まず、「ド」で始まるという辺りで、中ボスから大ボス的な「強そうな言葉」というポテンシャルを感じさせる。ドレッドノート、ドルアーガ、ドズル・ザビ、ドルマゲス、ドボルベルク、ドラゴドス、土井正三など、「ドで始まるなんかゴツそうな言葉」というのは枚挙に暇がない。ドレッドノートなどは、後々まで「ド級(弩級)」という言葉を残した程である。
その上で、「モホルン」という、若干変態性が漂いつつ、どことなくガチムチ系の雰囲気も残す、正体不明な音節が続くことによって、視聴者の警戒感のボルテージを上昇させる。「ゴツそう」な上で更に「なんか変態っぽい」という気配によって、視聴者の警戒意識は急速に高まることになる。
そこで、不意打ちのように続く「リンクル」という謎の可愛らしい音節。
りん、である。おまけにクル、である。「ティンクル」や「きらりん」といった、なかよしやりぼん系の子供向け少女漫画の気配満載ではないか。平仮名にして「りん☆くる」といった装飾が付加されていてもなんら違和感はないし、そういうタイトルの日常系萌え4コマ漫画の三作や四作あっても不思議ではあるまい。
つまりこの言葉は、「ド」「モホルン」といったごっつい系ガチムチワードの後に、不意打ちのように「りんくる」などという少女系可愛らしいワードを続けることで、聞くものの精神に意識のギャップを利用した衝撃を与え、それによって言葉の印象度を強めているという、極めて戦略的な思想を感じさせるという結論が俺の中で出たのだが超どうでもいい。
ところでドモホルンリンクルって一体なんなんだろうな。言葉だけ知っているのだが、なんか化粧品らしいということ以外はさっぱり分からない。
2011年02月14日

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麻枝準のドメスティックバイオレンスの改変だろ
ドモ(Domo)はラテン語で「抑制」、
ホルン(horn)はドイツ語で「角質」、
リンクル(Wrinkle)は英語で「シワ」を意味します。
つまり、ドモホルンリンクルという名前には「年齢に負けない肌づくりを」という想いが込められているのです。