「趣味が心の支えになってる人がいる」ということを理解できない人
そういえば、友人が受験疲れで鬱になった時もアニメグッズを母親に全部捨てられたときだったなあ。そういうそういう趣味が精神的な支えになってる、ってことを理解できない共感能力の低い人はそこそこいるよね。なぜか女性が多いけど。
ちなみに、先ほどの母親、お子さんがブランドバッグを全部捨てて回ったらどうしますか?というと「殴るだけじゃすまない」と言っていたのだが、その、こう、自分がやっている「趣味の品を捨てる」という行為がその「ブランドバッグを捨てて回る行為と同じ」って理解してないのがまたなんとも。だからさー、そんなの人によりますって。「一般的に、こういう人は女性/既婚女性に多い」なんてこと、統計の話なしじゃ言えないでしょうに。
確かにそういう、「趣味が心の支えになっていることを理解出来ない→そういったものを捨ててしまう」人はいるのでしょう。「捨てる = 家庭内の荷物の整理、掃除」という家事は、家庭内に主婦がいる場合、主婦が担当していることが(おそらく)多いでしょう。そこから考えると、「趣味の物品を捨てる」ということの主体が既婚女性である、という例は確かに多いのかも知れません。統計なしの単なる推測ですが。
けれど、この話の根本的な問題は「趣味に対する共感の欠如、無理解」及び「自分の趣味と相手の趣味が等価である、ということの無理解」ですよね?それが女性に偏っている、なんてこと、ただ観測範囲内の一例をもって言える訳がないじゃないですか。
観測範囲内の話だけでいいのであれば、私だって「女性の趣味に共感出来ない男性は多い」って話出来ちゃいますよ。私自身、「ブランドバッグ集め」とか「ブランド服収集」といった趣味には、残念ながらさっぱり共感出来ませんし。同様の人はまとめサイト界隈、あるいはまさにこのTogetterの中にも観測出来ます。娘の趣味に無理解な父親、なんて話も山ほど観測出来ますし。一方、うちの奥様は私の趣味にすげー理解があるので心底助かってますが。
ヨタ話というなら、こういう「観測範囲内の限られた例だけで、女性・男性といった大きな括りを語ること」こそ、ヨタ話と呼ばれるべきなのではないでしょうか。
当該Togetterのコメント欄などをみていると、同様の限られた例をもとに、大きなラべリングの話に展開させているコメントが結構多いように思えます。
これが平和な茶飲み話なら別段ヨタ話でも問題ないと思うんですが、性差対立を煽る話とか、世代対立を煽る話が、同じヨタ話を起点に昔から行われているように思いまして、長い目でみればあんまりよくない影響があるように感じましたので、僭越ながら指摘させて頂きました。個人的には、大きな括り同士の対立を煽る話には、同じ構造の(つまり、限られた観測範囲の話を使って、大きな括りの議論にして対立を煽る、という)議論展開が多いように思います。
念のためですが、私は「女性には「趣味が心の支えになってる人がいる」ということを理解できない人が多い」という話を否定しているわけではありません。統計なしで大きなラべリングの話をしちゃったら、それは結局ヨタ話でしょう、と言っています。その点、何卒よろしくお願いします。
ちなみに、
女性が共感能力が高い、とかいうヨタ話を聞くと、ぜってー嘘だ、とか思っちゃうんよねえ。そりゃまあ、仮に統計無しの無理やり一般化ラべリングだったら、ぜってー嘘かどうかはともかくヨタ話と断じていいと思いますが。この話の元ネタは、サイモン・バロン・コーエンの著作みたいですね。
『共感する女脳、システム化する男脳』 サイモン・バロン・コーエン NHK出版
原著に当たれていないのでなんですが、統計的な裏付けがとれている話のように読めます。もっとも、ここで語られているような「共感能力」というニュアンスとは違う話だとは思いますが。
今日言いたいことは以上です。
対立を煽ったり、反感をあえて買ったりすることが、
現在のインターネットでもっとも効率よく注目を浴びる方法なので、
この炎上マーケティング的手法を無効化するよい仕組みが生まれなければ
いくら啓蒙しても対立煽りはなくならないと思います。
残念なことですけれども。
ただ、母親に自分のモノを捨てられたり暴かれたりして恨んでる人は多いのでは(笑)?
僕も経験あります。
母親が男子の好きなモノを理解できないのはわかります。価値観がぜんぜん違うから。ただのゴミだと感じることも多いでしょう。
一方で母親が女子の宝物のブランド品、ケータイ、プリクラ帳、鏡を捨てないのは何となくその価値に共感できるからじゃないでしょうか?
ただし(犯罪とかそういうモノでない限りは)相手を尊重はして欲しいですよね。それが相手にとって重要かどうかぐらいちょっと観察してれば分かる事ですから。
彼氏と別れさせたり、マンガやゲームを捨てれば、子どもは勝手に勉強しておおむね志望校に合格すると思ってる母親(父親)のいかに多いことか。
重要なのはそこに至る心の変化も含めたプロセス。
幼児の時は出来てたんだと思う。つまり母親は子どもが10歳ぐらいになると、母親業をサボりはじめるのかな
「なぜか女性が多いけど。」は女性のエピソードをよく聞くけど理由はわからない、という意味でしかないように見えますし、「女性が共感能力が高い、とかいうヨタ話を聞くと」云々はむしろ「女性」という無理やりなラベルを張ってる言説に対する反論に見えます。
この疑問が解消できずにこの記事を読んでいるため、むしろこの記事が「これは性差対立を煽っている」という形で「無理やりなラベルを貼ってる」ように見えてしまっています。
おそらく私の誤解かとは思うのですが、よろしければ私の疑問にお答えいただき、誤解を解消させていただけるとうれしいです。
とにかく女を敵にしたいだけのような
実際そんなに人のものを捨てる人って知らないし
充填された語
早まった一般化
嘘、大嘘、そして統計
一言で言えば印象論が問題かと
個人攻撃はやめましょうって話だろう
それを持ち出せば論破できるとしても、恐らくそれは知性への脅しであって根拠ではないし
横だけど、まとめの主文で「(主に既婚女性)」って書いてあったり、「女性が多い」を色強調したりしているところを見ると、少なくともまとめ人には一般的な意味での「女性」を括る意図があったのでは。
@奥さん(女性)がなぜ勝手に捨てたのか。重要な物だと周知していれば防げたかもしれない。そういった予防線を張っていなかったのであれば主にも反省すべき点はある。
A女性には男性の価値観が理解できないとも取れるが女性がどう感じてどう考えて行動したのかを理解できない人が多いのであれば男性も女性を理解する能力を持っている人は少ないことになる。
そしてお互いの理解力の不足が明確ならば改善方法を考えなければならない。想いは伝え合って初めて形になる。
クロマルも学生時代、真・女神転生Uでやっとマンティコア作ったデータを掃除機のブレーカー落としでトバされた時は、それはもう大変でした
『まあ、男の場合、少なからず「趣味に無理解な母親に物を大量に捨てられる」経験が多いから、やられると嫌だ、ってのが経験則でわかってるからな気もするが。』
『まあ、間違いなく女性男性関係なく、ワザと捨ててるんだろうけど。』
って書いてあるじゃん
しかも『捨てた人』はダメだと書いているが、女性は捨てるからダメだ、なんて何処にも書いてないぞ
カッとなったのはわかるが冷静になれ
勘違いからの個人バッシングになってるぞ
自分の母親が割と趣味の人だったもんで、自分らの趣味に対して、それなりに理解を示してくれてましたし。
大量のマンガを捨てられた際にも、それ相応の理由を示唆された上、自分でなんとかしろ、というやり方だったのもあります。
無論、親としてその趣味はいかがなものか、という問題提起はあったものの、こちらがきちんと主張すればそれ以上、無暗に否定されませんでしたし。
その後も、世間的に男っぽいと思われる趣味に同調してくれる女性にも出会ってきましたし、それがなにかの弊害を生まなければ、特に人の趣味に無理解な女性というのはあまり覚えておりません。
ま、言っても無駄、と思われてる可能性も大きいですが。
むしろ、細分化された趣味カテゴリ間での相手の趣味の否定が多い気がする。
同じ車好きでも、スポーツカーなのか、オフロード車なのか、みたいな。
優秀なのはお前じゃないだろうに何勝手に威をかってんだよ!って
現在のインターネットでもっとも効率よく注目を浴びる方法』というコメントがあるように、
煽ることで注目を集め、サイトのアクセスを稼ぎ、
広告をクリックさせて小遣い稼ぎをする人がいるようです。
この手の対立や差別を煽る話題に異を唱えると、「商売のジャマするな」とばかりに
痛罵されることすらあります。
イヤな世の中ですね。
これかなりの男性が経験していると思います。
親父に勝手に捨てられた物もあることはありますが、本当にゴミに近いものでした。
すごいな
>念のためですが、私は「女性には「趣味が心の支えになってる人がいる」ということを理解できない人が多い」という話を否定しているわけではありません。統計なしで大きなラべリングの話をしちゃったら、それは結局ヨタ話でしょう、と言っています。その点、何卒よろしくお願いします。
本文にこれだけはっきり書いてあるのに読めないヤツいるのか
⇒家の掃除、整理整頓を担当しているのって大体どの家でも母親だからじゃないの?
⇒あと、母親は基本的に女性がなるものだけど、全ての女性が母親になれるわけじゃないよ。
>これかなりの男性が経験していると
⇒女の子だって同様の経験をしているよ、なんで子どもが「男の子」と同義語になってるの?
>親父に勝手に捨てられた物もあることはありますが、本当にゴミに近いものでした。
⇒父親が家の片付けに参加するのって、せいぜい年末の大掃除とか数数える程度だろ? 比較対象がおかしくないか、それ。