2015年12月28日

夢中になって遊んでいる子供に、「ほら、こっちも面白いよ!行ってごらん!」と無理に誘導するのは避けようかなーと思った


長女と次女を連れて、アンパンマンミュージアムにいってきました(1年半ぶり3度目)。


毎年、年末は私方の実家(子供たちにとっての祖父母宅)にお邪魔することになっています。で、最近一人で電車に乗るスキルを身に着けて、人生初めての単独行動にはまっている長男が、日曜から一足先に祖父母宅に出発しました。

長男はアンパンマンを卒業して久しいのですが、長女次女はまだ4歳で、テレビでアンパンマンを見ると「あんぱんまーーん!」と大喜びする年齢です。アンパンマンミュージアム久しぶりにいってみる?と聞いてみたら、「むーじあむ!むーじあむ行きたい!」と強く主張なされたので、奥様と四人で、横浜は新高島に足を延ばしてみました。


で、予想通りというか、きゃっきゃと遊んで大喜びだった訳ですが。


大した話ではないんですが、その時ふと感じた問題というか、ちょっとした反省のようなものが、


「親視点で「これは面白い」と感じたものの優先度を、子供に押し付けるのはよくないなあ」


というものでした。

一般的なキャラクターものテーマパークと同様、アンパンマンミュージアムでは、会場内をやなせキャラクターが闊歩しています。アンパンマンとか、カレーパンマンとか、ドキンちゃんとか、クリームパンダとか、うさみ先生とかがうろついている訳です。

で、そういうキャラを見ると、やはり大人としては「あ、うちの子喜ぶかも」と思っちゃうじゃないですか。で、早くしないとキャラクター達はどっか行ってしまうわけで、他のもので遊んでいるわが子に、「ほら、ドキンちゃんいるよ!行ってごらん!」と注意を向けたりするんですよね。

もちろん、これ、別に悪いことじゃないと思うんです。ケースバイケースですが、わーっと喜んでドキンちゃんに抱き着きに行くことがもっぱらではあります。


ただ、あるタイミングで、長女がアンパンマンのお絵かきおもちゃ(マグネットで消せる奴)に夢中になっている時、近くにやって来たアンパンマンに注意を向けさせたら、長女、なんというか、戸惑ったんです。今はそっちじゃないのに!というような。私の注意喚起に気が付いたアンパンマンが近くに寄ってきてくれたんですが、お絵かきをしたい長女は戸惑ったままで、むしろアンパンマンにも申し訳なかったんですけれども。



幼児というものの興味や好奇心、注意というものは、大人には思いもよらないものであって、非常に意外なものに興味を惹かれたり、夢中になったりします。

で、大人から見たら「ん?なんでそんなこと?」と思っても、本人にとっては「今、これこそが最優先事項」ということで、その遊びに集中しまくったりしてる訳ですよね。

お絵かきおもちゃなんて自宅にもある訳で、親にとってみれば「アンパンマンがすぐそばに来ている!これは、お絵かきよりもアンパンマンに行くべきだ!」とか思ってしまう訳です。


ただ、この時、親としての私は「子供が今遊んでいる遊び」を「たまたま近くにきたアンパンマン」より低く考えている。単に機会の多寡だけで、「遊びの価値」というものを冷静に計算しているんです。これはあんまりよくないことだなあ、と思ったわけなんです。


遊びにおいて、優先度を決定するのは遊びの主体である子供であるべきです。


子供にとって何が一番楽しいのか、それは親が決められることではない。だからこそ、「こっちにもっと楽しいものがあるよ!」というのは、ある意味では親の独りよがりなんです。折角集中している子供の集中を乱すことでもあるかもしれない。


もちろん、これはケースバイケースの話であって、そんなに気にするようなタイミングじゃないよ、ということだってあります。そこまで夢中になっている訳ではなくて、単に他のもっと面白い対象に気付いていないだけ、ということも当然あります。そういう時、子供に一瞬「あっちにもなんかあるよ?」と教えてあげることは、むしろ良いことだと思います。


ただ、それは単なる「選択肢の提示」であって、飽くまで選択権は子供にあるんだ、ということは意識しておくべきだよなあ、と。少なくとも、「あっちあっち!」と無理やり子供を誘導するのはちょっと違うよなあ、と。


私に関する限り、そんな風に思いました。
posted by しんざき at 18:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て・子どもたち観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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