最近はあんまりこの手の話題を書かない様にしていたのだが、ちょっと個人的メモ。
取り敢えず今回に関して言えば、争点は今後の防衛体制どうすんの、という話に当然なるだろうし、それに対する中韓の牽制とかそれを反映した国内メディアの大騒ぎとかが注目ポイントになるんだろうか。
まず、この辺だ。
政府、ミサイル防衛配備を前倒し(日経)
お隣の大きな方の国としては当然、日本が防衛体制を整えるのは望ましくない。大使館のページ。
ミサイル防衛問題に関する中国の立場(中国大使館)
要は日本や台湾にミサイルが効かなくなったらたまらん、と。MDの技術的有効性とかがどんなもんなのかは私は全然知らないが、まあ本音なんだろうなあ。
といってもこーゆー事態になってくると、日本の国内世論も流石に無防備側に不利になってくる訳で。確か、パトリオットの配備に関する反対を沖縄県知事か誰かが撤回したとかいうニュースを読んだ気がするんだが、どこだっけ。ちょっとソースを紛失。後で見つけたら書く。
琉球新報とか見てると、色々分裂していて大変そうだ。
琉球新報社説
日本での米軍再編も北朝鮮の緊張を高めている要因だろう。再編では、自衛隊と米軍の一体化が図られている。米陸軍の司令部が神奈川県座間市に置かれることになっており、日米の軍事同盟はいっそう強まっている。北朝鮮には、米国との結び付きを強める日本が脅威に映るのではないか。
ははあ、なるほど。まあ取り敢えず、お隣の国としては米の責任論を立ち上げて、日米の連携はなるべく削ぎたいところではあるだろうし、朝日とかもこの線でくるんじゃないかな。ただ、現実問題起こっている事態を見つめるとやや論調としては苦しいところ。
ちなみに、今日の朝日の社説はこれ。
朝日社説
決議案が「国連憲章第7章のもとで」と明記し、軍事、非軍事の制裁に道を開く形になっていることに懸念があるようだ。いきなりそこまで踏み込むのは早すぎないか、かえって北朝鮮を硬化させて事態の解決を難しくしないかという心配だろう。
中ロの協調を得るためには、決議案の文言にこだわらずに手直しすることも考えていいのではないか。左様ですか。スピーカーなのは別にいいとして、なんか腫れ物に触る論調だな。
ロシアがまだ北朝鮮を守りに入るのか、という点に関してはちょっと微妙な問題な気がするんだけど、中国に関しても今回の事態はあんまり望ましくない方向に向かっている気がする。防衛体制とか難民の話とか。つまり中国のコントロール下で起きた話ではなさそうな訳であって、北のお国の言葉は例によってソースにしてもあんまり意味なさそう。そこが怖いっちゃ怖いけど。
ということで。この話、防衛体制絡みのなんだかんだで年末まで色々起こるんではあるまいか。
まずは各誌の社説に注目。