というちょっと特殊なキャラで、「他者とコンビを組んで生き残るのが目的」「通常戦闘ではほぼ何もできないが、他者から攻撃されるとそれを逆用することが出来る」(シャドハンで言うとアリー)というなかなか玄人好みのムーブを求められるキャラ。はじめっからなかなか遊び甲斐があるキャラを引かせていただいて、楽しませていただきました。
・基礎的なシステムから拡張部分まで含めて、「どうにか世界を再現してやる」という情熱が溢れている
・これだけシステムを全部盛りにすればどこかしら破綻して当然な筈が、ちゃんとゲームとして成立しており、各パート各パート「遊んでいて楽しい」という要素が担保されている
・陣営やキャラクターによって全然動きが変わってくるので、慣れれば慣れる程「正体の探り合い」をちゃんと楽しめるようになる
この辺は遊んでいて感じました。まあ、さすがに初回プレイで右も左も分からず、駆け引きや探り合いの部分については楽しむところまでたどり着けなかった感はあるのですが、まさにそこが「手探りで面白さポイントを見つけ出していく」要素にもなりまして、「あーこれこれ!」ってなりました。知らないシステムのTRPGとか遊ぶ時の感覚が超懐かしかった。
ぜひまた遊びたいと思う次第です。
あとこれ遊ぶなら超人ロックちゃんと読んでおくべきなんだろうなー。一応ところどころ拾い読みはしていたのですが、作品規模もすさまじくって、正直まるで把握出来ていません……普通に「一巻から読め」とかそういうノリでいいものなんでしょうか。
なにはともあれ、非常に楽しい体験をさせていただきました。
ところで4/1にゆるドミやるかもしれませんのでよろしくお願いします。(本確定したら告知します)