経緯観察の為自分用メモ。
小泉元首相がtwitterを始めたという宣言をツイートしたのが1/19。
Twitter:小泉純一郎 J.Koizumi
このアカウントは認証済アカウント。つまり、Twitter社が「本人です」と保証したアカウント、ということになります。流石は小泉元首相、既にして7万前後のフォロワー数を集めておられるようです。
と、思ったら、まさにこの文章を書いている段階で、いきなり上記アカウント、消えました。一国の首相を勤めた方の認証済アカウントが、一瞬にして完全削除です。一体どういうことなの。
一方、時事ドットコムからはこんな話が。
「ツイッター開始」を否定=なりすましの可能性−小泉事務所
小泉純一郎元首相の事務所は20日、短文投稿サイト「ツイッター」に小泉純一郎名のサイトが開設されたことについて「本人はツイッターをやっていない。間違いだ」と全面否定するコメントを発表した。事務所は、ツイッター社に対し経緯を問い合わせ、登録を取り消すよう求めている。
おいおい、といいますか、物凄く真っ向から対立見解が出てるんですが。しかも発表は20日。即ばっさり否定。事務所の言うことが正しいとしたら、「認証済アカウントとは一体なんだったのか」という話になります。
ところで、全然別方向からこんな話も挙がっています。
上杉隆氏のリツイートについてのツイート
ほへえ。要するに、件の小泉氏を称するアカウントのツイートを最初にリツイートしたのが、何かと(色々な意味で)話題になることが多いネットジャーナリスト、上杉隆氏だということのようです。いやー、流石気鋭のジャーナリスト、上杉氏のアンテナの高さは流石という他ありませんね。アカウントが作成されてから僅か4分、神速でのアカウント捕捉からの神速リツイート。その俊敏さはまさにチーター、地上最速の肉食獣もかくやといわんばかりの速さです。まるで事前に知っていたかのような素晴らしい速さですね。
定期的に「小泉純一郎」でぽちぽち検索とかされていたんでしょうか。そのアンテナの高さを見習いたいものです。
問題点としては二点、
・Twitterの「認証済アカウント」というものの承認プロセス。仮に上記アカウントが偽アカウントだとしたら、何故偽アカウントが承認されるに至ったのか。
・上記アカウントが偽アカウントだとしたら、誰が何の為に作ったアカウントなのか。
色々な意味で面白い展開になってるなあ、と思う訳です。
一点目の承認プロセスについては、正直「単なるいたずらだった」という場合の方が遥かに大問題です。おいおい誰でも著名人として承認されちまうのかよ、という話になると、現在の認証済アカウントというものがまるごと信頼性ガタ落ちになりかねず、そこから考えると、Twitter社としてもどうやって認証されたのかは明らかにしなくてはいけないところでしょう。
しかし実際、仮に正式な承認を受けていないとしたら速攻事務所に否定されるのは分かり切っていることなのに、何の為にまた偽アカウントなんて作られたんでしょうか。単なる愉快犯だとしたら、承認プロセスをどう誤魔化したのかを置くとしても、速攻の垢削除には少々違和感を感じます。
ここまでの話から導ける根拠はないんですが、私自身は、「誰かが特定目的の為に、「小泉事務所の誰か」ないし「小泉事務所の誰かを名乗っている人」とは話をつけて、当該アカウントを作成した」「しかし、その「小泉事務所の誰かを名乗っている人」は、勇み足だか騙りなんだか、実際にはそういった権限を持っておらず、承認もとりつけていなかった」「その為1フレはしご外しの憂き目にあった」という展開が割とあり得るんじゃないかな、とか思っております。
あるいは、事務所は承知の仕掛けだったが、なんか上手くいかなそうなので「やっぱやーめた」することにしたのか。でもなきゃ、流石にtwitterの認証プロセスがザル過ぎるだろう、という話にもなりますし。まあ純然たるいたずらという可能性も否定はしませんが。
全然関係ありませんが、細川元首相も最近twitterを始められたということで、一部で話題になりました。
Twitter:細川護熙
こちらも認証済アカウント、開設日は1/17です。で、細川元首相のTwitterでは、ご丁寧に小泉元首相の顔写真がでかでかとヘッダに使われていたり、1/19当日に小泉元首相のTwitterアカウントが紹介されていたり、こちらもなかなか楽しげなことになっております。なんなんでしょうね。
あと、同じく全然関係ないんですが、今回の都知事選で「脱原発」をキーワードにしようとしている一部の方の考えていることがよくわかりません。東京都に原発など一つたりともない訳であって、都知事が「原発なくす!」と言ってもそもそもなくせる対象の原発が存在しません。
「これは原発で作られた電気だからつーかわないっ!こっちの電気だけ使う!!」などというドラえもん的ソリューションも現行不可能である以上、国政ならともかく、東京都で脱原発をシングルイシューにする意味って1ミリグラムもないような気がするんですが…どなたか、頭のいい方教えてください。
今日書きたいことはそれくらいです。
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(1/21 16:28 追記)
Twitterの日本語ブログに、こんなエントリーが挙がっていました。
認証済みアカウントについて
Twitter上には国内外を問わず、数多くの著名な方々がいらっしゃいます。アカウントの認証は、芸能やスポーツなど、それぞれの分野での担当チームが、ご本人あるいは芸能エージェンシーなどの代理人の方と直接ご相談しながら、ひとつひとつ確認を行っています。当然のことながら、このタイミングで挙がる記事なのですから、上記小泉首相の件に対応しての文脈で読むべきで、Twitterとしては「俺らちゃんと確認したよ」という主張なのでしょう。真っ向カウンタービームのぶつかり合いでAdamかKimeraIIかという風情です。ちょうかっこいい。
ここでいうところの「代理人」というのが完全に偽物だったとは流石に考えにくいと思うので、結局この「代理人」はどんな立場だったのか、その「代理人」とえらいさんの間でどんな行き違いがあったのか、という話になるんですかねえ。まあ、そこまで真相が詳らかになるかどうかは分かりませんが。
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(1/21 18:12 追記その2)
本論とはあんまり関係ありませんが参照リンクおいておきますね。
東京電力:株式等の状況
「都は東電の主要株主」は誤り 持株比率は1%強
ちなみに、株主総会招集権、帳簿閲覧権は保有比率3%から発生します。いや1%でも株主提案権は発生するんで、全く影響ないとはいいませんが…。
その結果、原発が無くなるのです。
人間、あきらめたら、そこでオシマイです。
民主政権で高速道路は無料になり
子ども手当は満額支給され
普天間基地は県外に移設され
最低賃金は1000円になり
派遣っ社員は全員正社員になり
事業仕分けで20兆円の財源が
捻出されているはずですね。
送電網上の区別は付きませんが、お金の流れが変わった先に脱原発があるとのことのようです。
世田谷区は経費を削減したようですが、東京都の規模ではむしろ経費が増大する可能性もあります。その場合税金が投入されるので、その是非を問う選挙ということになります。
スレ違いならぬコメ欄違いですよみなさん