例によって、可視化も有用かも知れないと思い、書く。
息子さん、5歳。幼稚園年中さん。9月からすっかり年長さんになるつもりだったらしいのだが、まだ年中さんだと聞いてきょとんとしていたらしい。
で、最近、息子さんが若干「出来ないかも知れないこと」を怖がる、ないし嫌がる傾向が出てきたように思う。
例えば、公園のアスレチック等で、以前は登れたジャングルジムに「怖いー」といって登らない。高所恐怖症の気配もあるかも知れないが。
同じく公園の雲梯など、出来ないかも知れない遊具に挑戦することを嫌がる。
例えば、補助輪無し自転車の練習を途中で嫌がってやめてしまう。
例えば、私とお相撲をとって、以前は一度負けても何度もかかってきたのに、一度負けると他の遊びに行ってしまう。
一過性のものかも知れないが、「成功体験だろうが失敗体験だろうが、とにかく色々体験させてあげたい」という親のスタンスからすると、いまひとつ心配だ。
以前から、性格的に「負けず嫌いで慎重」というところはあった。その辺はどちらかというと私より奥様に似ている気がする。ちなみに、長女も性格的にはそちら寄りの様に思い、一方次女はどちらかというと私に似ていて無謀っぽい。
勿論、無理やりやらせても改善する問題ではないことは分かっている。高所恐怖症なんか、こじらせて本格的なトラウマになってしまったら大変だ。自転車の練習なんかは、嫌だったとしても無理に頑張らなくてはいけない時もあるかも知れないが、それにしても時期は選んだ方がよかろう。
で、これについて私と奥様のスタンスは割と違っていて、一言で言うと私は「励ましつつ見守る」奥様は「あの手この手で焚き付ける」スタンスを取り始めている。
私の方は、基本的に「やってみたら意外と簡単かもよー?やってみたらー?」と声をかけつつ、息子さんが嫌がったら無理には薦めない。まあ気分が変わるのを待つか、という方針。この前は、これで怖がっていたアスレチックをクリア出来ていた。
奥様の方は、基本的に叱咤勉励。厳しいことは言わないが、「やっちゃえやっちゃえー」という感じでけしかける。息子さんも割とノルことがあって、この前はこれで私に向かって相撲の連戦を挑み、私も意外と苦労させられた。手加減はしないが。
どちらが刺さるかはよくわからないし、夫婦で方針を一致させないといけない、ということもないだろうから、暫くはこのまま、息子さんと遊びつつ見守ろうと思う。
なんにせよ、成功体験にせよ失敗体験にせよ、息子さんに様々な体験をさせてあげて、色々な思いを味あわせてあげることが出来れば、幸甚なことこの上ない。
今日はこれくらいで。
2012年09月10日

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それとは別に、しんざき氏の『励ましつつ見守る』には少々違和感を感じます。
その対応は一個人に対して行うべき方法です。息子さんを一人の人間として認める姿勢は尊いとも思いますが息子さんは人格の形成が完了していないはず。5歳で完了してたら怪物ですが。
人格の形成の途中であるならば『えー、そんなの怖かったかなー?』と話す年齢になられた時に思い出すのは親の手助けや同調が心地良いはずです。
うちの息子は5歳の頃、補助輪を外して乗ってみたら難し過ぎたために、以来自転車を嫌悪していたのですが、今年1年生になって、周囲の子がどんどん乗っているのを見て、自分から補助輪を外すと言い出しました。
・子供だって、親が言うように上手にできるだろうと思っているけれど、いざやってみると力など身体能力のせいでイメージ通りに実行できず、ストレスになる
・そのうち親以外の要因からの影響が増えて、親の発言力や過去の嫌な記憶が相対的に子供の中で小さくなり、気持ちが変わる
ということはあると思いますよ。
参考にさせて頂きます。