息子さんはもうすぐ二歳な訳だが、最近おままごとをする様になった。
ナスのおもちゃや、二つの積み木をマジックテープでくっつけた物体をおもちゃのナイフでぶった切っては、お皿に乗せて「どーじょ」と渡してくる。どうも彼の中では料理が想定されているらしい。食べる真似をするとけらけらと喜ぶ。
で、ちょっと思ったこと。息子さんを見ているとどうも、「二語文」を使える様になると同時に想像力パラメーターが跳ね上がった様な気がする。
二語文を使える様になったのは比較的最近だ。多分ここ一、二ヶ月ではないだろうか。主語と述語。英語的に表現すると、SVだったりSCだったりする。
「バス、いないねぇー」「パパ、こっち」「ぶーぶー、あったねぇ」など。まだ目的語は使えない様だ。
で。おままごとの際に判明したことなのだが、彼はおもちゃのナイフで料理をする前、「宣言」を行うのである。 おもちゃの積み木を差して、高らかに「これ、ぱんぱん(パンのこと)」と主張するのである。なんということはないブロックを差して、「これ、ばちゅ(バスのこと)」と謳うのである。で、その後そのブロックを「ぶーぶー」言いながら引きずりまわしたりする。
どうも、「主語 + 述語」という言葉が使いこなせると同時に、「これは○○である」という想定というか、定義付けという遊びも明確になった様な気がする。以前からその片鱗めいたものはあった様な気もするが、ここまではっきりと自他に主張する様になったのは多分最近だ。
認知言語の人が聞いたらなんというか分からないが、私の中では「あー、言語あっての想像力なんだなあ」と納得した次第である。
と、今日の息子さん観察記ここまで。
2009年06月15日

この記事へのトラックバック
町中のピクトグラムっぽいのとか、
実物が簡素化・デフォルメされた絵を
(実物と同じものとして)読み解く
ということができるようになっていたよ。
物⇔仮の物(ごっこ?)を
つなげられるようになってきたようですわ。
私の中では、「想像力あっての言語」というイメージでした。
というか、物・仮の物(ごっこ)・ことばの3つが相補的に発達していくのかな、とか思ってました。
それはそうと奥様と息子さんにお会いしたいです。
近々お会いできれば上京するかこちらにいらっしゃるかで、機会を作るのが私なのだよ。
>町中のピクトグラムっぽいのとか、
実物が簡素化・デフォルメされた絵を
(実物と同じものとして)読み解く
ということができるようになっていたよ。
おーー、シンボライズを理解できる様に。違うかな。ごっこ遊びは成長の重要な段階ですな。
>ちかこさん
>私の中では、「想像力あっての言語」というイメージでした。
そういう考え方もあるのかも知れない、っていうかチョムスキーのおっちゃん何ていってたっけ?
会いにくるのはもういつでもおいでませ。メールか何かで。
>Zhao師
名古屋にラーメン食べにいきたい。結構強くいきたい。