2025年04月07日

「のび太の絵世界物語」は、一点を除いてかなり劇場版ドラえもんの理想に近い作品だった ※ネタバレ感想あり

先日、「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」を、次女と二人で見てきました。


ネタバレ抜きの結論だけ言うと大変面白かったですし、次女も楽しんでいたのでとても満足しています。「劇場版ドラえもんに望まれることは何か?」ということを製作者さんがきちんと考察していて、それをもとに丁寧に作り込んでいったら出来上がった作品、という印象を受けました。昔の劇場版のテイストもきちんと踏襲しつつ現代ドラえもんになっていて、昔のファンも今のファンもどちらも楽しめるだろうなーと。

今回の舞台は「絵の中の世界」、サブキャラのクレアもマイロも非常に魅力的に描かれており、特にドラえもんでは割と珍しいのじゃ口調の少女であるクレアの存在感やかわいらしさは出色です。異世界から現代にひょっこり現れたキャラクターのお手本になるようなギャップ描写、天真爛漫な挙動の描写、端々に見せる謎めいた背景と、歴代劇場版の中でもかなり上位に入る魅力的なキャラだと言っていいでしょう。

個人的に不満が全くないわけではないのですが、厄介オタクの繰り言に近いことであり、特にドラえもんファンのお子さんが同じ部分に不満を感じることはあまりないだろうと想像できます。その為、視聴を迷っているドラえもんファンの方は、まずは御覧になっていいのではないかと考える次第です。


ここから先はネタバレを含んだ感想になりますので、未見の方には閲覧をおススメできません。視聴予定の方は、是非視聴してからご覧ください。

以下、折り畳みます。




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posted by しんざき at 14:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・漫画関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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