息子さんは3歳7ヶ月になった。よく喋るし、よく笑うし、たまに泣くし、我侭も言う時は言う。
で、親としては、子供のわがままに対するアウト-セーフのラインを結構考えたりする訳である。ある程度自分の欲求を制御する術は身につけて欲しいし、かといって何でもかんでもアウトだと、それはそれで「欲しいという感情を表に出すこと」をスポイルしてしまう気がする。
この辺は勿論私だけの問題ではなく、奥様ともちょくちょく話し合いながら大体の方針を決めていたりもする。こういう時、夫婦間の倫理感がそれ程ずれていないのは助かる。
現在うちの家庭では、幾つかは妥協しないルールを設けていると思う。
例えば。
・お風呂を上がる時は10数えてから。
・ご飯をおもちゃにしない。
・出されたものはちゃんと食べる。
・とにかく残さない。ただし、食べ切らなかった場合は大人に食べてもらってもいい。
・ただし、あまり食べられなかった場合は食後のデザートは無し。
・ご飯の前にはおもちゃを片付ける。
・食べる前と後には「いただきます」「ごちそうさま」を言う。
・ご飯の時間、寝る時間になったらやりかけの遊びでも中断する。
・「ありがとう」「ごめんなさい」はちゃんと口に出して言う。
・人が遊んでいるもの、使っているものはとってはいけない。順番はちゃんと守る。
まあ些細なものばかりだが、どうでもいいが食事関係のルールばっかりだな。勿論、上に書いていること以外でも、基準に基いて叱ることはままあるし、もうちょっと大枠でのルールも当然ある。
こういうものは、一度決めたら揺るがさないのが重要なんじゃないかなあ、と、私は思っている。あと、父母の間で方針の不一致が発生しないことも重要だ。子供には「ルール」や「ルールに従うこと」を学習することも必要で、その為にはルールの側が揺らいではいけない、と思う。
ただ、ルールはルールとして、子供には「自分は大切にされている」ということを実感することも必要だな、と思っている。
ルールは基本子供の欲求と相反するものばかりなので、ルール以外で息子さんが何か「したいこと」を出してきた時は、出来る限り聞いてあげたいと思うし、休日にはなるべく頑張ってはいる。普段は奥様の方に負担をかけていると思うが。
この辺のバランス調整は難しいと思うし、そういったバランス調整を試行錯誤していくことが子育てってことなんだろうなー、と漠然と思っている。そういう意味で、子育てと親育てはつくづく同義語だ。
そんなことを考えながら。今後とも、息子さんとセットで親としてもレベルを上げていきたいと思う。
2011年02月01日

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