2015年10月04日

楽器を始めてみたい人におススメする、ケーナやサンポーニャのやさしい始め方・購入編

ところでしんざきはケーナ吹きです。


ケーナを吹き始めて、大体18年くらいになります。現在36歳でして、今気付いたんですが人生の半分くらいはケーナと付き合ってきたことになります。ちょっとびっくりですね。



ケーナというのは、南米はアンデスの発祥の縦笛でして、南米の民族音楽(いわゆるフォルクローレ)ではサンポーニャと並んで主旋律を担当することが多い楽器です。コンドルは飛んでいくとか有名です。



ちなみに、私のケーナの見た目はこんな感じです。何本か持ってまして、私にとっては四代目のケーナに当たります。


DSC_0969.JPG



こっちはサンポーニャです。


DSC_0970.JPG


個人的には、ケーナ・サンポーニャは「楽器に興味があるけれど、どう始めたものかいまいちピンと来ない」という人にとって絶好の選択肢ではないかと思っておりまして、この記事は「楽器に興味を持っている人に、ちょっとうっかり手が滑ってケーナやサンポーニャを買わせちゃおう」というコンセプトで書かれています。需要?んなもなぁ知りません。



・ケーナやサンポーニャは楽器初心者の方にもおススメです


そう思うポイントは5つくらいあります。



1.他の楽器に比べると比較的安い

2.軽くて持ち運びが楽、電源不要

3.その割に音がでかい

4.音が綺麗

5.人口が少ない



まず、「1.他の楽器に比べると比較的安い」についてなんですが、例えばギターですと、ある程度ちゃんとしたギターを買おうとすると5万10万平気でしますし、もうちょっといいのだと車とか買えちゃうくらいの値段になります。ピアノは言うに及ばず、フルートやトランペットも数万を下ることはなかなかありません。


それに対して、例えばサンポーニャは、プロが普通に使ってるものでも5000円から6000円くらいで買えちゃいます。ケーナは大体1万円弱で、袋も買うと1万円は越えちゃうかな?くらいの感じです。非常にお財布に優しいですね。


値段的にハードルが低いことが、まず第一のメリットになります。




次に、「2.軽くて持ち運びが楽、電源不要」についてなんですが、ケーナもサンポーニャも早い話葦や竹の棒なんで、一般的な楽器に比べてめっちゃ軽いです。感覚的には、サランラップの芯を持ってるのとそれ程変わりません。箸より重いものを持ったことがない深層の令嬢であっても、ごく軽いトレーニングで持ち運べるようになると思います。ちなみに、サンポーニャもほぼそれに準じます。


ギターやキーボードを持ち運ぶのに比べて非常に持ち運びが楽なので、ちょっと気が向いたので近所の川原にもってって吹いてみる、というのが非常にやりやすいんですね。取り回しの楽さも大きなメリットですが、演奏するときに電源が不要というのも、いざ楽器を始めてみると非常に大きなポイントになります。



3.その割に音がでかいなんですが、ケーナやサンポーニャは元々屋外の楽器ですので、大きさの割りには相当遠くまで響く音が出ます。(手加減して音を抑えることも出来ます)特にケーナについては、生音楽器の割りにかなり大きな音が出るので、演奏で存在感を出すことが容易です。



4.音が綺麗については言わずもがなですが、ケーナの音は非常に澄んでおり、一方サンポーニャは時には力強く、時には風のような音で、非常に表現出来る音が豊富です。ゲームミュージックなんかでもよくそれ系の音が使われているのがさりげないポイント。


良かったら下の動画なんか再生してみてください。私がもっとも好きな曲の一つ、「Camino de Llamas(リャマの道)」奏者は昨年亡くなったケーナの巨匠、ウニャ・ラモスです。前半はケーナ、後半はサンポーニャで演奏されています。





5.人口が少ないですが、「あまり他にいない、独自の音が出せる」というのは演奏上の一つの強みでして、例えば普通の音楽グループに入っていても、他の楽器に比べて独自色を出すのが比較的容易です。



ちなみに、ケーナやサンポーニャには楽器としての弱点もあります。公平を期すために挙げておきますと、


・サンポーニャは比較的壊れやすい(素材にもよる)

・ケーナは音が出せるようになるまでのハードルが結構高い

・音がでかいので練習する時意外と困る

・人口が少ないので人に教えてもらうのがけっこー大変


まあ、この辺もフォローは可能なんで追って。




・じゃあケーナやサンポーニャ選びのポイントってどんな?


まず、民族楽器専門店で購入することを圧倒的におススメします。専門店、ないしケーナ奏者の方の製作品であれば通販でもいいですが、出来ればお店に直接足を運んだ方がいいです。


例えばamazonで検索すると「初心者用」とか銘打った安いケーナ、一応買えますけれど、単に細いだけで音が出しにくく、チューニングが狂っていたりもして、全然初心者用でなかったりすることもしばしばあります。


上記した通りプロユースのケーナでもそこまで高くないですし、ちゃんとしたケーナでも吹きやすいものは多いですので、8000円くらいのちゃんとしたケーナを買うことが超絶おススメです。



次にやるべきことは、


店員さんに聞く


ということでして、専門店の店員さんはご自身でもケーナやサンポーニャに通じていることが非常に多いです。ちょっと相談すれば、最初吹きやすいケーナを選んでくれたりもしますし、チューニングを確認してくれたりもします。ありがたい限りですね。


店員さんに選んでもらえないケースの場合、強いてポイントを挙げると


・比較的細くて素材が薄いケーナの方が最初は入りやすいです

・指が細い方だと、大きな穴のケーナは押さえにくかったりするらしいです

・吹き口が大きすぎない方が最初はいいかも知れません


くらいでしょうか。慣れたら実際に吹いてみて好きな音がするケーナを選ぶといいと思います。


住んでいる地域にもよるとおもうんですが、下記のフォルクローレ楽器専門店さんはいずれもおススメです。営業が不定期の場合もあるので、事前に電話で確認されるのがいいかも知れません。









ということで、第一回「購入編」は以上です。次回は「練習編」になります。


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この記事へのコメント
動画の曲を聴いたところ、ちょっとうっかり手が滑ってしまいそうになってます。
練習するとき困る辺りのフォローなど、続きの記事も楽しみにしてます。
Posted by ないき at 2015年10月15日 21:02
動画の曲を聴いたところ、ちょっとうっかり手が滑ってしまいそうになってます。
練習するとき困る辺りのフォローなど、続きの記事も楽しみにしてます。
Posted by ないき at 2015年10月15日 21:05
こんにちは。
ちょっとうっかり手が滑りました^^;
ケーナかーいいなーと思って先日からamazonなどの通販で延々と探していたのですが「これだ!」と思うものがない中このページを発見。
フォルクローレ専門店で検索したらお店が見つかり、先ほど意を決して電話で注文をしました(*'▽')
届くのが楽しみです(´▽`*)
Posted by みやさと at 2016年09月21日 23:33
うっかり手が滑って近所の竹やぶより篠竹?を入手しギタリスト時代のクロマチックチューナーとドリルを使いケーナを作り、エルコンドルパサーを演奏しちゃいました💦
Posted by 大ぱっぱ at 2021年08月25日 19:37
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