時々でいいから、ニノ大司教のこと、思い出してあげてください(挨拶)
物凄く今更だが、実は二週間ばかり前からちまちまとドラクエ8をやっていた。
今はまだラスボスらしき人が第二次形態っぽくなったところで、七つあるものを何となく集めやがれコラとラーミアみたいな人に言われたところなので、実際にはまだクリアしていない。故に、ドラクエ8自体の感想は取り敢えず差し控えたい。
まあ、
・普通に楽しめた。
・ラスボスらしい人すげえかっこわりぃんですけど気のせいですか。
ということくらいは言っておいても良かろう。まともな感想はまたいずれ。
さて、ということで今回のテーマは「2」の方である。
人気シリーズものには宿命があって、新作は例外なく旧作と比べられる運命にある。「4から先はドラクエじゃない」とか、「3が一番名作だった」などといったアレだ。新作で旧作のキャラを出すことが心憎い演出と言われたり、思い切ったシステム改新をすると旧作のファンからクレームの嵐が浴びせられたりと、開発者に対しては多大なプレッシャーの要因となる。旧作の残照というのは重たいものなのだ。
故に、シリーズの最新作が出たとして、それが満場一致で好評価を得られることは殆どない。大幅な改変をしたらしたで、「前の方が良かった」という人が必ず出てくるし、変えなければ変えないで「変わり映えがしない」と文句をつけられる。人々の記憶の中で美化された旧作に対して、開発者はあまりにも無力である。営業サイドにとっては美味しいことずくめであるシリーズものだが、案外シリーズものを担当することになった開発者さんは嬉しくないのではないだろうか。
ドラクエシリーズにおいて、その流れを作ったのがこの「2」であろう。
「ドラゴンクエスト2」。1987年1月、エニックスより発売。発売当初はデパートに長蛇の列が築かれ、ニュースでも放映されたという話が著名である。これ、第一作の「ドラゴンクエスト」自体は「隠れた名作」といった扱いで、そこまで人気爆発という程の売上ではなかったのだが、その後、主に週刊少年ジャンプが煽りに次ぐ煽りを入れた為ここまでの前評判になったらしい。勿論、その前評判を受けるに足る出来映えであった訳ではあるのだが。
シリーズ二作目にしてキャラクターが「3人」になったドラクエ2は、無論のこと、「3人」であることが売り文句であった。
パワーが売りの戦士型、ローレシアの王子。
魔法の達人、ムーンブルクの王女。
最強武器が「てつのやり」サマルトリアの王子。
ドラクエ2というと、とかくサマルトリアの王子のあらゆる面での中途半端さが目立ち、様々な点でネタにされている様な感がある。デフォルトの名前が「トンヌラ」というのも何だか微妙だし、仲間にする際に散々探し回った挙げ句、ゲーム中の初セリフが「いやーさがしましたよ」というのも非常に微妙だ。
そういったユーザーの感じる微妙っぷりが臨界点を超えたのか、SFC版でのリメイクでは途中病に倒れてパーティーから外れ、場合によっては仲間外れのままラスボスを倒されてしまうという憂き目を見た。挙句の果てには、一部ファンからはその展開を「ファンサービス?」などと呼ばれてしまう有様だ。お前らちょっとそこ座れ。いないのがファンサービスて。可哀想だろ、トンヌラが。まあ、装備出来る最強の武器が微妙な安物、という状態からは脱した訳だが。
音楽も素晴らしい。ドラクエ2というと、牧野アンナなる方に歌わせたという話の、パスワード入力画面の曲が有名だ。完全に趣味の話だということを承知で言うと、私は「遥かなる旅路」が最もお気に入りである。3人揃う前のフィールドの音楽であるが、揃った後よりもこちらのメロディの方が好きで、わざとムーンブルクの王女を棺桶にしてこちらの音楽を流しながら歩くことも一再ではなかった。すまん、王女。
何はともあれ、ドラクエ2はその壮大な世界観と展開から、当時まだあまりRPGをやったことのなかったファミコンユーザーの心を主に捉え、その後の「ドラクエ」シリーズの人気の礎を築いた訳だ。
さて、なにやら少々長くなってしまった。少々ありがちなテーマだが、次回はちょっと場を変えて、「2」と「8」の比較などやってみたいと思う。「2」の話題になると必ず俎上に上げられる「難易度」の話もそちらで。
2005年02月18日

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ドラゴンクエスト
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Tracked: 2005-06-29 16:22
謎解きがムズイけれど、攻略本がなくても何とか推理できる程度。
1の「たいまつ」「レミーラ」がなくなったのは残念だったけど、ロンタルギアの洞窟で発狂しそうになったのを思い出しました。
ふっかつのじゅもんって、死んでも簡単にリセットできない面白さがあってよかったなぁ。
悪筆で何度間違えたことか。
が 携帯変えてからなくしてしまいましたorz
良い歌ですよね
しかし ふっかつのじゅもんの「けずる」ってなんのためにあったんですかね アレ
どらくえ2だったよ〜。
しかも今は懐かしのMSXで。
キーボードでがちゃがちゃやってた。
ムーンブルクの王女は大好きだった。
犬だし。
かなり私のつぼでした。
いやー、キツかったですね、ロンダルキアの洞窟。私もあの落とし穴だけは勘弁してくれと思いました。
正直、「2」の難易度が高いっていうのは、5割くらいはロンダルキアと復活の呪文書き間違いのせいの様な気もします。
>>めあさん
私の着信は源平討魔伝の義経ですよ。自慢。←注:社会人
ふっかつのじゅもん、今入れてみると物凄いスピードアップに自分でびっくりします。お試しあれ。
>>Nさん
MSX版て、君は一体何歳の頃からあんな機械に触っていたのだ。
ムーンブルク王女は、一部でカルト的な人気と噂。
サマルトリアの王子の名前は、ローレシアの王子の名前で変わるはずですよ。
FC版しかしらないのですが。
たしか、すけさんとかもあったはず
ありますねえ。ランドが一番多数派だった記憶と、自由にメンバーの名前を入れられる裏技の記憶が。
ただ、何故か未だにデフォルトネームが私の中で「トンヌラ」なのは一体何故だろう。
こちらのページに全種類載ってますね。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Renge/8328/gam/game_dq2_charaname.htm
もしくは最初に使った名前でトンヌラが出てきたとか
20日の話にも関係しますが、昔のRPGやAVGはコマンドを選択ではなく、入力するってのでも難易度が高かったかも
キタ ススムとか。
Wizでキャラのレベルが上がってもプレイヤーのレベルが低かったために、初期の魔法しかつかえないとかW
ティルトウェイトのスペルなんか泣きながら覚えなくちゃいけなかった様な覚えが。