2012年11月16日
子どもにプレゼントをあげる時に考えている三つのこと、あるいは仮面ライダーウィザードの指輪について。
クリスマスプレゼントについて考える時期になってきた。
1.「何かを欲しい」と強く望む心、というものを持ち続けて欲しい。
2.「欲しい何かを手に入れる為に頑張る」という気持ちを持って欲しい。
3.「欲しいものを手に入れた時のうれしい気持ち、感謝する気持ち」を持ち続けて欲しい。
子どもにプレゼントをあげる時、上のようなことを考える。
友達同士であれば、プレゼントをあげる時に裏であれこれ考えるのもあまりほめられた話ではないかも知れないが、私は親なので、やはり「それが子供に及ぼす影響」を考えない訳にはいかない。
「何かが欲しい」という欲求は、究極的には「生きる力」とイコールだと思う。だから、純粋に「何かが欲しい」と望む力は持ち続けていって欲しい。これが最初だ。
「何かが欲しい」という気持ちをプラスにする為に、「その何かを手に入れる為に頑張る」体験をさせてあげたいし、「何かを手に入れた時に嬉しい」という気持ちを育んで欲しい。これは多分、大人になってもずっと、必要なことであり続けるんじゃないかと思う。「欲しいものは何でも買ってあげる」という方針がダメなのは、多分その為だ。
で、実際に、その「何かが欲しい」という気持ちにこたえる機会に、親は一体どういうスタンスをとるべきなのか。色々と考えているのだが、なかなか結論は出ない。結論は出ないままに、手探りで進めている。多分これは、どんな親でも同じなのではないだろうか。
一応、うちでは、「子どもに何かを買ってあげる」ことについて、こんな方針でいる。
・おもちゃ等は、基本的には誕生日、クリスマス、お祭りのような記念日にだけ買ってあげる。「何か欲しい!」と言われたら、「そういう日まで、その欲しい!っていう気持ちをとっとくんだよ!」と言う。
・本や書籍は、「欲しい!」と言われたら、上記に関わらずなるべく買ってあげる。私が本好きだし、親に同じように本を買ってもらって育った為である。
・それとは別に、何か「凄く頑張った」という時には、そのご褒美として何か買ってあげる時はある。
・「ありがとう」はどんな時でも忘れない。
妥当な方針なのかどうかは、正直よく分からない。ただ、今のところ、息子さんは何か買ってもらった時物凄く全身全霊で喜ぶし、買ってもらったおもちゃは飽きずに大事に遊ぶし、買ってもらえないといつまでも地団太ということもないし、基本的には健やかに育ってくれているのではないか、と思う。何か間違えたとしても、それを成長の過程で克服してくれることもあるだろう。
また、上記とは別に、祖父や祖母が子供におもちゃを買うことはあるし、それはまあ黙認というか、ありがたいことではあるので何も言っていない。親は甘えてばかりいられる存在ではない為、時には祖父母で甘え分を補給することもあるだろう。そうした存在がいるのはありがたいことである。
で。それとはあまり関係なく、ずっと「おもちゃといえばプラレール」と電車一辺倒だった息子さんが、最近ついに「仮面ライダーウィザードの指輪が欲しい」と言い出した。
おもちゃ販売、特に最近の仮面ライダーものおもちゃの販促の熾烈さについては認識していた為、事前に調べてみたが、これがまたなかなかのものだ。
仮面ライダーウィザードリング
・指輪には「変身指輪」と「魔法指輪」があり、それぞれ複数の種類がある
・それとは別に変身ベルトというものもあり、セットで遊ぶようになっている
・指輪にも、ガチャガチャで出るもの、お店で買うもの、ばんそうこうなど色々ある
なんかすげーなあ。販促からの要請で番組が作られるのは昔からよくあることだが、その辺も結構徹底しているということなのだろう。親御さんや大きなお友達による争奪戦も結構熾烈、という話だ。
値段はともかくとして、この年から収集欲に目覚められても若干困る。今のところ息子さんは、プラレールに比べてそれ程深刻にウィザード指輪が欲しい訳ではないようだし、指輪ならなんでもよさそうな雰囲気もあるが、状況は慎重に進行していこうと思う次第である。
今日はこの辺で。

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