2015年01月28日

何故上司は「なんでミスが起こったの?」と聞かないといけないのか


こんな記事を読みました。

アルファルファモザイク:上司 「なんでミスが起こったの?」

先に私の立ち位置を明示しておきますが、私はいわゆる「上司」に該当する人間です。10人ちょっとの小さな部署ですが、一応その部署内で管理職をやっております。部下の人々に気持ち良く仕事をしてもらえるよう、日々努力しているつもりではあります。


で、ちょっと当たり前のことを書こうと思います。

ざっと上の記事を読んだ感じ、「ミスをねちねち追及する上司がひどい」というコメントの論調が、特にスレ前半では支配的であるように見えます。後半ではぼちぼち違う文脈も出てくるんですが。

7 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/01/22(木) 21:48:05.24 ID:cO7Icj/pD.net
法が無ければ刺殺したいレベルで腹立つよな

8 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/01/22(木) 21:48:23.37 ID:8WI7uCeO0.net
なんで問い詰めてくるの?
で勝ちになる

9 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/01/22(木) 21:48:27.87 ID:TyGNLidF0.net
謝ったら謝ったで、「何でって聞いてるの、質問に答えて。リンゴが好き?バナナが好き?って聞いて『野球が好き』って答えが返ってきたらどう思う?」って言われるしな。

10 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/01/22(木) 21:49:16.36 ID:IX0XVU0Dd.net
>>1
ぶん殴りたいよな

11 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2015/01/22(木) 21:49:51.14 ID:H8gGvgm3D.net
上司ってだいたいひねくれてるよな
権能が増えるとそうなるってことは
人間の本性ってだいたいそんなもんってことだよな

悲しいね、バナージ


このお話自体はケースバイケースであって、注意の為の注意というか、実際に部下を責めて満足感を得ているだけの上司、というのも中にはいるんだと思います。そういう上司はちょっとアレなので、アレな上司と考えてもいいんじゃないかと思うんですが。


ただ、一般論としては、部下がミスをした場合、上司は必ず「ミスの根本原因」を確認し、把握しないといけません。これはいいも悪いもない、単純に上司の義務であって、単に「ミスりました」だけで了解してしまっている上司は義務を果たしていないと言わざるを得ません。


理由は単純で、

・ミスは必ず、絶対に発生するものであり、ミスによって発生する被害を低減する為には構造を改善することで再発防止策とするしかないから
・構造を改善する為には、「何故そのミスが発生したか」を正確に把握しなくてはいけないから
・上司も、外部なり、更に上の層にそのミスを報告する必要があり、その際「部下がミスりました」だけでは何の報告にもならず、上記の再発防止策を必ずワンセットで報告しないといけないから


だから、上司は、「なんでミスが起こったの?」と必ず部下に聞かなくてはいけません。これ自体は、いいも悪いもありません。


この際、聞き方を工夫することで「責められている」「ネチネチ詰められている」という印象を部下の側から低減させることは可能でしょうし、そうするのは上司の腕の見せ所でしょう。ミスが起こって焦る余り、それが疎かになってしまって部下を委縮させてしまう上司もいるのかも知れません。


私自身は口酸っぱく言っているのですが、当たり前の前提として、部下のミスは上司の責任です。

ミスは必ず発生するものであり、ミスが起こる環境を改善すること、ミスが起こっても問題ないアサイン状況を作ることは上司にしか出来ません。だからこそ、責任をとる為に上司は「ミスの原因把握」をしないといけません。

「ミスの原因把握」は決して「部下の責任追及」とイコールではありません。私自身は、そのスタンスをオープンにしているつもりですが、世の中には「部下のミス責任追及」を始めてしまう上司の人もいるようで、それはちょっと困ったもんだと思いますが。


ただ、上司は何が困るって、「ミスを隠されてリカバリが遅れることで、後でエラいことになる」というのが一番困るので、「ミスが起こった時、それを何のためらいもなく共有出来る」環境、雰囲気を作らないといけないですし、それが出来ない上司は資質を問われても仕方ない、と思うわけです。


何はともあれ、ミスを気楽に共有出来、ミスの再発防止に皆で取り組めるような職場の構築・維持に、今後も取り組んでいきたいと思う次第なわけです。


今日考えたことはそれくらいです。

以下は関連エントリー。

「言いにくいことを言う」ことはもの凄く大事だし、「言いにくいことを言える環境作り」は上司の責任だ、ということ
入社して二ヶ月程経って、五月病をそろそろ脱出出来たかも知れないあなたへ
posted by しんざき at 11:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
特にミスが原因でお客様からクレーム受けて、
報告書を提出しなければならない場合どうすんの?
ってことになります。
(私は上司の立場ではありませんが、ミスの原因を報告したことと報告を受けた経験はあります)

上記のレスを書き込んでいる人達はSLAという言葉を知らないか、知っていても末端レベルでしかかかわっていないのではないかと思います。
Posted by 黒鉄 at 2015年01月28日 11:39
概ね同意ですが、必ずしもいいかげんな部下とは限りません。
反省しているからこそ「一刻も早くミスの修復作業に戻りたい。追求されている時間が勿体無い」という気持ちにもなるのでしょう。
ま、それでも考えが浅いのは事実ですがね。
Posted by 児斗玉文章 at 2015年01月28日 18:16
「同じミスを二度と起こさないため」だよね。
ミスに至ってしまった経緯、ミスの根本的な原因、解決法を探って最終的に仕事の品質上げる。
そうすりゃまさに、ピンチがチャンスになるわけで。

上司側叩いてる人たちって、ウザイだの面倒だの言ってミスを放置するような人たちでしょ?
また同じミス出たらどうすんだろうね。また謝ればいい? 小学生の子供かw

しかもそれが同じ顧客だったらもはやミスした個人じゃなくて会社全体の責任問われちゃうよね。
責任とれるの?とれるわけないよね、また逃げるだけだもんね。
Posted by at 2015年01月30日 17:37
真面目な上澄みだけ切り取って考えれば確かにそうなるでしょう。
でも違います、理想として目指すべきでも現実問題では当たり前じゃないんです。

世の中まともな人が上司に増えると良いですね、本当に。
Posted by   at 2015年01月31日 15:12
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