小学校の算数のテストで解き方は合ってるのに不正解扱いに。予習したものを使ってはダメなの?
↑文章題でまだ習っていない掛け算を使ったら不正解にされた、という最近ちょこちょこ見るケース。
妙な違和感を感じたのだが、そもそもこの文章題、
1ふくろ8こ入りのチョコレートが7ふくろと、ふくろに入っていないチョコレートが17こ
とか書いてある時点で、どう見ても「掛け算カリキュラム」の中での、掛け算で解くことを想定した典型的な文章題のように見えるんだけど、それをどうして掛け算を習っていない段階でやってるんだろうな。少なくとも、足し算引き算の教科書ならこういう文章題は載らないだろう。
学習指導要領を確認すると第二学年でやる内容。
小学校学習指導要領解説 算数編
確か長男(小2)の算数の教科書に似たような問題があったと思うので、帰ったら長男に見せてもらって確認してみる。
先生の反応とか、本来間違っていない解き方なのに不正解とか、それ以前にそっちの方が気になった。先取り学習やかけ算導入の為の学習ならば、「かけ算はまだ教えてないので使用禁止」というのは不自然だ。
学校の方針がおかしいのか、先生が何かおかしなことをやっているのか、他に理由があるのか。
気が向いたらちょっと調べてみる。
なお、掛け算の文章題にしか見えないものを1年で問うのは、啓林館の教科書に載っています。「子どもが 3人 います。みかんを 1人に 2こずつ あげます。みんなで なんこ いりますか。」から、2+2+2へと誘導しています。
30年以上前の記憶ですが、かけ算を習う前に、「この問題は掛け算を使わないように」という問題を出された記憶があります。私は掛け算を知りませんでしたので、足し算だけで回答しましたが、年上の兄弟の影響や、算盤を習っていた子は困惑したかもしれませんね。
今回、改めて記事を読んで、九九を暗記して覚えることが必須だった世代なんですが、掛け算の内訳を足し算で逆算できる計算式に目から鱗でした。
考えると、掛け算って記憶法ですよね?
3×2=6の記憶が正しいかどうかを(3+3)=6と見直し計算するやり方は、これからの掛け算テストには役に立つと思いました。
9×6=の答えなんて今はとっさに出てこないですが(笑)、
5×9=45はすぐに分かります😁そうすると、45+9=54と記憶に頼らずに回答することができます❗
これを暗記だけに頼っていた幼い日の自分に教えられたら😢算数の小テストくらいの時には役に立ったかもしれません。
手始めには中学年になる親戚の子どもに教えてみようと思いました。
長々と失礼しました。ためになる記事でした。ありがとうございます。