ここ最近、長女と次女が非常にアンパンマン好きで、私も時折一緒にアンパンマンのアニメを観ることがある。そこで薄々と感じていたことが、
「…カレーパンマンと食パンマン、すげー影が薄くなってネ?」
ということなのである。
ちょっとこの画像を見てみていただきたい。
ある本屋の、アンパンマンコーナーの光景を写した写真である。
ばいきんまん、ドキンちゃんと並んで、アンパンマンの右隣に位置しているのはメロンパンナちゃんである。昔のアンパンマンしかご存知ない方はもしかすると知らないかも知れないが、彼女は「アンパンマンの妹分」という触れ込みで、近年「クリームパンダ」というチビキャラと並んで完全なメインキャラクターとなっている、アンパンマンサイドのキャラクターである。ヒロインといっていい。
で、これだけデカデカと位置しているメロンパンナちゃんに比べて、カレーパンマンいねえ。存在しない。表紙上に観測出来ない。食パンマンはところどころ、まだ表紙に観測出来る本が何冊かあったが、この写真の範囲外でも面積は非常に小さく、メロンパンナちゃんの4分の1以下の存在感である。
以下は印象論なのだが。
私が認識する限り、近年、アニメ・絵本を中心とするアンパンマンキャラクターの傾向として、
・アンパンマン・ばいきんまんは不動のメインキャラであり続けている。ドキンちゃんもほぼそれに準ずる
・メロンパンナちゃんが非常に大きな扱いを受けており、クリームパンダも準メインの扱いである
・一方、カレーパンマン・食パンマンの存在感がどんどん目減りしており、完全なちょい役になっている(食パンマンはドキンちゃんとの絡みがある分カレーパンマンより若干マシ)
というものがあるように思う。
私の記憶によると、かつては「アンパンマン-カレーパンマン-食パンマン」はほぼ「トリオ」という扱いであり、カレーパンマン・食パンマンもメインキャラの一角を担っていた筈だ。特にカレーパンマンは、古株中の古株として、アンパンマンと並んで「お腹が空いた子にカレーライスをあげる」という役割を持っていた筈なのだ。
そこが、特にカレーパンマンの凋落がひどい。
これは私の観測範囲の話で、毎回欠かさずアニメをチェックして統計が取れているわけではないのだが、少なくともここ2ヶ月くらいのアニメを観測している限り、
・そもそもカレーパンマンが登場する回が数回に一回しかない(それ以下かも知れない)
・一方、メロンパンナちゃんが登場しない回は存在しない。クリームパンダもほぼ毎回登場している。
ということが見てとれる。
wikipediaの記載を確認してみても、
カレーパンマン
声 - 柳沢三千代、冨永みーな(代役)
性別 - 男 / 初登場回 - TV第2話B「アンパンマンとカレーパンマン」
アンパンマンと同様、ジャムおじさんによって作られた正義の味方[21][22]。アンパンマン、メロンパンナ、ロールパンナとは異なり生まれた時の様子は描かれておらず、アンパンマンもカレーパンマンをパン工場へ連れ帰るまで、彼がジャムおじさんによって作られた事を知らなかった。頭部がカレーパンで出来ている。ジャムおじさんが“生きてるパン”を初めて作ったのがアンパンマンなので次男にあたる。
アンパンマンの登場人物一覧
第二話で登場した「アンパンマンに続く次男」という超古株キャラクターである筈なのにこの凋落っぷり。無常だ。無常過ぎる。ほうれんそうマンがリストラされて、ゾロリが主役になったほうれんそうマンシリーズに匹敵する無常さを感じる。
一方のメロンパンナちゃんは、どうも1992年に登場したキャラのようである。
メロンパンナこれはアレか。ヒロイン的存在としてバタコさんくらいしか起用し得るキャラクターがいなくなったところに、丁度よくハマるピースとして抜擢されたら大躍進した、というパターンか。
声 - かないみか
性別 - 女 / 初登場回 - TV第200話「メロンパンナちゃん誕生」
1992年9月(TVアニメ版の放送では200回記念)に初登場。ジャムおじさん製のメロンパンの少女。ジャムおじさんが流れ星(いのちの星の流群と大変よく似ている)を見て、「皆が幸せに生きていくには、勇気と同じくらい優しさが必要」と考え、作られる事になった。アンパンマンとは違い成長した姿で誕生している。従来のパン工場関連のパンのキャラクターでは最初の女の子キャラクター。
一方、クリームパンダの記載は、
クリームパンダぽっと出です。完全なぽっと出のショタキャラです。その割りにカレーパンマンよりも登場頻度多いです。
声 - 長沢美樹
性別 - 男 / 初登場回 - TV第469話「アンパンマンとクリームパンダ」
1998年4月に初登場。ある日突然ジャムおじさんが呼んだパンの少年。パン工場関連のキャラクターでは最後に登場したキャラクタ―。クリームパンに生まれてカスタードの国から来た。家族や、職業・経歴も不明だが、メロンパンナやロールパンナを「お姉ちゃん」と呼び慕っている。一人称は「僕」。
いや、勿論分かる。キャラクターの立ち位置・バランス的には、「ヒーロー・ヒロイン・お供」のバランスの方がいいことは分かる。ヒロイン的立ち位置のキャラの人気が上がりやすいことも分かる。「従来のパン工場関連のパンのキャラクターでは最初の女の子キャラクター」という属性を得たメロンパンナちゃんの重要度がどんどん上がっていくことは殆ど必然である。
とはいえ、かつてアンパンマンにも伍する働きをしていたカレーパンマンの現在の役柄を見ていると、アンパンマン界の人材豊富、人気ヒットチャートの推移に涙が止まらない。
カレーパンマンの今後の活躍を祈念すること大である。
今日書きたいことはそれくらい。
あとは、まぁ……攻撃方法が、ね……
その上で申し上げますと出演率は変わっていないと思います。
逆に申し上げますと「一方、メロンパンナちゃんが登場しない回は存在しない。クリームパンダもほぼ毎回登場している。」という発言の方が、2人とも登場しない回や片一方しか登場しない回もございますのに、表現が過剰に存じます。
つい先日も春風さんなるキャラと食パンマン、カレーパンマンが三人で春を運んだり、春の空気に和んだりする話がございましたが?
シリーズのますますの発展と、ギネスブック史上でも更新不可能なレベルでも新キャラクターの増加を記念しておる次第でございます。
記事になってるw
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2878824&media_id=178&from=ranking
よくわからんところで観測されてますね
古参からの人気は高いし、原作者が一番好きな歌もカレーパンマンの歌ですし。
ちなみにカレーパンマンが次男というのは間違いかと。
理由はアンパンマンがジャムがカレーパンマンを製作してるところを目撃してないし、カレーパンマンがアンパンマンに「めんどーみてやっか」と発言している。
つまりカレーパンマンが先にジャムに作られていたが、どこか別のところで暮らしててその間にアンパンマンが生まれた可能性もあるわけで、逆に兄貴分な正解ともとれる。
最後にメロンパンナについては声優であるかないみかとチーズ役の山ちゃんが結婚したきっかけがアンパンマンを通してなのでそういう気遣いで出番が多くなったのかもしれない。
今となっては離婚してるので、寧ろ出番多いのが悲劇ですな。
今年、2017年の映画アンパンマンは完全に「映画それいけカレーパンマン」でした。カレーパンマン滅茶苦茶かっこよかったです
是非ご覧になって記事にしていただきたい!