2005年01月10日

レトロゲーム万里を往く その15 〜三音界の魔術師たち〜

何げなく耳に入った音から、頭の中で急に曲が始まる経験はないだろうか。

私はその「音楽触発性」とでもいう様な脳回路がかなり敏感な人間で、例えばパソコンの警告音や味気ない携帯の着信音くらいならまだしも、普通にその辺でかばんと手すりがぶつかった金属音くらいでも唐突に曲が再生されることがある。この選曲は基本的に無節操で、新旧もジャンルも問わず、ボレロが始まることもあればB'zが流れることもある。まあ、どこかの運動会のホイッスルの音がケーナの音に聴こえるのは職業病でしかないとは思うのだが。

これが好きな曲であるならまだしも、サビしか知らない様な曲は極めてループ性が高く、この間などゴダイゴの「ガンダーラ」が1時間くらい延々と脳内再生されて参った。何しろ私は「In Gandhara,Gandhara,they say it was in India...」で始まる4行しか知らない。「愛の国ガンダーラ・・・」まで行くとまた振り出しに戻るので、一向に曲が終わってくれず、早いことどこかにあるユートピアに旅立って欲しいもんであったが、結局その日は帰宅してZabadakを再生するまで頭の中がゴダイゴワールドであった。あれはちょっとどうにかして欲しい。っていうかいつの曲だよガンダーラ。

ところで、私は先述の「音楽が始まる」対象として、レトロゲームの音楽が流れることがままある。というか、かなり多い。
私の脳内にはかなりの容量を誇るファミコンBGMジュークボックスが入っていて、その曲数は多分100曲や200曲では聴かない。JASRACに頭の中を調べられたら権利料がえらいことになりそうである。ただ問題は再生・停止機能が些か不具合を起こしていることであって、勝手に鳴り出すしなかなか止まらない。仕事中に延々と頭の中でソロモンの鍵のBGMが流れているのは一社会人としてはちょっとどんなものかとも思う。

レトロゲームの音源は基本的に単純である。特にファミコンの音源は増強しない限り三音なので、曲が流れている間も、弾を撃つなり攻撃を受けるなり、何か効果音が鳴るとバックのドラムが途切れたりする。だがそれだからこそ、とてつもない存在感を誇る曲が見られることがままあって、そういった曲は二十年近くを経た今でも時折耳について離れなくなるのだ。音色がシンプルであるからこそ記憶に残る曲、というべきであって、こればかりは現在のゲームでは逆立ちしても取得出来ない武器というべきである。たった三音、という制限の中で数々の曲を作り上げた当時の開発者達は、まさに「魔術師」と言うにふさわしい人々であったろう。

といっても、音楽という分野は、聴いたことがなかったり覚えてなかったりすると何の話をされているか見当もつかないのがその特徴である。どのタイトルの曲が素晴らしい、と延々並べ立てたいのは山々だが、基本的にそれは各論にしかならず、エントリーで羅列するのは些か芸に乏しい。故に、本エントリーではレトロゲームの音楽を現在に再現してくださっているページを幾つか紹介しておきたい。

「レトロゲームサントラ推進協会」様。物凄い量と質。JASRAC曲が削除されているのが残念でならない。「イース」シリーズに涙。
http://teko.sakura.ne.jp/sound/sound.html

「FUNAX@Station」様。随所に見せる渋い選曲が素晴らしい。バルダーダッシュやフラッピーが素敵過ぎる。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/2192/midi/midi.htm

「音霧荘」様。幅広い選曲のみならず、ゲームを始めた時そのままの展開で音楽が聴ける編集がツボを押さえている。「ドアドア」や「ウィザードリィ3」「けっきょく南極大冒険」に感動だが、どれも必聴の出来。
http://otogirisou.zive.net/menyu.htm

「らぶでぃ」様。このコナミ曲の量と質は一体何事ですか。「グラディウス」などの大御所もさることながら、密かな名曲作品「ファルシオン」の音楽が聴けるところが嬉しい。
http://homepage2.nifty.com/amu/

ということで、昨日から「マッハライダー」の曲が物凄い勢いで頭の中で鳴り響いてて全然止まってくれないんだけど、誰かこれどうにかしてくれませんか。出来たらゴダイゴ以外で。
posted by しんざき at 23:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | レトロゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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