2007年02月28日

少女漫画業界から少年漫画を俯瞰してみる。

書いた矢先に久々のトラブル対応で朝から動く。最近睡眠時間は回復してたんで別にキツくはないが、昔はこれを殆ど毎日やっていたんだとおもうとやや感慨深い。

ぼちぼちネット上の情報収集なども再開。入力がないと出力は出来ないんだが、この一ヶ月はホントーに何も入力出来なんだ。

なんてことをしていたら面白い記事を見つけた。


最近の「なかよし」はさすがにダメだと思う


興味深い。とはいえ私は少女漫画雑誌の知識をあまり有していないので、少女漫画部分についてはうちの奥様に解説してもらった。

出版社ベースで考えた方が私には分かりやすい。

「なかよし」が講談社で、「りぼん」が集英社で、「ちゃお」が小学館か。ふむ、なるほど。かつては集英社の「りぼん」がトップ、「なかよし」がそれを追撃していたところ、現在は「ちゃお」が独走と。ほほー。
で、これ、少年漫画に話を入れ替えてみるとなかなか面白い気がする。

出版社的に少年漫画に置き換えると、つまり「りぼん」がジャンプで「なかよし」がマガジン、「ちゃお」がサンデー、というよりはコロコロということになるだろうか。うん、奥様の「小学校低学年向け」という話を勘案すると多分コロコロだな。

で、「なかよし」についての記述を読んでいると、「外部作家でテコ入れ」であるとか、「狙いが絞り切れてない」という部分、どうもマガジンにもそのまんま当てはまる話である様に思う。

大暮維人、板垣恵介、能條純一、CLAMP、久米田康治、最近だと誰だ?この辺り全部が全部、外部の雑誌で活躍していた外様作家さんである。まあ社内での人員の交流は珍しくもないだろうし、外部作家を招聘してテコ入れを図る、という手法を好む編集側偉いさんでもいるんだろう。社風とか社の方針、という訳でもない様な気がする。

そして、掲載作品の多くが既に「少年」漫画の範疇からは外れている、という点もマガジンには多く当てはまる様に思う。この辺は今更いちいち書き連ねなくても周知だとは思うが、まあネギまとか涼風とか、少年(〜青年)が読んで喜ぶのかなこれ、と思う点はかなり前からある。


一方の「りぼん」は、ちょっと調べてみたところ、どうも生え抜きの作家さんが同社発行の別雑誌(Cookieというそうだ)に流れた辺りから売り上げが落ちているらしい。ジャンプに当てはめてみると、さてどんなものか。月刊とか赤丸で何かあったりしたかな。あった様な気もするが、この辺はよく知らない。富樫や荻原、車田の様な例こそあれ、マガジン程は相似してないかも知れない。まあいいや。

まあもっとも、少年漫画誌は大人の男性に対するアピールがかなり広範だし、それ以前にとっくに収益の軸足を単行本においているから、少女漫画誌と同列には語れないのかも知れないが。それとも少女漫画業界も収益形態は一緒なんだろか。よく知らん。


とにかく少女漫画業界ではりぼんが転び、なかよしがよろめき、子供向けという軸足をぶれさせなかったちゃおがトップに立っている様だ。


なるほど、ここから敷衍すると少年漫画業界は五年後にはこうなる訳か。


・ジャンプが人気作家ガン流出で売り上げ減(ワンピースが赤丸いっちゃいました、とか)。
・マガジンも少年層が完全に離れて売り上げ減。
蓋を開けてみると何だかコロコロが天下とっちゃいました

ちょっと待て、せめてサンデーだろ。


余談になるが、冒頭参照ページのリンク先から、「ちゃお」に関しての記事を拝見した時、少女漫画のタイトル群にややよろめいた。私も修行が足りない。
あらいきよこ『ビューティーポップ』
今井康絵『ホップ♪ステップ♪くるりんぱっ!』
おのえりこ『こっちむいて!みい子』
小原ショウ『トゥインクルちぇりー』
はいぱーかがり淳子『あっちこっちたまごっちタウン』
篠塚ひろむ『恋するプリン!』
竜山さゆり『はぴはぴクローバー』
中原杏『きらりん☆レボリューション』
にしむらともこ『やっぱ極上!!めちゃモテ委員長』
森江真子『どうぶつの森〜しあわせ通信〜』
もりちかこ『チャームエンジェル』
八神千歳『きゃらめる・キッス』

何か、少女漫画のタイトルにはある種のドレスコードでもあるのだろうか。トゥインクルってtinkleのことか?ファンの方には大変申し訳ないのだが、私には『はぴはぴクローバー』が日本語として成立しているかどうか確言出来ない。

この中に一行くらい「魁!男塾」みたいなタイトルが混じっててもいい気がするんだけどなあ。宮下先生、どーですか。
posted by しんざき at 10:12 | Comment(8) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
それよりも
「はいぱーかがり淳子」の破壊力は異常。
悪しきオーラちからの人?
Posted by kuma at 2007年02月28日 21:25
ジャンプからは荒木先生が抜けてますぜ、旦那。
Posted by end at 2007年02月28日 21:53
ここ最近の「ネギま」はアンケートで1位連発だったようですし(作者のサイトで書いてありました)、単行本の投稿イラストコーナーを見ると、投稿者の年齢層がかなり低いようですから、あれはあれで少年層にマッチしているのかもしれません。エロ分・キャラ好きなお兄さん方にも対応できていますし、万能兵器なのかも。
Posted by あんぴ at 2007年02月28日 23:20
なかよし、そんなことになっていたのか… orz
ミラガやセラムンの頃のなかよしはよかったなぁ…
Posted by おさかな at 2007年02月28日 23:36
tinkleじゃなくてtwinkleでは?w
日本語的には「きらきらさくらんぼ」って
トコですかねー。
Posted by みや at 2007年03月01日 11:15
>kumaさん
ハイパー化してるですか。
実はタイトルに見合わぬ、憎悪のこもりまくった漫画だったりするんでしょうか。

>endさん
おわ、そうでした。そういえば、シティハンターの北条さんとかも同社他誌への流出ですね。

>あんぴさん
情報ありがとうございます。

ネギまについては、んー、どうなんでしょう。子供に受けなそうな気がする、というのは単なる私の主観なので、実際は人気あるんですかね。
ただ、アンケート葉書を出す層っていうのは結構色々偏っていたりするんで、一概には言えない気もしますが。

>おさかなさん
かつてのなかよしを知ってる人は大体驚くみたいですね。
セーラームーンがお化けコンテンツだということは知ってましたが、そこまで影響力があったとは。

>みやさん
ああ、w入るtwinkleもあるんですね。電話のベルの音の方かと思いました。
Posted by しんざき at 2007年03月01日 17:07
黄金世代のジャンプ作家はバンチに抜けていったような・・・
ってか、花とゆめは勘定に入らないデスか?
Posted by napo at 2007年03月03日 23:40
>napoさん
うちの奥様に問い合わせてみたところ、花とゆめはファンタジー色が強く、なかよし・りぼんとは毛色がちょっと違うようです。

少年誌で言うと、ジャンプやマガジンに対するガンガンみたいな位置づけですかね。
Posted by しんざき at 2007年03月04日 21:35
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