2015年08月31日
野菜を食べた長女を「偉いねー」と夫婦そろって褒めていたところ、
「長女ちゃんは簡単なことで褒めてもらっていいなー」と長男が言ったので、「長男くんはだいぶレベル上がったでしょ?レベル低い内はスライムだけ倒しててもレベル上がるけど、レベルが上がるともうちょっと強い敵倒さないと、なかなかレベル上がらなくなるんだよー」と説明したところ、取り敢えず「そっかー」と納得してくれました。こういう時、ゲーム用語が不自由なく通じるというのは、ゲーマーとして何かと助かります。
ただ、これ、意外と重要な話なんじゃないかなー、と思いまして。大体二つくらいのテーマがあるんじゃないかと思ったわけなのです。
1.長男の弟妹に対する不公平感をどうフォローするか
2.「褒めてもらえる」ということに対するハードルに関して
長男8歳。小学二年生。長女次女、3歳。幼稚園年少。
まず一点目として、長男の「下の子に対する不公平感」というものは、本当に様々なところから発生します。
例えば、何かいたずらをしても、下の子だけ大目に見てもらえて自分は叱られたり、であるとか。
例えば、自分は抱っこしてもらえないのに下の子は泣いたら抱っこしてもらえる、であるとか。
例えば、おもちゃで遊んでいる時、下の子が欲しがって譲らされたりとか。
もちろん子どもにもよるとは思うんですが、上の子だって小学生中学年くらいまではまだまだ甘えたい年頃です。この辺で不公平感を強く感じて、日々の生活がストレスになったりすると、色々よろしくないよなあと。
しんざき家なんか、長男と長女次女双子の年齢差が4歳くらいあるのでまだなんぼかマシかとは思うのですが、下の子との歳の差が小さいご家庭なんか、より一層この辺について頭を悩ましていらっしゃるのではないかと思うわけです。
一応のところ、現在しんざき家では、
・いたずら・おもちゃの配分などについては、下の子が泣こうがどうしようが可能な限り公平に裁定する
・長男に譲歩を求める時にも、必ず長男の意思は確認して、最終的に「自分から譲った」という形にする(どうしても嫌がったら下の子を諦めさせる)
・長男を「こどもリーダー」に任命して特別扱いしており、時には長男だけ楽しいことをさせてあげる
といった対策をとって、不公平感の分散を図ってはおります。
結局感情なんですよね。上の子も、ある程度理性が育ってくれば、「下の子がまだ小さい内は全然制御が効かないので、親はある程度下の子を優先しないと色々立ち行かない」みたいなことは既に分かっている訳なんです。
けど、頭でわかってるだけで全部納得出来れば苦労はないわけで、感情的に不公平感を感じるところは感情的に対処しなくてはいけません。
多分これは男の子だけに効く手だと思うんですが、しんざき家の場合、「こどもリーダー」という役職に任命書まで作って、長男を「パパがいない間、ママや長女ちゃんや次女ちゃんを守る役目」と言っており、時には「いつもこどもリーダーやってくれてるから」と何かしら優遇したり、というようなことをやっておりまして、今のところこれが一番長男には響いているような気がします。男の子、やはりなんだかんだで「役割」というものに弱いです。
あとは、先日も書きましたが、彼の場合祖父母の家が「ぼくだけのばしょ」になっているのも非常に大きいようで、そんなところでも祖父母には感謝することしきりです。
一方。タイトルでも出しましたが、「褒め方」「褒める頻度」という点では、正直そこまで気をつかってこれなかったなー、と今回気付いた次第なのです。
以前、こんな記事を書きました。
不倒城:「最近ぼくあんまり褒めてもらってないよ?」
やっぱり、「親に褒めてもらえる」っていうのは、子どもにとって凄く大きいんですよね。多分、自己承認感に直結する問題だと思います。
とはいえ、親としても「なんでもかんでも褒めりゃいい」というもんではない訳で、やはり褒める時にも真剣に考えて、真剣に褒めないといけない、とは思うのです。
手前味噌なんですが、これも昔書いてました。以下です。
不倒城:子育てにおいて、「真剣に考えて、真剣に褒めること」が大事なんじゃないか、と思った。
この辺考えると、やはり長女次女が出来る程度のことで長男を褒めるのはちょっと違う。大人になっても、メンバーと、リーダーと、マネージャーでは、それぞれ褒められる内容も褒められるタイミングも違いますしね。
ここについては、引き続き、色々考えて「なるべくいい褒め方」をしていきたいなー、と思うわけです。
まあ、何はともあれ、長男、長女、次女、いずれにとっても完全に不公平感をなくすのは難しいかも知れないですが、出来る限りフォローしていきたいなーと思う次第なのです。
今日書きたいことはそれくらい。

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