相変わらず、所詮は野次馬でしかない私ですが。
木村氏が挙げられた二つ目のエントリーに関して。
まあ舌戦として考えるなら、自分の弱いところには触れず、相手の弱点を取り上げるのは当然かも知れないとは思うけれども、ちょっとおかしな方向に話が動いてきたなあ。
前回のエントリーでも書いたが、純粋にビジネスのやり取りだというならブログで反論する必要は全くなかろうし、ブログで対応するのならばきちんと相手の論点に応じなければ読む側にも違和感を与えることを禁じえないだろう。
木村氏自ら「事態は既にネット上の痴話喧嘩の域を越えている」とおっしゃっていながら、氏のエントリーは全体として切込隊長氏への反論というよりは攻撃の様に思え、個人的に少々違和感を覚えた。
まず一つ気になるのは、木村氏が「切込隊長氏がエントリー内容を突如訂正されたこと」を主な論点としておられるのに対して、切込隊長氏のエントリーには
>(追加、修正、削除 12/11 15:17)
とあるのだ。私の乏しい記憶力に依拠している為、これが本当に正しい時間なのかどうかはわからないが、もしこれが正しいとするならば、切込隊長氏がエントリーを修正されたのは木村氏の最初のエントリーより以前の筈なのである。木村氏の論調であると、まるでご自分のエントリーに対する逃げを打たれたかの様に思える部分があり、まずここが私の感じた違和感その一。勿論、切込隊長氏が何らかの理由で訂正されたこと自体は何の問題もない事実だろうと思うのだが。
まあ、正直こちらはどうでもいい。私はお二人の舌戦そのものに興味がある訳ではないのだ。
私が感じた違和感その二なのだが。
>如何に調子が悪くとも、正常先や要注意先の貸出全額が
>不良債権化するわけはないのであって、
全くおっしゃる通りである。私でもその程度は知っている。しかし、この判断を下す前提となる審査の正当性に関して、氏はご自分の言葉で言明されておらず、それが少々引っかかる。今後の正式な議論において、ここでそれを言明するのは不利なのでしていない、とおっしゃるのならそれまでではあるのだが。前回木村氏が、切込隊長氏の設問に対する反応として挙げられた「my.Hurusato.org」様は、ご自分で「自分は金融の専門家ではない」とおっしゃっている。この辺りは、是非木村氏ご自身のお言葉で、懸念を持っている者たちを安心させて欲しいものだ。この審査は正当に決まってるだろう、バカかお前は、とおっしゃるなら私としても自分の無知を深く恥じ入ると共に、言明のないことに得心がいく。
ことほど左様に、木村氏が
>反論するのも馬鹿馬鹿しいでっち上げばかりで、
>「便所の落書き」の域を超えておりません。
とおっしゃる疑念や設問の行方に懸念を持っているものも少なからずいる訳で、無知な私としても、木村氏自らのご教授を望むこと切である。それでこそ「対話ツール」としてのブログの意義があるというものだろう。
2004年12月13日

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ルールの問題(続き)
Excerpt: 切込隊長と木村剛氏のブログバトル、それぞれの最新エントリーは 切込隊長、なぜ無断訂正されたのですか?(12月13日、時刻不明) わーい、木村剛様から返事が来たよー(12月13日、14:22) ..
Weblog: 憂しと見し世ぞSE
Tracked: 2004-12-13 22:22