2011年02月03日

レトロゲーム万里を往く その99 ファミコン少年がゲームに夢見ていたこと

島国大和さんの記事を読んで、特に下の文章が心に残った。
振り返りたい。
 俺たちは、FCのしょっぺー画面のゲームを見ながら何を夢想していたか。
 ゲームがどうなる事を希望していたか。それは達成されたのか。
で、色々考えた。

先に断っておくが、私が考えたことは飽くまで上の文章のみに反応したことなので、島国大和さんが記事全体で言いたかった内容への反応にはなっていないと思う。全然別のテーマのお話ととって頂けると幸いである。


多分なのだが、かつてファミコンで遊んだ人達は、「将来のゲーム」に色んなことを夢見たと思う。そして、そういう色んな夢が叶えられてゲームはここまで来た、という実感は、私の中には確かにある。

夢が現実になって、色々なゲームが生まれて。で、現実になったからには現実として受け取る必要があって、そういうところで歪みが出てしまったものも多分あるのだろう。


以下、ちょっと雑然と書く。


ちょっと前、昔ファミマガで連載されていた「ディスくん」の漫画で、「2010年のゲーム」を1990年に語っているものが、一部で話題になったことがあった。挙がっているページがあったのでリンクしてみる。

近未来のゲームを予想するっ!!

ちなみに、上記の抽出からは、何故か結構重要なページが二枚抜けている。Togetterでまとめてアップして頂いているのを見かけたので、そちらもリンクしてみる。

【ファミマガ】ディスくんのまんがトピックス

4ページ目
5ページ目

上の漫画は、多分当時のファミコン少年が見ていた「夢」の、一つの形ではあったと思う。こういう夢も当時あった、という話だ。

・映画並みの綺麗な音、映像
・ワイヤレスコントローラー
・カラーの携帯機、ソフトは据え置き機のものがそのまま使える、テレビも見られる、ワイヤレス対戦
・画面に合わせて床が稼動するファミリートレーナー
・ゲームキャラと同じ動作をするコントローラー
・立体視出来るグラフィック
・実際に乗り込んで上下左右に動く筐体
・架空の世界に住む人達を、実際に通信回線でプレイヤーが演じるゲーム
・通信回線で色んな人と遊ぶRPG
・オンラインカジノ


こうしてみると、全く描写通りではないにせよ、殆どの「夢」が色んな形で実現していることが分かる。

セカンドライフやMMORPGはもうそのまんまだし、乗り込んだ筐体がぐいんぐいん動くR360は90年の段階で既に実現している。プレステのゲームをダウンロードして遊べるPSPにはワイヤレスLANが標準装備だ。

近年、もっと具体的な形で叶った「夢」もある。ゲームキャラと同じ動作で画面を操るキネクトだとか。立体視が出来る3DSだとか。


ファミコンの話をすれば、当時「もっとリアルなグラフィックで遊びたい」と思ったファミコン小僧は、特にキャラゲー回りに山のようにいたと思う。それは例えばバンダイのドラゴンボールや聖闘士星矢を遊んだ人や、一部の漫画をネタにしたアドベンチャーゲームを遊んだ人。RPG好きにだって、シューターにだって、アクションゲーマーにだってそういう夢はあった。

「ゲーセンのゲームを自宅でも遊びたい」という夢を見ていた人もたくさんいただろう。ゼビウスのアンドアジェネシスやナスカの地上絵をモニターに捜し求めた人から、FC版源平でボードゲームに衝撃を受けた人もいたかも知れない。PC版くらいの高解像度で信長や三國志を遊びたい、という人だって当然いた筈だ。

些細なことでいえば「ちらちらしない画面でシューティングを遊びたい」というのだって夢だった筈だし、「ヘクスを使った本格的なウォーシミュレーションが遊びたい」という夢や、「もっと大きなキャラを動かすイーアルカンフーが遊びたい」という夢も多分あっただろう。

「コクピットに乗って自分でロボットを動かすゲーム」「箱庭を作ってその中で色々といじるゲーム」「実際にペットを飼って餌をやったり散歩に連れていったりするゲーム」全て、昔どこかで聞いた覚えがある夢だ。


たくさんの夢が叶った。私は、夢が叶うところを、それこそ眼前で山のように見てきた。


夢が現実になるのは、布団から出て寒空に外出するのにも似て、ちょっと寂しいことでもあるけれど、それでも多分幸福なことだったのだろう。少なくとも私自身は、「こんなゲームが遊びたかった!」という戦慄を何度も味わったし、このゲームすげえ、ゲーム好きでよかった、という思いを何度もさせてもらった。


多分大事なことは、「次はどんな夢を見るか」ということなんだろうなあ、と思う。世界は多分、夢を見た人が、その夢に向かって転がしていく。夢はたくさんあればたくさんある程いい、と思う。


昔夢を見ていた人は、今はもうゲームに対して新しい夢を見ていないかも知れないけれど。今でも新しい夢がどこかで生まれて、それが叶う日があることを心から願う。
posted by しんざき at 14:05 | Comment(3) | TrackBack(0) | レトロゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
夢がかなっても、また新しい夢が生まれるものですね。
Posted by at 2011年02月04日 21:41
記事を読んだ後にこれからのゲームの未来を想像してみたけど
具体的な物があまり思いつかなかった…
歳とったかなぁ…
Posted by at 2011年02月08日 01:03
モンハンで剣でモンスターを切ったら肉が裂け血がドクドク流れればいいのにとか思ってます
流体エンジンでドラゴンの細胞の一つ一つを再現 みたいな

足の腱を切って動けなくするとかドラゴンの生態を生かしたシュミュレーションゲームになりそう
流体ってことは匂いで位置がバレるのか やばいなおい
Posted by at 2014年05月13日 16:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/183941869
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック