2012年10月18日
イース7が爽快感あり過ぎて凄いのでレビューしてみる
何度か書いていますが、「今更」などという言葉とは縁を切っています。
最近のしんざきは人生におけるゲーム含有割合がめっきり上がっていまして、ダンガンロンパ、スーパーダンガンロンパ2とクリアした後、Twitterで「面白い」と教えて頂いたイース7に突っ込んでみました。2009年発売作品で、むしろ何故今までやっていなかったのか、という感もありますが気にしません。
現在は恐らくまだ序盤から中盤に差し掛かった辺りで、ゲームの全貌は見えていない状況だと思いますが、ここまででも十分過ぎる程面白いのでどの辺が面白いのか書いてみます。
・操作感が気持ち良過ぎて凄い
アクションRPGの基本にして根幹部分だと思うのですが、まずここが凄いです。
今回、イース7は今までのイースシリーズとがらっと操作系が変わっていまして、
・クオータービューのアクション動作
・最大3名のパーティ構成
・操作キャラ以外はAIが操作
・攻撃をしていると溜まるゲージでスキル(いわゆる必殺技)使用可能
といった、例えばかつてのスクウェアの「聖剣伝説2」や「聖剣伝説3」を思わせるようなシステムになっているのですが、爽快感ゲージは正直振り切れています。
まず、×ボタンで行える回避・ダッシュ操作。これがもう凄い。×ボタンを押した瞬間、アドルが画面全体の半分くらいの距離を一瞬ですっ飛ぶ。通常なら「走る」ところでも文字通り「飛ぶ」。もうお前縮地かと。
勿論戦闘シーンだけでなく普段の移動でも何の制限もなくダッシュしまくれる為、例えば20段くらいの階段を全部すっ飛ばしてボタン一発ですっ飛びまくり。流そうな坂も×ボタン二回くらいで楽勝踏破。敵の攻撃をシュパッと10キャラ分くらい回避して、次の瞬間シュパッと密着してズバズバ斬りまくる、といった操作がアドレナリンでまくる程に爽快です。常時瀬田宗次郎を操作しているような感覚に近いと思います。
この「基本操作の爽快感」がある為に、普段の移動が全然苦にならない。街中の往復なんて殆ど一瞬、アドルがダッシュしたりステップしたりしているのを眺めている内に終わってしまいます。「動かしてるだけで楽しい」というゲームは、イコール名作といってもいいくらいアクション要素のあるゲームの最重要ポイントだと思います。
戦闘に関しても、最初の内は密着してズバズバ斬っていれば終わってしまう爽快感重視難度から、中ボス敵存在である「巨獣」を始め、途中から「相手の動きを慎重に見定める」という要素も重要になってくる、爽快感とやり答えを見事に両立させているバランス。難度ノーマルでも、考えなしに突っ込んでると割と死にます。
いわゆる「必殺技」であるところの「スキル」についても、ただぶっ放すだけでも十分気持ちいいところ、どんな風に発動すれば有効にヒットするか、どう使えば複数体をまとめて巻き込めるか、どう連携させれば敵を気絶させられるか、といったところまで考え始めれば楽しさ二倍です。
攻撃を叩きこむ気持ちよさ、移動し、回避する気持ち良さ、一瞬の隙を突く気持ちよさ。この辺り、イース7はどれもこれも充実しまくっています。
私自身はまだいまいち使いこなせていない「ガード」といった操作も含めて、操作感については純度100%の一級品と断言して何の問題もないでしょう。ファルコムの底力を感じました。
・シナリオその他に関しては。
シナリオについてはゲームを全て終わらせてからでないと評価出来ないと思いますが、序盤から中盤にかけてのストーリーは「イースシリーズの王道」「安定感」という二語で表現出来る内容だったとは思います。
相変わらず安心の解説役ドギ、見ず知らずの女の子を助けたり助けられたりするスキルが冴え渡りまくっているアドル。この辺に関しては「お約束」という以上の言葉を要しないのではないでしょうか。
序盤、離れた拠点間を往ったり来たりするのがかなり手間だったのですが、お手軽な移動手段が途中で使えるようになったのでその点も解決しました。あと、上記の「移動の気持ちよさ」がある為、古き良きお使い展開もさして苦痛なくこなせるのも良ポイント。
今回、3人パーティというシステムに加えて、斬撃・打撃・射撃という三つの武器系統、それに伴う敵の弱点という要素がある為、結構操作キャラはポコポコ変えなくてはいけません。その点、遠間から攻撃を連打出来る弓矢装備のアイシャさんは今のところお気に入りキャラ。「敵をスタンさせやすい」であるとか、「お金を稼ぎやすい」といった、キャラごとの個性づけもきちんと生きている感じです。
また、AI操作キャラの回避能力は正直自分より遥かに高いので、滅多なことではダメージ自体受けませんし、仲間のHPを気にすることなく遊べるというのも非常に素晴らしいポイントだと思います。
あと、「音楽がドすげえかっこいい」点も強調しておかなくてはいけないポイントでしょう。流石のファルコム音源、流石のイースサウンドと申しますか、かっこいい場面ではきちんとかっこいい曲、静かな場面では抜かりなくもの静かなBGMと、中盤までの現時点でも隙なく良曲で埋め尽くされています。今のところ、セグラム砂漠やカイロス峡谷の曲が非常にお気に入り。
キャラクター造形に関しましてはまだ何とも言えないところではありますが、「美形騎士」であるとか「正統派村娘」「お転婆少女」「病弱妹」といったポイントポイントを決して外さないファルコムキャラクターは流石だなあ、とか。いやまだ中盤なのでよくわかりませんが。
何はともあれ、またしてもこんないいゲームに巡り合えて幸せだなあ、と思った次第である訳です。
とまあ、長文になってしまいましたのでこの辺で。またクリアしたら、シナリオ等についても感想記事が書きたいなーと思います。

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なにやら「シリーズ最新作「イース セルセタの樹海」9/27発売に先駆け、前作PSP「イースSEVEN」をたっぷり楽しめる無料版の配信」とやらをやってるそうなんですが、コレをPSVitaで遊んでも同じでしょうかね(やってみればいいことですが)。
あと、「流そうな坂」てのが気になります。重箱のスミをつつく批判のイミでなくて。「急そうな」でいいのかな?
相当前の作品となりますが、イース6はプレイされましたか?
同じような感覚なのであれば、合わせて購入しようかと思いまして。
PSVitaの情報は余り持っていないのですが、無料版ということは多分途中までなんじゃないでしょうか?
誤字はいつものことなので気にしないでください。多分長そうな、の誤字です。
>名無しさん
すいません、イースは実は3以来なのです。。。その為、4,5,6はやっておりません。
PSPのイース6は外注だから評判は低め
PC版はマシだけど それでも当時ファルコム初の本格3Dアクションだったためマップが少なく 当時ですらボリュームが少ないと指摘されてた
そんなわけで 7をやってる人にはお勧めできないと思う
ただ 音楽は凄くいいので 音楽目的で「面白かったら得した」と言う気分で手に入れるならいいかも
ただし中古でPC初回版は買わないこと その後発売された通常版のほうがゲームバランスが良く 確か機能も増えていたはず