2009年04月10日

子供がピタゴラスイッチを好む理由

「力点と作用点の間に距離がある」現象を好む本能、みたいなものがある気がする。

以下、私の息子さんを見ていて思ったこと。

息子さんは、「何かをすると、離れたところで何かが起きる」ということに凄く興味を示す。例えば、階段の電気のスイッチ。例えば、ドアやクーラーのリモコン。例えば、手を離すと段々を車がすべり降りていくおもちゃ。

こういったものに対して、息子さんは極めて強い反応を示す。最初、手元での操作が離れたところで何かしらの反応を示す時、息子さんは目をまんまるくする。何度も繰り返したがる。繰り返すごとににまーーーっと笑う。

なんだろう、これ。

推測その一。「影響範囲を広げたいという欲求」の変形。手元から遠くまで、自分のしたいことの意志が伝わる、ということに何らかの快感がある。

推測その二。「自分の手を離れたところに何かが伝わっていく」という、いわば動力に対する興味。中で何が起きているかはよく分からないが、離れたところに何かが動力として伝わっている、これは一体なんだ、と。


まあ細かいことは本人に聞いてみないと分からないが。もうちょっと意思疎通が出来る様になったら聞き込みしてみる。

こういった欲求とか好奇心の延長に、一時期のドミノブームとか、ピタゴラスイッチの人気みたいなものがあるんじゃないかなあ、と何となく思った。

あ、息子さんボキャブラリーはまた幾つか増えて、現在はピタゴラススイッチのことを「チッチ」と呼んでいます。その後「ミミ」というのは、どうもピタゴラスイッチ・ミニのことらしい。


あ、ちなみに、力点とか作用点といった言葉の厳密な使い方はよく分かっていません。間違ってたら生暖かく見守ってやってください。
posted by しんざき at 18:16 | Comment(4) | TrackBack(1) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
棒で殴ると痛い、とか腐ったもの食べるとお腹痛くなる、くらいまでが猿にも理解できる因果関係で、距離(空間的または時間的にも)の離れた因果関係が分かり始めたところから人間の脳みその進化に飛躍が生じたことを思えば納得かもです。シナプスみたいな。風が吹けば桶屋が儲かるみたいな。違うか。遠い因果関係が分かってこそ農耕も生まれるし。

子供は乱暴に言うと動物から人間みたいな流れで育つんでしょうか。
Posted by や at 2009年04月10日 20:49
ピタゴラスイッチはおもしろいよなあ。

でも妹が何かにつまづいて転んだのをみて

「ピタッゴラッスイッチ♪」

っていうのはやめて欲しい。兄として、人として。
Posted by Zhao at 2009年04月10日 21:24
>やさん
>距離(空間的または時間的にも)の離れた因果関係が分かり始めたところ

あ、なるほど。その言葉結構しっくりきます。距離の離れた因果関係、かあ。
色々なぞってる感じはしますね。

>Zhao師
>っていうのはやめて欲しい。兄として、人として。
健やかに育っているようでなにより。
Posted by しんざき at 2009年04月14日 00:40
やさん
そんな面はある。なおかつ、感情的には
犬の後に猫に進化したのが面白かったよ。

親が側にいないとダメ…
→いや別に自分で遊べるし
と。実際犬猫飼ったことないから合ってるかは
分からないけど。

Zhaoさん、そこまで活用できるんだ!賢い息子さんですね。相変わらず!
Posted by nao at 2009年04月15日 00:44
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だってパパは忍者だからね
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