2015年06月04日

子どもと遊ぶのがめっちゃ楽しいので、子どもと遊びたがらないお父さんの存在がよくわからない


いや、勿論、「体力的についていけなくて休まざるを得ない」というケースは分かるんです。凄くよく分かる。何せヤツら電池の使い方に一切ブレーキがない。体力が無尽蔵って訳じゃないんですが、電池が切れるまでは100%セルかよって感じのフルパワーを遠慮皆無でこちらにぶつけてくるので、いつも100%で対応する訳にもいかないこちらに、ハンデとしての休憩の時間が必要なのはわかるんです。


ただ、身近のお母さんやご家庭の話を伺ってみると、それ程体力的な問題がなくても、「パパが全然子どもと遊んでくれない」という愚痴を結構観測しまして。余計なお世話なんですが、勿体ねえなあ、と。


少なくとも私の場合は、なんですが、子どもと遊ぶのが物凄く楽しいです。超エンターテイメント。時間と体力さえ許せば一日中子どもと遊んでいたいくらい。


子どもと遊ぶのが物凄く楽しい理由って、私にとっては、突き詰めると以下の二点に絞られるんだと思います。


・子どもの「楽しむハードル」が大人に比べて凄く低い
・それに影響されて、自分にとっても「楽しむハードル」が低くなる



多分、遊びなりゲームなり漫画なり、それがどんなものであれ、「楽しむことが出来るかどうか」というハードルみたいなものがあるんだと思います。それは、単純に好みの問題であったり、同じような別のなにかを既に摂取しているかどうかだったり、体力的についていけるかどうかであったり、とにかく色んな要素で変わる。


で、大人になってくると、なんだかんだで色んなものに対して「楽しむハードル」が上がってきます。今までの経験によって新鮮さが減ってしまう、であるとか。子どもっぽいものだ、という先入観が出来てしまったり、であるとか。私なんか、一般的な大人よりはだいぶ「楽しむハードル」が低い方だとは思いますが、それでもなんだかんだでハードルが存在することに変わりはありません。


一方、子どもというのは、ホントーーーに「何かを楽しむ」天才です。本でも、漫画でも、ゲームでも、勿論単純な遊びでも、あるいはもっと原始的なじゃれ合いでも、彼らは本当に、ありとあらゆるタイミング、ありとあらゆる瞬間を楽しみます。子どもの「楽しむ」能力は半端じゃない。あればっかりは大人の比じゃない。

考えてみれば、彼らにとっては、大人に比べて遥かに「色んなことが新鮮」なんですよね。勿論、個別個別に飽きちゃうことはあるんですけれど、それを差っ引いても、どんな遊びでも全身全霊で楽しむことが出来る。


そして、単純にそれを見ている親の側も楽しい、というのも勿論そうなんですが、子どもと一緒に遊ぶことによって、親は自分自身の「楽しむハードル」も下げることが出来るんです。

子どもが何かを新鮮に感じることが出来るように、子どもと一緒に何かを見ると、不思議と親にとってもそれが新鮮に見える。それは多分、子どもの視点に親が共感することが出来るからなのでしょう。

大人が「子どもっぽい」と感じるような遊びでも、子どもと一緒であれば親も全力で遊ぶことが出来る。そして、全力で遊ぶと、それがどんな「子どもっぽい」ものであれ、そこには確かに「楽しさ」があるんです。


天才は、周囲の人に色んな点で強い影響力を発揮する、といいます。それと同じように、「楽しむ天才」である子どもたちも、大人である私たちに対して、魔的な影響力を発揮するということなんでしょうか。


子どもは、いつまでも親に「遊んで!!」と言ってくれる訳ではありません。親が子どもと全力で遊べる時間は、多分ごく短い。


だから、少なくとも私は、子どもが「遊んで!!」と言ってくれるチャンスを、可能な限り逃がさないようにしたいなあ、と思います。何よりも、まず自分自身が楽しむ為に。


まあ、そんなこといっても体力的にキツかったらだらけるわけですが。夏の屋外遊びマジハード労働。


今日書きたいことはそれくらいです。
posted by しんざき at 20:08 | Comment(7) | TrackBack(0) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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この記事へのコメント
体力なんて関係ないんだよ
ただ単純に子供がウザイ 嫌いなんだよ
昔 私は子供が嫌いだ!と叫ぶコミックソングがあったが 今50代の私にとって当時はあれ実感なんだよね
子供の甲高い声が嫌 頭がいたくなる パニックになる 挙げ句 殴りつけたくなる 
何度も同じことを言うのもウザイ いい加減にしろと殴りつけたくなる
私が子供が嫌いということは今の女房にも結婚前から言ってあったので 子育てに私は関わってない 関わるつもりもなかった
今の若い世代だと 自分の世界を重視する者が多いから なおさら よほど子供好きという最初からの条件がないかぎり 子供と接するのこと事態をうっと惜しがる親がおおいと思われるけど
そういうことを理解せずに 昔ながらの価値観でタイトル書いてる人こそ 私には理解できない
Posted by hi at 2015年06月05日 09:01
反証にもなってねえ
自分はそれに当てはまりませんのでダウト
って言いたいだけだろ
今すぐ死ねとは言わないでおいてやるから
誰とも交わらずに早く独りの人生を全うしてしまえ
Posted by at 2015年06月05日 13:42
「昔ながらの価値観で」って、
お前の価値観が最新なのかよ、
「今50代の私」のお前の価値観が?

「私は子供が嫌いだ!と叫ぶコミックソング」が
「昔」のものであると認識しているのに、
「そのコミックソングに共感するお前」と価値観がズレていると
その価値観は「昔ながらの価値観」なの?
Posted by at 2015年06月05日 17:11
とある人から
同じ目線まで自分を低く下げればいいって
子供や赤ん坊に懐かれる秘訣を教わったことが
あるけど、まさしくそれを実践されている
内容だなたと思いました。

物理的にも頭の位置を同じ目線に合わすことも
そうですが、精神的にも童心に還ることって
すごく重要なんじゃないかなって、アラフォーな
オッサンが思ってみるw

子供嫌いな人って、自分が昔子供だったことすら
忘れてるだけの可哀想な人なのかもね。
Posted by at 2015年06月06日 12:38
「子供嫌いの人」の存在自体は否定してはいけないと思いますけどね。
Posted by at 2015年06月06日 15:36
「自分より年下が"子供と遊ぶのが楽しい"とブログで書いているのを読んで
"それはお前の価値観が古いからだ、みんな子供が嫌いなはずだ"と
わざわざコメント欄に書き込みに来る50代のオッサン」の存在は
さすがに否定していいと思います。
Posted by at 2015年06月06日 18:14
社会人になって数年を経た時に
親父って凄かったんだな!!
って気付いた事があります。
もうね、休みの日には休みたいわけですよ。自分だったら休日は子供の相手する体力なんて残ってません。結婚さえしてないんで想像ですけど……
でも、親父は釣りやら近所の公園やら連れてってくれてました。随分昔の話なんで、週休2日とかなかった時代にです。
母はツヨし、という言葉がありますが、父もツヨしだと思います。逆に、そういう強さを発揮できない人は父になる資格が無い、とさえ個人的には思います。
Posted by at 2015年06月07日 00:53
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