2007年01月11日

紅白の視聴率を隠匿するべき幾つかの理由。

NHKが視聴率UPを狙うと何故ことごとく裏目に出るのか、でもいいや。

・NHKは財源を受信料で賄っている。

・つまり、スポンサー料の為に広告代理店の機嫌を伺う必要はなく、普段の番組作りにおいて視聴率を意識せずに済む。

・テレビ番組における「視聴率稼ぎ」のテクニックをもった人材が育たない。※1

・何故か紅白歌合戦の時のみ、視聴率の話がやけに前面に出る。※2

・視聴率を稼ごうとする。※3

・視聴率稼ぎに長けた人材がいないので失敗する。

・惨憺たる結果。※4


結論としては、

○折角有利な土俵に立たせてもらっているのだから、わざわざ路上に降りてきてストリートファイトをしようとせんでもいいんではないか

→そもそも視聴率にこだわる必要ないし、いっそ年末番組の視聴率隠蔽した方が面白い番組出来るんじゃね?

ということになる。

以下補足。

まず、紅白がある程度以上の視聴率をあげていた唯一にして最大の理由は「伝統」であり、「継続」である。別に「惰性」と言ってもかまわない。

1950年代、まだ今のローカル局が出来始めたばかりの頃から延々年末に放送し続けていた結果、「なんとなく年末は紅白」という空気を作り上げることに成功した訳だ。

つまり元来、紅白歌合戦という番組自体が他を圧倒する程の出来だった訳ではない。強みは歴史、伝統、それに伴って有力歌手を番組として揃えることが出来たこと、だった。そもそも競争相手がいなかった訳だから、視聴率など高くて当然だ(ちなみに紅白が「紅白歌合戦」という形で始まったのが1951年に対し、レコ大は1959年、初期は開催日時が一定していなかったという。初期紅白の最大のライバルはプロレスだったとか)。

参照URLを貼っておく。
日本レコード大賞(Wikipedia) NHK紅白歌合戦(Wikipedia)

ここまで前提。


※1について。テレビにおける視聴率稼ぎというのは結構えげつない場であって、生き馬の目を抜くというか何でもありというか、まあ本気でやろうとすると色々と特殊な技術が必要になってくる分野だそうだ。私はメディアっつーても書籍関連の世界にいた人間だから詳しくは知らんが。

私は民放の視聴率に対するあり方があまり好きではないが、彼らの「稼ぎ方」に関しては技術者として素直に感心する。民放の人々は「話題性」を扱う方法を心得ている。

それに対し、日頃バラエティー番組というえげつない土俵に立つことが少ないNHKの人々は、どれだけ特殊技術を身につけているか。なんか、民放のディレクターがNHKにレクチャーしにいったとかいう噂を昔聞いたが、Webで調べてみたらソースは見つからない。話半分かと。


※2について。多分これ、ビデオリサーチとかの視聴率調査会社の影響力確保とか力関係とか、いろいろ絡んでくる大人の話だと思うんだけど、そっち関係はよく分からん。別にNHKとしてもこだわりたくてこだわっている訳ではないのかも知らん。

一応参照。
視聴率(Wikipedia)

まあ、紅白の視聴率視聴率、と騒いでいるのは恐らく他のメディアなんだろうな、とは思う。多分だが。


※3について。視聴率を稼ぐにも、「昔からの顧客を確保する」というのと、「新しい顧客を獲得する」という二つの方法論があると思うのだが。テレビに限らず、どうも一般的な経営陣というのは後者を重視し過ぎて、前者を軽視する傾向がある様な気がする。現在ついている顧客はそう簡単には逃げない、という意識でもあるのだろうか。

新しい顧客を獲得し損なうだけならともかく、それで古い顧客を逃がしたら目も当てられないと思うのだが、残念ながらそんな例は世の中にままある。

というか、上で書いた「紅白の強さの源泉は伝統である」というセンテンスが前提として成立する場合、パワーソースを自分でぶっ壊して一体どうすんじゃい、と思わないでもない。


ちなみに今回の紅白、勿論通してみてなどおらんのだが、あれで新規顧客はどれだけ獲得出来たんだろうか。私の縁者の家ではついにチャンネルを合わせなくなった様だが。

ちなみに去年も似たようなこと書いた。こちら。

個人的には、いっそ演歌だけにしちまった方がいいんじゃねえかとか思わないでもないが、まあ放言。そもそも視聴者数をNHKが気にする必要もないと思うし。



※4について。ヒント:公称部数。


posted by しんざき at 15:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック