2008年09月25日

人狼ゲーム体験記録・転載編

先日、知り合いの心理学畑の方が「ゼミ合宿でカード人狼をやってみたい」とおっしゃったので、GMのやり方とかまとめサイトとか、入り口になりそうなことを幾つか伝えてみた。

で。実際に大学生10数名、GMからプレイヤーまで全員が人狼初体験という状況の報告を頂いたので、許可を得て転載してみる。
■大学2-4年生男女/16人/2ゲーム
■まず、人狼2/占い師1/村人13 村人勝利
■次、人狼2/占い師・狩人・霊能者・狂人各1/村人7 人狼勝利
全体に、ルールは割と理解してもらえ、脱落した人も最後まで関心をもって楽しんでくれたのはよかったです。
墓場に行った人の言動でのネタバレとはあったので(能力者で死んだ人がカミングアウトしてしまうなど)、気をつけなくちゃなと思いました。
■これはチーム戦だというゴールを理解してもらうまで一苦労
■さらに「心理戦だ」ということは、あんまり伝わらなかった
■とくに最初の人数が多いうちは、「多く話すと狙われるor疑われる」と考えた人が多かった
■なので、吊られそうになったときの弁明が弱い。どうせ死ぬなら意義のある死に方をする、というとこまでなかなかいかない
■能力者に判定依頼をするという発想が生まれなかった(カミングアウトしたら即狙われる、という考え方)
面白いなあ。セオリーが全くない状態の人狼、ってのも結構面白いと思った。

人狼やる時、最初に突き当たる壁が「このゲームは生き残りゲームではない」ということを理解すること、なんですよね。村の為、あるいは人狼の為になる状況であれば、むしろ積極的に吊られに行く、なんて戦略もアリのアリアリなので。特に狂人なんて職業は、「どうやって場をかき乱しつつ、人狼の身代わりになって吊られるか」というのが仕事だったりする。

だから、最初に「生き残ることが目的ではない」ってことを説明しておけばスムーズなのかも知れない。上の展開を見ていると、多分、「陣営の勝利」よりも「自分の生存」、という思考だった人が多い様な気がする。

で、その次の段階が「このゲームは推理ゲームでもない」ということを理解すること、なんだと思う。これは説明されてもあんまり意味がなくって、占い師とか霊能者とか村人とか、各「職業」の役割を自分で考えてみないと、多分気付けない。

論理的であること、論理をもって周囲の人に語りかけるのは勿論重要なんだけど、実際のところ、論理を構築するに足るだけの情報がその場に出揃うことの方が少ない。そんな中、いかに「自分から見える景色」を他の人に説明するか。他の人をどう納得させるか。

例えば、人狼ゲームにおける「村人」は、「無職の人」では決してない。彼らには、「自分は村側の人間であり」「自分は能力者ではない」という、極めて重要な情報が二つも渡されている。となると、村人の仕事は何か。「自分が村側の人間であることを周りに伝えること」であり、「重要な能力者の代わりに狼襲撃の対象になること」だ。狼に「こいつは危険だ」と思わせないといけない。

じゃあその為に何をすればいいかって、「真剣に考えること」と「考えた内容を他の人に話すこと」なんですよね、やっぱ。狼側からすれば、論理的でたくさん喋る人は怖い。影響力が高いし、周囲に信用されるから。その人がよっぽどミスリードしていない限り、自分がその人よりも論理的でなくてはいけなくなる。だから、対立しない内に襲撃したくなる。これで村人のお仕事いっちょうあがり。多分だけど。

まあそれはその次の話で。
■能力者に判定依頼をするという発想が生まれなかった
こういうのも割と面白いやり方ではあると思います。いつものセオリーだと、占い師・あるいは霊能者は早い内にカミングアウトしてもらって、後は狩人と人狼の読み合い(狩人は能力者を守る、狼は狩人のガードをかいくぐって能力者を襲う)という構図になるんだけど。でもまあ、構図が決まりきってるとゲームが固定化しちゃうしなあ。


と。若干脈絡なく紹介してみたけれど、人狼ゲーム楽しいですよ人狼ゲーム。東京村も久々に行きたいけど、目黒区の施設とか借りてオフ人狼体験会とか開催したら来る人いるかしらん。

ちなみにまとめサイトはこちら。


posted by しんざき at 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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