2005年02月22日

ゲームとスポーツの違いはどこにあるか。

前のエントリーに追記。まだ全然まとまってないので、メモ書き程度に。

スポーツに比べてゲームが非常に社会的認知を受けにくい理由。

・ゲームは趣味として細分化され過ぎている。

スポーツは、「スポーツ」という大カテゴリの中に「野球」「サッカー」「バスケ」などの中カテゴリがあり、その中にはせいぜい幾つかのの亜種があるのみである。

ゲームは、「ゲーム」という大カテゴリの中に「アクションゲーム」「シューティングゲーム」「RPG」などの中カテゴリがあり、更にその中に恐ろしい数のタイトルがある。そして、タイトル間の互換性が著しく薄い。

野球好きな人であれば、「何がお好きなんですか?」「野球です」と言えば、プロ野球が好きだろうと高校野球が好きだろうとMLBが好きだろうと、まあ一通り話は通じる。

だが、アクションゲーム好きな人が二人いたとして、「ファイナルファイトが好きなんです」という人と「スーパーマリオが好きなんです」という人の間では話が通じる要素が殆どない。例えゲーム好きな人が野球を知っている人と同じだけの人数いたとしても、「話が通じる」というレベルでの知識の総量は野球より遥かに低いことになる。認知度を高める上では、タイトルの多さは完全に障害なのだ。

故に、ゲームが社会的認知を受けようとすれば、ゲームといえば○○という様な、誰もが知っているキラータイトルが存在する時くらいしかそのチャンスはない。それは例えばスペースインベーダーであり、テトリスやバーチャファイターであり、事実その度にゲームの認知度は高まってきた。まあ、必ずしもいい方向への認知ばかりではなかったが。

ただ、今のゲーム市場を見るに、キラータイトルが生まれ易い土壌とはあまり思えない。これは全然別の話になってしまうのでまたの機会に。
posted by しんざき at 13:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | レトロでもないゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
>・ゲームは趣味として細分化され過ぎている。
>故に、ゲームが社会的認知を受けようとすれば、ゲームといえば○○という様な、誰もが知っているキラータイトルが存在する時くらいしかそのチャンスはない。

まさにその通り。納得しました。
ただ、一昔前、それが格闘ゲームだった頃は逆効果でしたよね。
Posted by KA at 2005年02月25日 18:39
>KAさん
コメントありがとうございます。
スト2も評価は「暴力的」とかそんな感じでしたな。
Posted by しんざき at 2005年02月26日 19:20
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