それは mixi だけの問題か?
ふむふむ、なるほど。
要するに、mixi というサービスは日本国内においてリアルとネットの境界を曖昧にするという意味で、先駆者であり、もっとも成功した事例だという事にすぎない。これからはもっと色んなところで、リアルとネットの融合は進み、先に定義した一般ユーザーの進出は著しくなる事は明白だ。
先に定義した「一般ユーザー」においては、mixi だろうがオープンだろうがクローズだろうが、リアルと同じ繋がりに近いネットワークが近づけば近づくほど、この問題の発生率は高くなるだろう。この辺は全くその通りだと思います。
ただ、今回問題を特殊化しているのは、mixiが上場企業になってしまったということでして。
そして、mixiという組織の収入(参照:第七期決算公告)の大部分が広告収入であり、つまりはmixiとかFindJobのユーザー及び社会的信頼に依存している訳で。
他の遍くWebコミュニティーで同じ様なことが起こったとしても、ぶっちゃけた話金銭的損害を蒙る人は存在しない訳です。まあ、勿論当事者は様々な被害を受けるでしょうが。
つまり、社会的影響の多寡を考えると、今回のmixi周りの騒動は「Webコミュニティーどこでもあり得る問題」として一般化しちゃいけないと思うのです。
まあ、実際のところmixi内部で起こった問題がどれくらいmixiの株価に影響を与えるのか、というのは眉に唾つけて考えなくちゃいけない話だとは思うんですが、外野にどう思われるかってのは別の問題ですしね。
「リアルとネットの境界を曖昧にするという点で先駆者である」mixiには、正に今回の様な問題に対して、少なくとも何かしらの対策をする責任があると私は考えます。SNSとして、ではなく上場組織としてですが。
少なくとも現状、まだmixiのユーザー数が10万とか20万だった頃と同じ対策指針では色々とまずい。免責事項は4つじゃ足りないし、ユーザーの情報公示はある程度mixi側での規制を入れるべきだと思うし、ユーザーやコミュニティに関しても削除ポリシー・及び削除経緯が公示されるべきでしょう。その他諸々、多分足りない部分は色々とある様な気がするけどぱっと思いつかないや。まあいいか。
そーゆー意味で、今回mixiが(mixiのユーザーが、ではなく)注目を集めるのはそれ程無意味なことではない、というかむしろがんがん指摘しなくてはいけないと私は思うんですが、どんなものでしょう。勿論、ただ「mixiのユーザーの危機管理能力について」馬鹿にすることに意味はないとは思いますが。
純粋に広告費とボランティアで成立している上場組織体ってのは現状日本では希少で、mixiが成功者であり続けられるかどうかは結構重要なターニングポイントになるだろうと思っていたりするのです。
今回の色んな騒動をmixiがどう捌くのか注目ってとこかなー、と、そういえば米国の同じ様な組織ってその辺どうなってるんだろ。
その内調べてみます。
ユーザー間のトラブルで株価が暴落するようであれば、抜本的対策をとらねば株式経営として成り立たないでしょう。
またはその逆もあるかもしれません。(匿名による風説の流布のような)
mixiシステム側 の問題点については、件の記事では特に言及はしておらず、ユーザー層とそれに対する世相に対する言及です。SNS のシステムとして、または バーチャルとリアルを結ぶサービスとしての問題点は多々あると思うので、その意味で 株式会社ミクシィ を厳しく言及するのは必要であると思います。
一人の困った人によっていくつかのトピックが
一方的に削除された、ということで荒れ始めてて、
「あーだいぶ普通な感じになってるなー」と思いました。
たしかに上場企業運営のサイトで、
このままずっと自治的なものに依るのは
限度があるだろうね。
コメントありがとうございます。
>またはその逆もあるかもしれません。(匿名による風説の流布のような)
どちらかというとこちらの方が公算というか、危険度が高いかも知れないですね。
実際のとこ、株価にホントーにネットの風評が影響するかどうかっていうのは微妙だと思うんですが、すると勘違いして頑張ってしまう人はこれから増えそうな気がしています。
>やさん
>たしかに上場企業運営のサイトで、このままずっと自治的なものに依るのは
>限度があるだろうね。
うーん、どうなんでしょうね。「普通のWeb」の住人の荒らし対応能力が低いのはいずこも同じなんでしょうが、上手いこと自浄作用が働く様に出来ればそれに越したことはないんでしょうが。