ちょっとドミニオンのお話。
もう先々月のことになってしまったが、ゆるドミでは毎度毎度スイスドロー大会を開催している。三戦やって、勝った人同士が段々同じテーブルに集まっていく、というような大会である。
最近私は専ら大会運営の方に回っていて、自分ではあんまりドミニオンをプレイしていなかったりする。ゆるドミ経緯から考えると本末転倒気味だが、まあ他にも色々面白いゲームやらせて頂いてるし、運営は運営で面白いので別にいいのだが。
で、スイスドローのサプライを構築してみたりしたのだが、この時どんなことを考えてカードを入れたのか、ざっと書き残しておいてみる。
【第10回ゆるドミ一戦目サプライ】: 民兵 漁村 秘密の部屋 男爵 交易所 執事 航海士 大使 引揚水夫 議事堂
これを組んだ時考えた基本コンセプトは三つ。
・使われなさそうなカードは入れない
・誰もが使うカードは入れない
・手番差による有利不利は出来れば小さくしたい
である。
私が考えるドミニオンの面白さは、「色んな戦法のぶつかり合い」である。皆が色んな戦術をとって、どの戦術が強いのか分からない。誰が勝つのか傍目にも分からない。私はそういうドキドキ感が好きだ。
そこから考えて、「突出して強い戦術がある」「取り敢えずこれはとっとけ、というカードがある」という状況はなるべく避けたかった。その為、成功したかどうかは分からないが、皆が「どれ取るか迷う」という選択肢を用意したいなーと思った。
後、手番はじゃんけんで決まるものであり、ドミニオンの実力とは直接関係ない。1番手の人がある程度有利になるのはもうしょうがないとしても、多少は4番手の人にも有利な要素を残したかった。私が思うに、その方法は二つ。攻撃カードを色々用意してカオス場にするか、メタカードを用意して「先の手番の人がこれを選んだから私はこれ」的な選択優位を用意するか、だ。基本後者にしようと思ったが、成功しているかどうかは分からない。
今回のサプライは、大体これくらいの戦法が考えられるんじゃないかなーと思って組んだ。
民兵一、二枚を入れたお金デッキ(いわゆる民兵ステロイド)
男爵一、二枚を入れたお金デッキ(いわゆる男爵ステロイド)
航海士一、二枚を入れたお金デッキ(いわゆる航海士ステロイド)
議事堂一、二枚を入れたお金デッキ(いわゆる議事堂ステロイド)
執事による軽圧縮
引揚水夫による軽圧縮
大使による軽圧縮
(5-2なら)初手交易所による軽圧縮
漁村 + 議事堂による引き切りデッキ
上記亜種、漁村 + 議事堂による引き切りデッキに、民兵、男爵などを加えたアクションデッキ
上記亜種、漁村 + 議事堂で大量のカードを引いて秘密の部屋でお金に変える議事堂の隠し部屋デッキ
上記亜種、漁村 + 議事堂でbuyを増やして呪いを購入、大使で配る引き切り擬似攻撃デッキ
ええい、無茶と言わば言え。戦術として成立しているかどうかなど知らぬわ。
結果的には、どのテーブルでも勝つ戦法は違っていたし、一番手、二番手が勝っているとも限らなかったので、ある程度目論見は成功したんじゃないかとは思っている。プレイした方、いかがだったろうか。
しかし、繁栄以降はそこまでやり込めてないからサプライ考えるの難しいなーとか。サプライをあーだこーだいじくるのは楽しいので、またサプライを組む為だけにたくさんやり込んだりしたい。
取り敢えず今日はこの辺で。
2011年06月02日

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