2010年11月09日

何故ロボットアニメのタイトルには、「漢字数文字 + カタカナ」というものが多いのか。

ふとしょーもないことが気になった。既出かどうかは知らない。

端緒になったのは下記の記事である。

リメイクしてほしい80年代名作ロボットアニメランキング

うーむ、顕著だ。何が顕著かって、挙げられているタイトルのフォーマットである。
100機動警察パトレイバー
89.7装甲騎兵ボトムズ
69.2聖戦士ダンバイン
53.8伝説巨神イデオン
48.7魔神英雄伝ワタル
46.2六神合体ゴッドマーズ
46.2戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー
46.2ゴッドマジンガー
43.6太陽の牙ダグラム
38.5銀河漂流バイファム
トランスフォーマーとゴッドマジンガー以外は、全てが「漢字数文字 + カタカナ」という枠におさまり(ダグラムがちょっと微妙だが)、その全てが「主役級メカあるいは主役キャラ」をカタカナ部分に据えている。

まあ、主役メカや主役キャラがタイトルにくるのは当然っちゃ当然として、この「漢字数文字 + カタカナ」というタイトルの偏りについてはちょっと面白い。さらに参照ページを挙げてみる。

巨大ロボットアニメ年表

うむ、こちらも顕著だ。例外も勿論あるし、上記ページでロボットアニメを網羅しているわけでもないだろうが、7割から8割方は上記フォーマットに納まるんじゃないだろうか。

これを見ると、初代「鉄人28号」はフォーマット形成以前の問題だからおくとして(この前に「鉄腕アトム」もある筈だ)、1976年から1977年くらいを端緒に「漢字数文字 + カタカナ」というスタイルがスタンダードになっているように思える。「漢字二文字」である勇者ライディーンや鋼鉄ジーグは若干コンセプトから外れるかも知れず、そこから考えると始祖は「大空魔竜ガイキング」のように思える。その後、超電磁ロボコン・バトラーVを経由して、合身戦隊メカンダーロボ辺りから本格的にスタンダード化してきた、みたいな流れだろうか。いや、飽くまでこの年表だけ見れば、の話だが。

私はロボットアニメについて殆ど知識がないので、ためしにtwitterで呟いてみたら、色んなご意見を伺った。ちょっと幾つか引用してみる。

@nylon_pa66さん
@shinzaki 「機動戦士ガンダム」の"ヒット”というのが大きいかと。類似商法によるものですかね。

@promaciaさん
@shinzaki ガッチャマンで「SFやるなら漢字+カタカナ」って印象付いたのかもしれませんなー。そしてエヴァに至るまで続く、大ヒットロボアニメ=漢字+カタカナ スタイル・・・

@hanane_koさん
@shinzaki 考えたんだけど、カタカナ部分は耳馴染みのない造語でそれだけでは全く作品のイメージが湧かないため、漢字でイメージを補強する必要があった。それがフォーマットになってしまった、というあたりじゃなかろうか?(すわりの悪さはフォーマットに慣れ切ってしまっているから)

@ES_gekikaraさん
@shinzaki 起源をたどってみると、そもそものロボットアニメの始祖で、アニメ第一作である「鉄腕アトム」が「漢字数文字 + カタカナ」スタイルなんですよね。現在のロボットがアトムフォロワーなのも、むべなるかな。

@karate_yukiさん
@shinzaki 「漢字数文字 + カタカナ」というのは商標登録と商品の宣伝をするのに、インパクトがあって覚えてもらいやすく都合がいいという話をきいたことがあります。

ほへえ。色んな説をいただけて面白い。

二匹目のドジョウを狙うのはどこの世界でも同じだから、「一度売れるフォーマットが出来たらそれに追随」というのはありそうだと思った。ただ、歴史を見ていると、スタート自体は機動戦士ガンダムよりももうちょっと前なのかも知れない。固まったのはガンダムによるものなのかも知れないし、そうではないのかも知れない。

一方、1977年の「超人戦隊バラタック」なんかのタイトルを見ていると、戦隊ものとの関わりがあっても不思議ではなさそうだ。ちょっと調べてみた。
戦隊シリーズ自体についてはWikipediaにサマリーされている。初代戦隊ものは75年の「秘密戦隊ゴレンジャー」。戦隊ものも、9割以上が「漢字数文字 + カタカナ」というタイトルでまとまっているのは面白い。まあ、これは「シリーズもの」としての形式的な縛り、という意味の方が強いかも知れないけれど。

wikipedia:スーパー戦隊シリーズ

一方、「科学忍者隊ガッチャマン」は確かタツノコプロの筈だから、上記戦隊シリーズとは流れが違う筈だ。初出は72年。なるほど、これは古い。ここからの流れがあったとしても不思議ではない。

Wikipedia:科学忍者隊ガッチャマン
Wikipedia:竜の子プロダクション

また、「言葉としてのイメージ補強の問題」「そこから敷衍した商標登録の問題」というご意見もあり、それはそれで説得力があると思う。実際のところ、「ロボット名をタイトルに含めないと商業的にまずいけど、それだけだと何のアニメなのかよくわからんので漢字でイメージ補強」という理由は実に自然で納得がいく。実際どうなのかは分からんが。

さて、まとまりがなくなってきたので無理矢理まとめると。


・ロボットアニメには、「漢字数文字 + カタカナ」というフォーマットに当てはまるタイトルがかなり多い。
・ついでに言うと戦隊ものにも凄く多い。
・理由は色々推測出来そう。
・どれかの作品が売れ出してから、それの後追いでフォーマットが固まった説。ガンダムとかガッチャマンとか?もっと早いかも。
・商業的にロボット名をタイトルに含める必要があるが、それだけだとよくわからんので漢字でイメージ補強をしている、という説。
・あんまり関係ないけど「超」とか「機」の文字が含まれてる率もかなり高ぇ。
・四文字熟語として考えると、「銀河烈風」とか「宇宙大帝」とか「熱血最強」とか無闇に強そう。
・まあ、とりあえず強そうでないと巨大ロボットとしては色々とあれなわけで、「音信不通ゴウザウラー」とか「枝葉末節アルベガス」とかになるとちょっとまずいのかも知れない。良く知らないが。



さしてまとまっている感じもないが、まあ元々が割りとしょーもない疑問なのでこの辺で。突っ込み、ご意見提起はお気軽に。

posted by しんざき at 12:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック