2008年12月01日

「レジ打ちマスターR」とかそういう漫画が成立する世の中になれば色々解決するんじゃないかと思った。

この問題は、ちょっと真面目に検討する必要がある。

才能あるレジのおばさんにはそれ相応の給料を払ったほうが良い

乱暴に要約すると、「超強いレジ打ちのおばさんは、例えば一部の高級官僚より全然有能なんだけど給料低いよね、何で?」という話になるんじゃないかと思うけど違うかも知れないけどまあいいや別に。

ある職業の給料の額は何で決まるのか?多分要素は山の様にあるんだろうけど、私は経済学をあんまり真面目に勉強していないので正確にはよく分かんないや。ただ、大雑把に予想すると、以下二つの要素が多分大きいのだろう。

1.その職種になり得る人間の希少価値(職業の需要と供給)
2.その職種が生み出す直接・間接的価値の多寡(職業の金銭的価値)



1番は、「その職業につく人がどれだけ必要とされているか」と、「その職業に就きたがる人・就ける人がどれくらいたくさんいるか」のバランス。例えば、「絶対必要だけどやりたがる人が少ない」職業はそれだけ高給であって然るべきだし、「特殊な技能が必要で、そもそもその職業に就くことが出来る人自体が少ない」職業も、ある程度高給であって然るべきだろう。需要と供給の原理だ。

例えば、よくある喩えで、死刑執行の日当の話がある。死刑執行自体には特別な技能は必要ないが、やりたがる人(というか、死刑執行に関わる立場があり、かつやりたがる人)は大変少ない。けれど誰かがやらなくてはいけない仕事ではあり、その為2万円の日当がつく。多いのか少ないのかはよく分からないが、まあ日当としてはそれなりの金額だろう。
参照:Wikipedia:手当 (公務員)

2番は、「その職業につく人がどれだけ稼げるか」ということを示す。これは、直接稼ぐ金額のことも含むし、マイナスの利益、つまり「その人がいなければ発生した筈の損害」も含む。

例えば、一人で2億や3億を稼ぎ出す営業マンが年収200万だったらそれは明らかにおかしい。また、「その人が抜けたら2億の損害が発生する」という人材が月に10万そこそこしかもらっていなかったら、それもやっぱりおかしいだろう。


で、以上二点からレジ打ちという職業を検討してみると。


・職業としての希少価値:あまり高くない。大体の店舗において「絶対必要」な職ではあるが、職につくこと自体には特段の技能は必要とされないし、その辺のおばちゃんがよくパートに応募してくることを考えれば、人手が足りないということもあまりないだろう。ハードルもそれ程高いわけではない。

・職業が生み出す価値:あまり高くない。レジ打ち自体はお金を稼ぐ職業ではない。「その人がいなかったら失われる利益」についても、大抵の場合スーパーや店舗には複数人のレジ打ち出来る人がいる訳で、そこまで多大なものではないと予想される。勿論待ち行列が利益に影響を及ぼす程のものになれば、行列の処理速度が機会損失をカバーする場合もあるだろうが、それは恒常的に待ち行列が出来るくらい客が来る様になった後の話だ。


なんてこった。レジ打ちの給料が上がらない訳だ。

ということで、レジ打ちの給料が上がる為には、「レジ打ち自体が超利益を生む仕事になる」か、「エキスパートレジ打ちがいないと重大な損害が発生する様な事件がどっかんどっかん起こる」か、そのどちらかが必要なんじゃないかと思った。


後者の線で解決案を考えてみた。

・旧型レジスターを応用して作られた封印装置で、1960年代、核爆弾的だけどもっと凄い何かが封印される。しかし、その封印が緩み、放置しておけば核爆弾的だけどもっと凄い何かが発動して世界が滅びてしまう。再度封印する為、世界は旧型レジスターのエキスパートを必要とした。

「核爆弾的だけどもっと凄い何か」の部分は適当に置換可能である。別にゴジラでもアキラでもフリーザ様でも特段問題は発生しない。

いいアイディアかも知れないけど、なんか既にそんな映画ありそうだな。「世界は一人のレジ打ちおばちゃんに託された…!」みたいなそんな感じのコピーで。うお、このフレーズでぐぐってみたら2100件も引っかかりやがる。検索結果読んでないけど。ダメだ、このアイディアなし。


・「レジ打ち破り」という職業が出現する。「たのもーーう!」とスーパーに現われ、持込のレジを使ってレジのおばちゃんにレジ打ち勝負を挑む。負けると巨額の売り上げとスーパーの看板を奪われてしまう。

お、これは結構アリかも知れないな。覆面のレジ打ち破りが超高速レジ打ちと超絶客捌きを披露し、次から次へと餌食にされていく大手スーパー。そんなレジ打ち破りに狙われた零細スーパーに、既に引退した伝説のレジ打ちおばちゃんが戻ってくる。人呼んでレジ打ちマスターR。

24時間に及ぶ凄絶なレジ打ち勝負の果てに、行列のお客さん達(24時間待ち)がみたものとは!これは燃える。燃える展開である。アフタヌーン辺りで漫画化されないだろうか。


ということで、「凄いレジ打ちおばちゃん」の給料を上げる為には、「レジ打ち破り」の様な職業が成立して社会的に認知を得る必要があるのではないか、というとてもどうでもいい結論が出た訳である。よかったですね。>私


ちなみにネタバレするけど、覆面のレジ打ち破りは実は高○名人だったらしいよ。すごいね、レジ打ちおばちゃん。

posted by しんざき at 17:29 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
それくらい長い日本語の文章だと、よほど奇異な単語を交えていない限りどんな文章でもそれくらいはヒットしますよ。
Posted by at 2008年12月01日 19:09
ダブルクオーテーションで囲ったら一件も出なくなりました。
Posted by しんざき at 2008年12月01日 19:55
レジ打ちやってます。レジ打ち破りが来たら迷惑だなと思いました。ウチのスーパーにはすごいレジ打ちはいません。
Posted by くどう at 2008年12月04日 08:20
>くどうさん
申し訳ございません。レジ打ち破りには、くどうさんのスーパーには行かない様よく言い含めておきます。
Posted by しんざき at 2008年12月04日 09:01
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