子どもにゲームを買ってあげると何がまずいかなー、と考えるわけです。
で、例えば
「ゲームに夢中になって、お友達や親とのコミュニケーション不全になる」とか、
「ゲームをやり過ぎて目が悪くなる」とか、
「ゲームをやり過ぎて勉強時間や運動の時間が足りなくなる」とか、
そういう話がよく出るわけですよね。
その度に思うのが、いや、そこは叱れよと。やり過ぎだったら止めろよ、と。
確かにいますよね。ファミレスでとか、食事中とか、本来なら家族でコミュニケーションをとるべきタイミングで、ずーっとゲームしてる子とか。私自身も、そりゃないんじゃないの、と思うことはあります。
別にゲームに限った話じゃないんですが、子どもは楽しいことだったら当然夢中になりますよね。ちょっと夢中になると、自分では歯止めなんてききゃあしないわけです。
けど、同じくゲームに限らず、「今はそれをやるべきタイミングじゃない」というのは当然あるわけで。要するにTPOを教えなくちゃいけないわけですが、そんなもん当然の親の役目、当然の親の仕事でしょうと。
「それをやるべきじゃないタイミング」を子どもが認識出来なかったら、親は「いや、今はそれやっちゃ駄目だよ」と教えてあげなくてはいけません。それでも子どもが言うことを聞かなかったらきちんと叱ってあげなくてはいけません。それは、親子の間の当然のコミュニケーションのひとつです。
そういったコミュニケーションがとれないんだったら、ゲームを買ってあげようが買ってあげまいが、親子の間が上手くいくわきゃありません。
つまり、
「親子のコミュニケーションの妨げになるから」
という理由で子どもにゲームを買って上げないこと自体、
「親子のコミュニケーションを放棄している」
宣言と同等のことなんじゃないか、と私は思ってしまうわけなんです。
子どもとたくさんコミュニケーションをとらなくてはいけない、子どもにたくさん注目してあげないといけない、ちゃんと躾をしなくちゃいけない、なんてこたぁ当然というか、言うまでもないことなんですよ。そこに、ゲームを買う買わないなんて何の関係もないんです。
そこさえ抑えておいてあげれば、ゲームだけでなく世の中色々面白いこともある、なんてことは当然のように子どもは学び取るとも思うんですよね。少なくとも私はそうでした。
一応自分の立場を明示しておきますと。私は子どもの頃からのゲーム好きでして、一時期はゲームの合間に人生を送っているようなこともありましたが、それでも一応はまっとうな人生を送っているつもりですし、今現在それなりの家庭を築いてもいるつもりです。
顧みると、「TPOをわきまえろ」ということについては、何度も何度も親に言われていたとは思うんですよね。そこは、同じことを自分の子どもにも教えてあげないといけない、と。
そして、今私の息子さんは6歳でして、ドミニオンと言うカードゲームだけでなく、ぼちぼち電源ゲームにも興味を示し出してはおります。まだ、飽くまで「父親と同じ遊びをしたい」という欲求に立脚したものではあるようですが。
特に子どもが興味を示さなければやらせるつもりもありませんでしたが、やりたがるのであれば、いつかは親と同じ世界を見せてあげよう、と。そこがすげー面白い世界なんだと教えてあげよう、と。けれど、そこだけが面白いわけではなく、他にも面白いことは勿論あるんだよ、ということも教えてあげよう、と。たくさん、たくさん一緒に遊ぼう、と。
私はそんな風に考えています。
あ、ただ、基本的に攻略にヒントは出さないようにしておこうとは思いますが。理不尽ゲーに苦労するのもまたゲーマー人生なので。ロマンシアとかドラゴンズレアとか。あと、対戦ゲームでは基本的にかなり高い壁になってあげなくてはいけないとも思っております。マッスルタッグマッチとか。
ちなみに、「ゲームは時間の無駄」的な議論については、「そすか、じゃあ時間の無駄じゃないことだけやって人生過ごしてください」の一言で終わりですので、特段他に言うことはありません。
今日書きたいことは以上です。
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(追記 12:22)
一応、念のために書いておきたいのですが。
私は、「子どもにゲームを買ってあげるべき」とは言っていませんし、「ゲームを買ってあげてはいけない理由は存在しない」とも言っていません。
ただ、「ゲームを買ってあげてはいけない理由」として標題に挙げたようなものは親の甘えなんじゃないの、ということだけが私の意見です。(あとロマンシアの難易度が頭おかしいこと)よろしくお願いいたします。
2014年01月05日
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浅い意見をそんな大層に、、
◯ そこさえ押さえておいてあげれば
自分の子供に対して息子さんとするのは変ですよ。
いいね!!
でも、ひとつ反論を言わせていただければ・・・
家庭環境にもにもよりますが、夫婦共働きの場合は
子供達といつも一緒にいる時間が限られることです。
なにを言いたいかといえば、こういうことです。
子供達は親の監視下から解放された時間帯は、独りゲームにひたすら熱中するのです。
そして、親の監視下に入ったとたん、しょうがないか・・
てなことで、ゲームから離れます。
そしてシラ〜ってな無気力状態になる。
普通に考えて健全さを一脱してるよね〜
一般論で言えば、部活とか塾とか何かの目的を子供達に上手く与えてあげてあげないと、そこに陥る。
ここが、問題だと思うんです。
ゲーム自体が子供に悪影響を及ぼすなんて考えは全くないんだよね・・・オイラも知ってるし。
結局、本人が本当に幸せ(幸せの定義は難しいけど・・最後にむなしさが残るマスターベーションは幸せではないと思う・・・)でやってるか、否かだと思います。
でも所詮子供・・・大人もある意味変わりませんが・・
そういう結末ではないかと思うのです。
であれば、ゲームを歓迎しない理屈もそちら様とは違う意味で納得出来得るのではないのでしょうか?
>そこさえ抑えておいてあげれば、ゲームだけでなく世の中色々面白いこともある、なんてことは当然のように子どもは学び取るとも思うんですよね。少なくとも私はそうでした。
学びとれない子供も多いと思います(少なくとも私はそうでした)。ゲーム会社も売るために、必死で子供がハマるゲームを作るわけですからね。
私は子供の頃、もっとゲーム以外に目を向けるべきだった、と後悔の念があるので、自分の子供にはゲームをできるだけ与えないようにするつもりです。
自分はゲームは与えない方が良い派でしたが、
確かに、はまるものは、きりがないですからね。
ただ、しっかり子供のこと見てあげられていれば
いいですけど。。
それができない親がゲームを与えないようにするんでしょうね。
与えておいて何もしないのが最悪ですね。
でも、子供も隠れてこっそりやるかもしれないですね。
俺がそうだったからです。
隠れてこそこそやることもできないぐらい管理、監視できなければいけませんね。
それができないのならば、取り上げるか、最初から与えないってのはありでしょう。
遊具が無くなった公園を連想します。
逆にそこで他はOKなのにビデオゲームだけを目の敵にするのもおかしいですし。
従来のパッケージやアーケードゲームよりもパチンコよりにゲームが作られています。
中毒性が強く、ストレスが貯まり、かつ永続的に続けたくなる作りというか。
十把一絡げにゲームという括りで大丈夫と太鼓判を押しているとネトゲ廃人予備群を作ることになりかねないので、叱るなり提供しないなり、対処は必要かと思います。
まぁ他人ごとなのでどうでもよいのですが。
前者は学校や部活に丸投げして、ダメなものはただ遠ざける
後者はまずは本人を尊重して、経験させて、それがどんな結果であれ全て受け止める
後者の方がすばらしいと思います。ただかなりの器量が要りそうです
新しいゲームも誕生日かクリスマス以外では滅多に買えませんでした
(弟が違うソフトを買うとか、親戚に買ってもらうとかはありましたが)
漫画とかプラモとかは特に何も言われず、
親も昔は結構ゲームやってたので
当時納得いかなかった事でもあります
とは言えもし自分が子どもを持ったとしたら
やっぱりある程度制限しちゃうかなぁと思います
しっかり見てあげるのが一番なんでしょうけど
例えば食事で、好きな物ばかりを食べている子供もいますが、嫌いな物でも栄養のバランスを考えれば食べなきゃいけません
ゲームが大好きでも、勉強もしなければいけないですし、友人との会話とか親子の関係とか、そういうのを大切にしなきゃいけませんよね
そしてそれはしつけであって、ゲームや美味しい食べ物が悪いわけじゃありませんよね
こうやって考え直して見ると当たり前の事でした
でも当たり前の事をし続けるって大変な事ですよね
特に初めての子供を持つ親とか、子供に対して真剣に考える時間が少ない共働きの家庭は大変だと思います
一緒に遊んであげられれば良いんですが、それの方が難しい気がしますね
大したことねぇ意見だなって言われる事があっても、こういう記事をネットに置いておくって事自体が有益な事だと思います
心に余裕を持った人生の達人になれれば最高ですよね。
何事も限度です。
TPOを理解して、親の思う通りの行動ができる賢い子供は限られるわけで、その限られた子供が自分の息子・娘であるという幻想は抱いていないのでね。
旅行先や家族での外食の時にゲーム機ピコピコやってる子供を観ると悲しくなります。
天気のいい日に公園の横を通る際、DSで遊んでる子供達を観るとがっかりします。
自分の子供達がそうならないようにと、少しばかりの抵抗ですが共働きのわが家の方針です、はい。
子供が攻略に詰まったときネットで攻略wiki見るのは
許容できますか?
爆発するわけです。食費を切り詰めて娯楽に注ぎ込むレベルで。
娯楽を与えられなければ、子供の頃にそれから卒業するチャンスもまた皆無であり、そして人格形成は既に終わっているのでそれは一生のものになります。
親がよくわからず比較的放ったらかしにされていた世代と違って、親も多少は事情がわかるので色々制限されてきた世代のオタク率(それも大学に入ってから覚醒するパターン)が非常に高まったのはこのせいだと思われます。
それを踏まえた上で、自分の子がそうならないと思うなら、与えなきゃいいんじゃないでしょうか。どうせ自分で稼げるようになったら爆発しますので。