2009年09月01日

ネット上では「誰も有名人である必要はない」

まあ理想論なんだろうけど。
ネットでは「誰もが有名人」である
先日、Twitter上で有名人 vs 自称非有名人という構図のバトルが発生しました。自称非有名人であるユーザが有名人に対して批判的な意見を「個人的なつぶやき」としてTwitterに書き込んだ事が発端でした。この批判的な意見は有名人に届き、有名人はTwitterで反論を行いました。

反論された自称非有名人は「テレビに出てる人に文句言ってる感覚」という感想とともに謝罪を行いつつ、有名人が反論するのは「大人げない」と不満をTwitterやブログに書き込みました。それらの推移を多くのネットユーザが見つつ、様々な意見が様々な人々によって様々な媒体を使ってネット上に吐き出されました。
今回の件のように「引っ張り出される」という状況は、ネットのフラットさが生んだ現象なのかも知れません。現在のWebの世界は善くも悪くもフラットな一面を持っています。テレビや雑誌を見ている場合とは異なり、Web上で発信された情報に関して単なる個人的な感想を気軽に述べたつもりでも、それが著者に届いてしまいます。

そして、どんな人であっても「有名人」も人間です。嫌な事を言われれば嫌な気分になりますし、酒を飲んでいる時に変な絡まれかたをすれば全力で牙を剥く可能性もあります。
微妙な違和感。

原理主義的な言い方になるのかも知れないが、影響力なんて尺度なんぞ全く考慮に入れなくていい場所こそWebなんじゃないか、と私は思っている。有名人だろうが無名人だろうが、Webにつなげば一人のpeer。一人のアバター。一人の増田だろうが一人のはてなダイアラーだろうが一人のブロガーだろうが、まあ何でもいい。

実社会で幅を利かせている様々な属性を除却して、どの様な立場でも文字対文字で議論が出来る、というのが、かつて大学間ネットとして発展し始めた頃からの「Webの精神」の一部なんじゃないかなあ、と私なんかは思ったりする訳だが。

つまり、本来なら「有名かどうか」などという尺度が出てくること自体がおかしい、んじゃないかなあと。引っ張り出されるとかどうとかではなく、同じ議論というフィールドで対等になれる場所こそがWebなんじゃないかなあ、と。相手にフォロワーが1万人いようが10万人いようが、間違っていると思うならそう指摘すりゃいいんじゃないかなあ、と。

言ってしまえば、むしろ現実で話しかけにくい人とがんがん議論が出来てこそ、Webのメリットを100%生かしきることになるんじゃないかなあ。


そんな風に思う訳なのだが、おそらくそういうことを実現しにくくしているのは、一時期人口に膾炙した「炎上」であるとか、実世界の面倒なしがらみと相似したものがWebでも発生していたせいなんじゃないかと思う。結局、「共鳴者が多い人ともめるとメンドーくさい」という意識がどうしようもなく発生してしまうのは、ある意味とても勿体無いことだ。仕方ないことでもあるんだけど。


取り敢えず、思ったこと、以上。
posted by しんざき at 18:40 | Comment(3) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
200%同意します!
私も以前からそう思っていました。
肩書きとかそういうの一切関係なく、文字の内容で勝負するもので、
コネよりもその個人の力量が問われると思っていました。

それでも目上の方がやってるブログなどと
お付き合いすると…という事もあり、なかなか難しいなぁと
思ったりもします。
特に面識が出来てしまうと、難しいですよね。

それでは、失礼しました。
Posted by USHIZO at 2009年09月02日 03:00
「テレビに出てる人に文句言ってる感覚」というのはわからんでもないです。

批判というのは「テレビで放映されたなにがしか」に対して、であろうと思うわけで、web上では平等であってもそういう人というのはどうしても対象になりやすい。
対象になることをある程度は覚悟したうえでTVに出て、自分の表現を行い、場合によっては収入にしてるわけで。
そういう意味ではむしろweb2.0の世界は有名税は増税されやすい環境だなぁ、と思ったり。

ただ、多分つぶやいた側って意識はしてないだろうけど、Twitterなりブログなり、ある程度web上での人格が特定できるメディアでの発言というのはもう個人のつぶやきやチラウラなどと言う言い訳が効かないんだよ、という意識が必要なんでしょうね。
というか、コメントやTBの多いブログってのはそういう意味で有名税の課税対象になるんでしょう。
そういう意味では有名人対有名人。
でも、そうでもないブログや日記系だと、意外と放置されてるのも事実なんじゃないかなぁ。

とmixiのニュースに対する日記みながら思ったりもします(w

とりとめないコメントですいません(^^;
Posted by Kenz at 2009年09月02日 16:05
ハンドルネームを用いるなどし始めた段階で、
もうそれはこのエントリのような考え方には無理が出てくると思います。
リアルとは立ち位置が違ってくるかもしれませんが、
webではwebでまた新しく、個性というか、
ほかの人との区別というものが生じると思います。
そして、その区別の尺度には、知名度も含まれると思うのです。
一生「名無しさん」として振舞っていない限り、
やはりそれはしんざきさんの予想通り、理想論となると思います。
Posted by おまめキャット at 2009年09月05日 01:09
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