2015年10月15日

勇者のコミュ力が余りにも高過ぎて実際にはどう話しかけているのかよくわからない


先に断っておきますが、比較的どうでもいい話です。


一般的なRPGにおいて、主人公が「話す」コマンドを使ったり、町の住民の前でAボタンを押すと、何かしらの反応が返ってきます。時には「ここは○○のむらだぜ」と親切に教えてくれたり、「ぶきやぼうぐはそうびしないといみがないぜ。」とアドバイスしてくれたり、場合によっては「ぱふぱふしない?」などと誘惑してきたりします。


およそ、RPGの主人公に最も必要な才能は、戦う力でも魔法を使う力でもなく、初めて訪れる村や町で見知らぬ人に話しかけまくるコミュ力であることは議論を俟たない所かと思うのですが、改めて分析してみても、あの能力は殆ど魔法の域です。


多くの一人称系RPG(主人公に強いキャラクター性がなく、プレイヤーが一人称視点になるRPG)において、「主人公が実際に喋る台詞」は省略されるのが常です。会話はキャッチボールなので、街の住民からの何らかの回答があるからには、実際には勇者からの問いかけ・投げかけにあたる台詞が存在する筈なのです。

ということは、無粋を承知で村人のセリフを分析すれば、「どのように話しかけているか」ということが大体類推出来るのではないかと思ったわけです。「どう話しかければこういう回答が返ってくるか」ともいいます。

分かりやすいサンプルとして、ドラクエ3の幾つかの例で考えてみるとします。一応、ゲーム内から読み取れる範囲内でのみの類推とします。


1.「ここはカザーブ。山に囲まれた小さな村です。」

これは非常に分かりやすい例です。勇者が、旅の果てにたどり着いた村で、「ここはなんという村ですか?」と問いかければ、上記のような台詞が帰ってきてもおかしくはないでしょう。「山に囲まれた小さな村」という点については「ごめんなさい見りゃ分かります」という感もありますが、まあ現実にも一言多いおばちゃんはいるので、そんなに違和感はありません。


2.「この村より西に行けばシャンパーニの塔があります。」

周辺の施設に関する情報開示のよくある一例です。この種の台詞は、他にも「お城から海づたいを歩くと 岬の洞窟があるそうです。」であるとか、「東に旅をし 山を越えると小さな泉があるという。」とか、枚挙に暇がありません。

一言で引き出すのは若干難易度が高くなってきますが、まあ「この辺りに、何か変わった場所はありますか?」とでも問いかければ帰ってくる範囲でしょう。勿論、もっと長い会話が省略されているという可能性はありますが、ここでは飽くまでゲーム内で読み取れる範囲のみからの類推とさせていただきます。


3.「町の外を歩くとき 怪しげな場所には何かあるかもしれぬ。遠くで見るだけでなく その場所まで行くことだな。」

そろそろ厳しくなってきました。いわゆる、「ゲームシステムの説明」に当たる台詞であり、「連れてゆくなら戦士 僧侶 魔法使いの3人がいいぜ。ひっく。」なんかもこのカテゴリーに分類されます。強いていうと、こちらの身分が相手に知られていることを前提として、「何か助言を頂けないですか?」とでもいえば帰ってくる可能性がある内容でしょうか。

これについては、ゲームボーイ版「ジャングルウォーズ」の出発時の父親の台詞である、「こらこらパンツをはきなさい」という台詞が、実に自然にゲームシステムの説明をしていたという点で見事だったと思うのですが、まあそれは余談です。


4.「やがてアリアハンの勇者がやってきて 魔王を退治してくれるそうですよ。」

かなりの厳しさです。いわゆる世界観、シナリオの説明に該当する系の台詞です。正直なところ、ある程度長い会話の中でひょっこり出てくるならまだ分からなくもないのですが、開口第一声に出てくる内容ではないような気もしないではありません。
まあ、バラモスの脅威が迫ってくることを考えれば、みんな世間話でも魔王の話ばっかりしていると考えられないこともないでしょうか・・・


5.「パパとママなら夜になれば帰ってくるよ。」

見知らぬ家にずかずかと立ち入って、中にいる子どもに「お父さんかお母さんいないかなー?」と話しかける勇者は今の世界なら1フレで逮捕されそうですが、まあ今更の話題なので気にしないことにします。


6.「わ!お客さん!こんなところに入ってきちゃ困りますよ。」

困りますよね。実に自然かつ違和感のない、納得のいく台詞だと思います。


7.「アリアハンから来たの?でも そんな国知らないわ。」

開口一番出身地をdisられる勇者は宿屋の枕をひとしれず濡らしてもいいと思います。この台詞はイシスですが、ポルトガの「まあ こわい!東って野蛮人しかいないのでしょ。」みたいな台詞もこれに準じます。
この辺の台詞ですと、逆にどう話しかけてもこういう反応が返ってきそうなのでむしろ違和感はありません。


8.「私はサブリナ。こうして恋人のことを思っています。でも夜になれば……。夜が怖い。ああ 私のカルロス。」

いいから落ち着けと言いたくもないですが、これくらいになると既に勇者が一言も喋ってなくてもこう言って来そうです。バラモスさんマジ非モテ魔王。ちなみに、類似の台詞に「ああタニア……。僕の愛しき人……。」とかがあります。無言でキメラの翼使わなかった勇者マジ優しい。


9.「旅の人 聞いてくだされっ。わしのかわいい孫娘タニアが 悪党どもにさらわれてしまったのじゃ。 そこにおる若者が タニアの恋人のグプタ。わしは二人を結婚させようと思ったのに…… あんたらは強そうじゃな。どうかタニアを助け」「僕が行きます!見ず知らずの旅の人に頼むなんて…… 待っててください。きっと タニアを助け出してきます!
「グプタ!おお!このうえグプタまで捕まったら わしはわしは……。


なんかだんだんコミュ力の問題じゃなくなってきたような気がしてきました。もしかするとコミュ力が高いのは町の人たちの側なんでしょうか?


10.「聖なる川の流れで身を清めています。」

これ、女性が言ってる台詞なので比較的エロいと思います。素直クールというヤツでしょうか。違うか。
こういったクールエロな台詞も違和感なしで引っ張り出せる勇者侮れないと思います。


考慮外.「私は偉大な武闘家。噂では素手で熊を倒したことになっておる。しかし 実は鉄の爪を使っていたのだよ。わっはっは。」

これについては、墓場の横に立っている骸骨に平然と話しかける勇者の方がどう考えても変態だと思いますので考慮外とします。


とまあなんか途中からどんどん最初の時点の趣旨を見失ってきたわけですが、ここまでの話を勘案すると


・強さとか魔力の問題ではなく、レベル1時点から既にカンストしている勇者のコミュ力を育て上げた勇者母は本当に偉大


というどうでもいい結論が導きだせるわけです。よかったですね。>私


今日書きたいことはそれくらいです。

posted by しんざき at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
 確か「話す」コマンドの説明として、「すぐ隣まで行ってこのコマンドを選ぶと、町の人たちが話しかけてきてくれます」と書いてあるゲームも存在したような。

 これはこれでコミュ力どころか、もはや超能力ですけど。
Posted by kanata at 2015年10月16日 12:08
着眼点が天才(^-^)‼︎
Posted by at 2015年10月17日 02:12
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック