なんか面白そうな話ではあるんだけど。
「私のどこが好き?」と訊く女はどう答えたら一体満足なのか?
多分これは、恋愛とゆー非常に曖昧模糊かつ自己本位かつ相互依存的な分野の話だから議論が紛糾するんだ。うん、きっとそうだ。
よし、試しに少年漫画のアンケート的なものに当てはめてみようぜ。
富樫「私の漫画のどこが好き?」
読者「休載しない君が好き」
富樫「ごめん無理」
読者「あぼーん」
あれ?ダメだった。おかしいな。
じゃあこれならどうだ。
板垣「私の漫画のどこが好き?」
読者「無理のある筋肉描写が好き」
板垣「キャオラッ!!」
読者「あぼーん」
あ、なんかちょっと近くなった気もするな。三行目は照れだきっと。いわゆるツンデレってヤツだ。違うかな。私はツンデレに対して何か根本的な認識違いをしてる様な気がする。
レトロゲームブログっぽく、レトロゲーム分野でも考えてみよう。
任天堂「私のゲームのどこが好き?」
プレイヤー「非人間的なジャンプ力が好き」
任天堂「マリオのことかーーーッ!!」
プレイヤー「甘いわ!アイスクライマーッ!」
なんかおかしいな。
まあアレだ。上記の無理がある例は取り敢えずどこかにおっぽっといて真面目に考えると、「あなたは私のどこが好き?」というアンケートは、ビジネス的にはCRMであり、要するに「その回答を元に、回答者向けになんらかの改善を行いますよ」という意図で発せられる質問である筈なのだ。
ところが恋愛分野での話の場合、質問者には「回答を元にしてなんらかの改善を行う」という意志は微塵もない。むしろ、質問を発する相手に対してなんらかの改善を求める意図の方が大きい様にすら思える。例えば、自分のことを好きでいる、という状態に対して真剣な思考と改めての自覚を求める、という様な。
ここに意識のズレが生じて、色々と面倒な問題が起きるのではあるまいか?いや、これに関しては見当だが。
だから多分、「私のどこが好き?」と言う女性が求めているものというのは回答の内容ではなく、きちんと考えて答えてくれる男性の姿なのではあるまいか。いや、力一杯見当だが。というか参照エントリーのトラバとかコメント全部読めば上記の文章まとめてひっくり返るかも知れないが、まあいいや別に。
ちなみに、「好きな女性が発した言葉じゃなければこの上なくウザいよね、この質問」というシミュレートを行う為には、単語の置換は非常に有効である。
ブロガー「私のブログのどこが好き?」
多分翌日から巡回客が一桁少なくなるだろう。mixiでは見たことある。
2007年04月04日

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だって、そういう事を言う女の人が求めてる事って非常に単純じゃないですか。外見と内面の両方をほめる、ということでしょう、結局。
あとは「普段ほめられないような部分をほめる」ということで、これは愛情を図る要素になりますから。
こういう、あまりに簡単であり、またケースによっていかようにも変わるような事を「理論的に」語ろうとするweb文化はとても軽薄だと感じます。
>きちんと考えて答えてくれる男性の姿なのではあるまいか。
結局そういう事ですよね。だから「どう答えたら一体満足なのか?」という質問自体がナンセンスだと思うのです。
> なんだか知らないけれど、こういう話題って広がりますね、webでは、というかはてなでは。
盛り上がる話題にはかなり偏りがあるみたいですね。いや、はてなを巡回し始めたのが最近なので、まだよく分かってませんが。タグの統計を出すツールとか実装されてるのかな。
>だから「どう答えたら一体満足なのか?」という質問自体がナンセンスだと思うのです。
結局模範解答を出そうとしても無駄、というニュアンスは消したつもりだったんですが、おっしゃる通りだと思いますはい。
茶化したくなる悪い癖。