2004年12月15日

ICOが家から帰っていった。

(主に奥様が)ちまちまと進めていた「ICO」を昨晩クリアした。

古城の世界観が気にいったので、個人的にはなかなか楽しめた。高いところ大好き系悪趣味人間の私としては、足場が悪いところで周りを見回すだけで楽しめる。城壁の縁をふらふらとうろつくのも面白い。ファミリートレーナーの進化版みたいな感じで、実際に足場を飛んだり跳ねたり、ミスったら落下感を楽しめる様なコントローラーは発売されないものか。15万くらいまでなら購入の用意があるのだが。

ゲーム全体の感想としては、よくも悪くも演出と世界観のゲームだなーというところ。パズル的な部分は倉庫番とナッツ&ミルクを足して十で割った程度でしかなく、アクションとしてみればナゾラーランドのミニゲームの方が面白い。だが、プレイヤーへの想像の余地が多分に残されているという点で、単なる映画ゲームとは一線を画している。というか、感情移入出来ない人には面白くもなんともないんじゃないか、このゲーム。
棒切れで敵の巻き添えに女の子をぶっ叩いたり、はしごから登ってきた直後の女の子を引きずりまわしたりと、ICOはよくみると結構非道な所業をやっているので、あまり感情移入しすぎてもちょっとアレかも知れないが。

全体として、ラピュタを始めとしたジブリ映画を意識した様な雰囲気を何となく感じとっていたのだが、なんか最後の辺りの展開はまんまラピュタじゃないですかアレ(こんな零細ブログでネタバレを気にしても仕方ないが、最後の最後にはなればなれとか玉座の間とか城の基底部とかそーゆーソレだ)。好きだから別に構わないが。あと、ラスボス戦でワルキューレの冒険のゾウナ戦をなんとなく思い出してしまったのは一体どうしてだろう。

取り敢えずは一度クリアしたので、今度は色々と情報をいれつつ、ちまちまと二週目をプレイしてみる予定。
posted by しんざき at 13:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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