いい加減首を突っ込み過ぎた感があるので、一旦静観モードに戻りたい。自分の思考整理。要は、双方の論者にそれ程の肩入れを持たない筈の私が、何故木村氏の言葉の方を「かっこわりぃ」と感じたのかに関するまとめ。
自戒も込めているつもりではあるのだが、自分の意見を交えて書く以上、純粋に客観的な文章というものはあり得ない。どうしても自分の立場、考え方、好みによるバイアスがかかることは避けられないものだとは思うのだが、それをなるべく差し引いて考えよう。
今回私が、何故切込隊長氏のエントリーではなく木村氏のエントリーの方により違和感を感じたかというと、率直に言って氏のエントリーに自己矛盾を感じた為であって、それ以上の理由は別にない。
切込隊長氏も、他のトラックバックを設けている方々もおっしゃる通り、「あんたそれ前言ってたことと違うやん」という部分が多分に見られた。例えばマスコミを敵視されている氏が、「読者が多い」という理由で切込隊長氏のブログを「マスコミのようなもの」とおっしゃったり、「ブログにばかりクリーンさを求めるのはどうか」とおっしゃった氏が
>「2ちゃんねる」であればともかく、ブログにおいてそういうことは出来れば
>控えていただきたい
と発言されたり。ブログはマスコミに報いる庶民の一矢ではなかったか?
自分がマスコミを批判する時は鋭かった舌鋒が、なぜか自分に矛先が向いた時は同じ言葉を発しない。その上で、自分に向けられた質問はスルーし、相手の攻撃のみに終始するという、この姿勢に「自分に都合のいいことしか書かれていない」様な感を受けてしまったのである。まあ、普通の論者、普通のステージならそんなこたぁ当然も当然ではあるのだが。
故に私は、木村氏の「自分の都合の悪そうなところにも触れた」エントリーを期待する。「もろもろの事情でそこには触れられない」と言明されるならそれも仕方ない。
一連のやりとりに対する私の雑感、ひとまず以上。
2004年12月13日

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