それ程時事ネタを受けての話ではなく、以前からの抱負のようなもの。時事ネタとは離れた文脈で読んで頂けると幸い。
私自身は、漫画だのゲームだのを散々摂取して今日まで来た訳だし、いかがわしい知識や創作物にも時には触れることもあったと思うし、その上で今、こうしている。
それなりには大量のコンテンツを吸収してきたと思うし、それなりにはまともに育ったと思うし、育ててもらったとも思う。そういう点については、私は自信を持っている。
だから、私は、その自信を元に、二つのことを信じている。
子供にはちゃんと判断力があり、何か大人が「いけないこと」だと考えていることに触れたとしても、きちんと判断して、時には自ら軌道修正をして育つことが可能だ、ということ。
親がきちんと接すれば、子供からコンテンツを隠蔽するようなことをしなくても、多分ちゃんと育ってくれるのだ、ということ。
私には大した意見はない。ただ、色んな創作物やゲームを食べて育ってきた人間として、何か創作物やゲームに対して恩返しが出来ることがあるかというと、自分の子供にどう接するか、ということに落ち着く気がする。
大人が教えたがらないことでも必要に応じてきちんと教えて、Webにも漫画にもゲームにも触れたいなら触れてもらって、ほら立派に育ちました、って人に言えるような子育てをしたい。そんな風に思っている。
色々な情報やコンテンツに、偏見なく、かつ敬意をもって接する人になってくれればいいなあ、と。
多分それが、Webやゲームや漫画を食って育った私から、Webやゲームや漫画へのささやかな恩返しになると思う。
2010年12月16日

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家族<友人
になる事も多くなることでしょう。その時に周りの人と自分との間に決定的な違い(育ち方や考え方)があると困惑するのは当人です。
何がいけないことか理解できたとしても迷ってしまう年頃ならしっかりと導いてあげられる人が必要です。暴力や性の高揚に気が付く前にその危険性を刷り込むのは容易ではありません。
ま、このあたりはしんざきさんの腕の見せ所ですね。
「アレがダメ、コレがダメと取り上げるのではなく、自分がいいと思ったものをバンバン買い与える。言わば親と子の感動バトルだ!」
と。正確ではないかもしれませんが、概ねこんなカンジで。