管理人は世間一般で言うところの新婚である筈なのだが、仕事を終えた後の今日の団欒の席上、あまやかである筈の妻との会話は、ルイス・キャロルが本当にロリコンであったか否かに関してであった。
これ程にタイトルとの乖離が激しいエントリーもそれ程多くはあるまい。まさかいないとは思うが、タイトルを見て新婚系エロ話を期待してきてくださった方は申し訳ありません。このページ基本的にこんなんばっかです。あとレトロゲーとか。
ルイス・キャロルは言わずと知れた「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の作者であるが、単に少女に童話を書いてあげただけで、世界中からロリコン扱いされてはたまったものではあるまい。まあ、なにせ1800年代の人だから、実際どうだったかは藪の中だが、ここまで通俗的に「キャロルはロリコンであった」という命題が常識扱いされているのもちょっとどうかと思う。
参考ページを例によって挙げておこう。
ルイス・キャロルはロリコンか?
http://www.hp-alice.com/lcj/myths/lolita.html
ルイス・キャロルの思い出
http://www.japan-net.ne.jp/~meiri/arice/arice2.htm
特に前者のサイト様は情報量が物凄い。全て読み解けばキャロルプロフェッサーと名乗れそうな程である。私が持っているキャロルに対するイメージは、「言葉遊びに対して物凄く鋭敏な感覚をもっている人」という点で、ハンプティ・ダンプティのくだりや、無味乾燥な話などのテンポは実に気に入っている。
ただ、原文でないと一部のネタの意味が良くわからんという点と、原文は英語だから多くの単語の意味が良くわからんという点が唯一惜しまれる部分ではある。
ついでに、妻は心理学畑の人間であるからロリコンの定義について聞いてみたが、いわゆるロリコンというのはどうやら心理学用語ではない様だ。元々映画作品からとられたサブカル出身の言葉である様だが、あまり詳しく調べているとGoogleに誤解されそうな履歴が残りそうなのでやめておいた。興味のある方は探してみるのも良かろう。
以上、今回のテーマタイトルだけ。
2004年11月20日

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ロリコンて数あるコンプレックスの中で断トツに負のイメージが強いですね。
多分ペドフィリア(幼児性倒錯)との境目がはっきりしてないとかなんかのせいじゃないかと。あれだけは言い訳きかないらしいので。
まあコンプレックスっちゅーたらマザコンもシスコンも十分負のイメージ強い気がしますが、ってあれ?ブラコンやファザコンはあまり迫害されてる気がしないぞ、何故だ?(何
ところで出来たらお名前頂けると。
>さくまさん
あんた見てたんかい。
男を主観とした場合の○○コンは倒錯感が感じられるのではと。
とか言うのはナシですか。
それはそうとコメントありがとうございます。
のほうが興味をそそられるわたしです。
って男の場合はショタっていわないんですかね。
そしてよくかんがえたらショタは
日本の伝統芸能ですかね。
おちごさんとか。
まあ、少年探偵団ものはそれ自体少年向けの筈なので、子供キャラを増やしたって部分もあるんだとは
思うんですが。そもそも大人の男キャラがろくにいなかったっつーか。
まあお稚児さんとかの話をしたら、戦国時代とかの近侍を侍らせたりする習慣をショタというのかどうか、みたいな話になりそうですが。
しばらく見ない間に〜と思うとちょっとびっくりです。
なにはともあれおめでとうございます。
おわ、ご無沙汰してます。お元気でしたか?
私もいつのまにか結婚してしまいました。ありがとうございます。