誤読されてるって、君の記事が?
・・・あー。レスポンスが返ってきたはいいが、君が意図した内容と全然違ったってか。
それどころか全然違うテーマの話を始められたって?あはは。
誤読かあ。そうかも知れないけど、多分そうじゃないと思う。君の言いたいことは言いたいことでちゃんと伝わってると思うよ。何言ってるのか分からない記事って、そもそもあんまり反応返ってこないから。
読んでる人は、ちゃんと君の記事から「読みたいこと」や「反応したいこと」を拾い上げてるんだよ。ただ、それが君の「言いたいこと」とピタっと重なる保証はどこにもないってこと。
回りくどいか。
なんていうんだろうな。君の言いたいことを100%拾って、それに沿って考えなくちゃいけないなんてルールはどこにもないっていうか。
イヤな言い方になるかも知れないけど、君の言いたいことは、別に読む人が読みたいことじゃないんだ。
読む人が読みたいことっていうのは大体の場合既にあってさ。君の記事がトリガーになって、「読みたいこと」が刺激される、っていうことの方がむしろ多いと思うんだ。で、その人の言葉は、当然「その人が読みたかったこと」をスタート地点にして展開される。君の言葉はスタートラインになれるかも知れないけれど、線路にはなれない。いや、まあ、なれることは滅多にない。
勝手?まあ、勝手っちゃ勝手かも。
自分が言いたいことがほっぽり出されて、全然違う話が盛り上がり出したら、「誤読するなー!」って口を挟みたくなる。気持ちは分かる。
でも、なんだろうな。それってそんなにいけないことかな。
新聞でも雑誌でも読書感想文でも、多分それって大体同じだよね。
ちょっとレベルが違う話かも知れないけど、飲み会でもなんでもさ、話から話にコロコロ転がっていくのが面白い場ってあるじゃない。一つのテーマに集中して考えなくちゃいけないこともあるかも知れないけど、大体の場合、Webって会議場よりは飲み会会場に近いと思うんだよね。
君の言葉は、確かに君の言葉だけど、Webに挙がった時点でWebのテキスト、Webの構成要素にもなる。まあ、手を離れる、っていうのかな。それがころころ、色んな人の考えを煽って回ったら、それはむしろ面白いことなんじゃないかなあ。
え、いや。別に「文句を言わずに黙って見守れ」って言ってるわけじゃないよ。君に文句があるなら、私、読みたいし。それ。
「いいたいことはこうなんだ」って何度言ってもいいと思うし、誤読されたと思ったら正していいと思う。誤読に基づいて批判されたら、全力でカウンターパンチをしてもいいと思う。ただ、「分かってもらえない」って嘆く必要は全然ないと思うんだ。
読む人を信じてもいいと思うよ。多分、結構、伝わってるよ。
そんだけなんだ。
2008年12月11日

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結局のところ、世界が自分に合わせることは無く、自分が世界に適合していくしかない、という問題がミクロで発現した例なのかな。馬鹿を相手に文章を書いていると馬鹿らしくなるけど、それは文字通りにそういうものなのだと思う。
あと、新年会は行くの難しそうだ。すまぬ。
今回の話、なんというか、
漫画やアニメの本編よりも、キャラクターやギミックに注目して
二次創作をする人たちを思い浮かべました。
概念モデルとユーザーモデルは、一致しないことの方が普通ですよね…。
>結局のところ、世界が自分に合わせることは無く、自分が世界に適合していくしかない、という問題がミクロで発現した例なのかな。
世界に対して働きかけることは出来るけど、世界はなかなか自分に答えてくれない、という当然のことでもあるのかも。まあいちいち気にしませんが。
新年会了解。また東京来た時にのもー。
>名無しさん
>漫画やアニメの本編よりも、キャラクターやギミックに注目して
二次創作をする人たちを思い浮かべました。
二次創作に対する作家さんの考え、っていうのは本当に各者各様で面白いですよね。
また書いてみます。