2015年10月12日

宿題になかなか手をつけようとしない長男に、精神論は全く刺さらなかったけど、具体的なタスク整理とスケーリングの話をしたら超刺さった



いつものことですが、こういうのを可視化する意味もあるかと思って、整理も兼ねて書いてみます。一般化する気は特にないです。


長男、8歳。小学二年生。


ちょっと前から気になっていたことですが、長男は「頑張らなきゃいけないことに対するハードル」が高い気がします。

ポイントは、大きく分けて二つです。

・サッカーのリフティングなど、練習すれば出来そうなことについて、(出来るようになりたい、という意志はありそうなのに)何かと理由をつけてやろうとしない。
・学校の宿題や片付けなど、出来るけれど時間がかかりそうな(面倒な)ことについて、同じくなかなか手をつけようとしない。


早い話、「努力が必要なこと」について、始めるまでの精神的障壁が高いようです。いや、面倒なことが後回しになり勝ちなことなんて大人だって一緒ですし、いざ始めれば集中力はあるんで結構あっという間に終わるんですが。

やればすぐ出来るんでそんなに気にもしていなかったんですが、最近「出来ないものはどうせ出来ないしー」とか、「別にできなくても構わないしー」とか、ちょっと後ろ向きな発言が増えてきていて、本人の中でもなんか変なコンプレックスになるとイヤだなーと思って、話し合いをするタイミングを窺っていました。


クラスの宿題で、「ふりかえり作文」というものがあるそうです。どんなタイミングで書くのか分かりませんが、例えば何か楽しいことがあった時とか、私生活についてクラスの友達に紹介するような形でレポートを書くもののようです。

今日ちょっと夕飯の後、ふりかえり作文の宿題に手をつけないで足をばたばたさせている長男と話し合いをしました。


最初に、

・面倒だ、と思って手をつけないでいると、どんどん重くなってしまう
・始めてみれば案外するするっと出来てしまう
・出来ないできない、といっているといつまでも前に進めない


といった、ちょっと精神論的な話をしてみたんですが、本人的にはあまり刺さらなかったようで、たいした反応がありませんでした。

そこで、試しにもうちょっと具体的な話に落としてみることにしました。


長男は、文章を書くこと自体は苦手ではないようで、以前キッザニアに行ったときなど、1600文字くらい(字数指定があるわけではなく、書きたい分量を各自自由に書くようです)のふりかえり作文を結構きちんと書けていました。まず、ふりかえり作文の何がそんなに面倒なのかヒアリングしてみました。以下のような感じでした。


・書こうと思うとすっごく長くなるので、とても時間がかかる。何時間もかかっても終わらない(これはオーバーな表現で、キッザニアの時の振り返り作文も実際にはそこまでかかってはいませんでした)。
・書かないといけないことがたくさんあるので、どんな順番で書けばいいか分からない。



ふむ。早い話、タスクの整理とスケーリングが出来ていない為、タスクの全量が見えないことが、彼の中でハードルを上げているようです。

そこで、こんな話をしてみました。


・全部、完全に書ききろうと思わないでいい。例えば、30分なら30分と時間を決めて、その中で書けることだけ書く、というような、時間制限式のやり方もある。
・まずあらすじを書くといい。あらすじといっても難しい話じゃなくって、書きたいことのタイトルを幾つかのパートで決めて、それを別の紙に書く。次に、本番の紙に、そのタイトルで思いつくことを順番に書く。
・パパの仕事でも、まずやらないといけないことのタイトルだけ洗い出して、やらないといけないことを細かく分解してから順番に片付けるのが基本。
・あらすじ決めを10分でやる。残りの20分、そこで挙がらなかったことは書かない、と決めてしまえば、時間が長くなることもない。



すると、「30分でいいの?」と俄然反応がよくなりまして、散々逃げていた机にあっさり向かって鉛筆を動かし始めました。

始めるまでのハードルが高いだけで、始めてしまえば集中はするので、なんか結局1時間くらい書いていたようですが、まあそれはそれ。お陰で先日バーベキューに行ったときの振り返り作文が出来たようです。結構ちゃんと書けていました。半分くらい移動中の電車の話でしたが。


一般化出来る話では全然ありません。今回の状況の、うちの長男に、たまたま上記のような話が刺さった、というだけの話です。

ただ、個人的には、

・子どもを叱るときには精神論や抽象的な話が出てしまいがちだけれど、具体的で細かいところをクローズアップした方がいい場合も当然ある(勿論そうでない場合もある)
・実際に仕事でやっている話を落としこんであげると刺さる場合もある


という二点は、これからのことも含めて覚えておきたいなーと思いました。

今後、例えばサッカーのリフティングの練習なんかでも、似たような流れでやる気を出させてあげられるといいなーと考えた次第。


今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 23:47 | Comment(2) | TrackBack(0) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まったく同じ年齢の息子を持つ親として、とても参考になりました。同意できる部分沢山ある反面、思い当るところで、どうしても、精神論になりがちな諭がどうも、響いてないことに対して、もどかしく思っていました。私も、ちょっと試してみたいと思います。
Posted by まちゃし at 2015年10月13日 08:26
大切。とても大切。日本の教育はこれをやってくれないから子供が伸びない。ただ「必要だからやれ」「みんなやってるからやれ」ばかりで、「なぜやるのか」「どうやったらできるのか」をきちんと子供に説明したり教えたりできる人が殆どいない。何よりも真っ先に『子供に興味を持ってもらうこと』が最重要なのにね。筆者さんはとても良いと思う。
Posted by T.N at 2015年10月13日 10:40
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/427723473
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック