2005年01月29日
メジャー度の違いによる名前の吸収現象について。
ところで、うちのブログは「不倒城」と言う。ふとうじょう、と読む。
それなりに愛着のある名前ではあるのだが、間違えられたからといって血相を変えて正式名称を主張する程でもない。名前を間違えるのは失礼だ、というのが世間一般の認識であるとすれば、私は少々世間一般の認識からずれたところにいる様だ。
ということで別に不快に思っている訳では全くないのだが、最近時折私のブログを紹介して頂くことがあるにつけ(ありがたいことである)、「不夜城さん」と紹介を受けることがたまにある。
ピンと来た。これはアレだ、「メジャーな名前に吸収される現象」だ、と。
分からないことは取り敢えずぐぐってみるのが私のいい所である。
http://www.asmik-ace.com/SleeplessTown/
やっぱり。
私はこのドラマを見たことがない。ついでに言うと、実のところ名前を聞いたことすらない。だか、新崎は些か世間一般の常識に欠けるところがある人間であって、本さえ出版されているということはなかなか有名なドラマと推定してよいであろう(もしかしたら原作なのかも知れないが)
名前には吸収現象というものがある。普段あまり聞かない名前、珍しいという程の語感ではないが微妙にメジャーな響きから外れた名前、有名人に少し似た名前などが、メジャーな方の名前に間違えられる、あるいは連想によって結び付けられるという現象である。例えば私の友人に関口弘樹という奴がいたのだが、彼のあだ名は13年来「メッシュ」である。一度など寝ている間に前髪を一部脱色され、朝起きた時には半泣きであった。すまん、メッシュ。
同様の憂き目を見た友人に西村健がいる。奴は宴会の度に白粉を塗られ、バカ殿様の物まねをやらされていた。しまいには本人の物まねが段々と板についていき、それに反比例する様に回りの連中が物凄い勢いで物まねに飽きていき、殆ど惰性の部長宴会芸と化していたのが非常に哀れであった。
この様な例は他にも様々存在し、北野隆司は「ビート」としか周囲に呼んでもらえないし、長谷川京子はサザエさんだし、リャマは子供に指を指されて「ねーねーあのラクダ、コブがないよ?」などといわれのない誹謗を受ける。そしてお母さんに「ああ、メスのラクダなのよ」などとすげえいい加減な知識を吹き込まれるのだ。嗚呼、リャマ。
ことほど左様に、なべて世の中は有名なもん勝ちなのである。仕方のないことだ。とはいえ、ウルティマを指して「ドラクエのパクリ」などと書かれているのを見る時には流石に多少やるせない気持ちになるが。
ということで、不倒城は不夜城に吸収され勝ちであるということが最近判明した訳なのだが、まあいいや別に。休日出勤のしんざきは今日もやる気なくエントリーを閉じるのであった。
今後とも不倒城を何となくよろしくお願い致します。

この記事へのトラックバック
でも、間違えたことはあります。
本人のブログなのにHNを間違えてコメントしてしまいました。
それからはHNやブログ名は全てコピペすることにしました。
おもっくそ間違ってました。
数日前にこそっと修正してたのですが、
改めてお詫びもうし揚げます。
重ね重ね申し訳ないです・・・
ご無沙汰しております。すいません最近日付の感覚とか全然ないので良く分からないんですが、多分ご無沙汰しておった様な気がします。ページはRSSリーダで欠かさずチェックさせて頂いてます。
>うちは絶対間違えられないですね(笑)
送りバントさん程のブログであれば、むしろ他の似た様な名前のブログを吸収する方ではないかと思います。毎日がお蔵ビンタとか。ないかそんなブログ。
>makさん
あ、いえいえ、書いた通り別に全然気にされなくて大丈夫ですよ。むしろネタにさせてもらってすいません。
>めあさん
読み方は極めて自由度が高いので、インスピレーションのままに読んでください。
不夜城は映画です。
ついでに小説の映画化ですよー。
突っ込みありがとうございます。原作持ちでしたか。
あと、不夜城って一般名詞でもありますな。