昨日のエントリーの補足として、ちょっとくだらないこと書きます。
今の経済状況って、ドラクエ3でたとえると、どっちかというとアリアハンというよりネクロゴンド寄りだと思うんですよ。ほら、敵とか強いじゃないですか。結構。
で、そういう状況下って、普通なら「ゆうしゃ・ぶとうか・そうりょ・まほうつかい」とか、「せんし・ゆうしゃ・そうりょ・まほうつかい」みたいな、スタンダードなパーティ組んで進んだ方が、どっちかというと無難じゃないですか。全滅のリスク的な意味で。
それに対して、「今の時代、会社にしがみついているのもリスクなので起業を考えましょう!」とか、「好きなことを仕事にしましょう!」「自由なスタイルで働きましょう!」とか喧伝するのって、「ネクロゴンドではパーティ全滅の危険が高いです!なのでソロで行きましょう!」って薦めるのに近いような気がするんですよね。多分、ルイーダの酒場ではあんまり耳にしないタイプのアドバイス。
いや、勿論、経験値独り占めとかのソロの利点も活かしつつ、ガシガシバラモス城とか攻略しちゃう人もいると思いますよ。世の中には、ロマサガ3で「セレクトボタンを押さない」とかいう頭おかしい縛りでクリアしちゃう人もいる訳ですし。
ただ、大多数の人には、「ネクロゴンド超危ないので、今のところはちゃんとパーティ組んで、慎重にレベル上げながら進みましょう!」というアドバイスの方が適している様な気がするんですよ。
しかし、現実を振り返ってみると、「今の時代こそ起業!」とか「個人の力で生きる力を見に付けよう!」といった、ソロ万歳系のアドバイスはあちこちで観測されるんですが、「こういうリスクが高いネクロゴンド的時代こそ、組織の力に一旦は頼っといた方が無難ですよ!」「組織の力に寄り掛かる方法を考えよう!」的なアドバイスは、全くとはいいませんが、あんまり目立ってはいないように思います。
大事なこととして、「アドバイスをくれる人は、大体あなたの親でも親族でもないし、あなたの個別の状況や事情など何も知らないし、あなたのパーティが全滅しても責任はとらない」ということについてだけは、抑えておいた方がいいんじゃないかなー、となんとなく思いました。いやまあ、このエントリーも含めて、なんですが。
今日書きたいことはそれくらいです。
2014年12月02日
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今になってよくよく考えれば「大企業の側からクビにするのは限度があるので、前向きな言葉で騙して雇われている側から辞めるように仕向ける」という図式だったように思います。
「あからさまに自営業を潰す方向の世の中で1人を貫いて野垂れ死ぬ」か、「寄らば大樹で、儒教社会よりも封建的で非人間的な企業のカネの力に取り込まれて生きる」か。で、そういう“選択肢”があるんだからおまえらどうだ、自由だろう、ということです。
まあゲームじゃないんだから、スタート地点周辺にレベル1でも倒せる敵が都合よく登場したりはしないのは当然なんだと思います。私も含めてですが、ジャンプ世代、ファミRPG世代は努力で何とかなると刷り込まれてるところが危ないのかも知れません。